ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2007/07/14〜15) F

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(Update:2007/07/19)

 

【7月15日(日)、雨量規制通行止め】

観光センター前駐車場

乗鞍高原は昨日の夕方から雨脚が強くなり台風の影響が現れてきました。しかし、その雨も夜明け直後くらいまで、早朝の乗鞍高原は小雨模様から始まりました。三連休二日目だというのにノリクラのベースポイントと位置づけられる観光センターは人影も無く、駐車場はご覧の通りの状態です。

 

シャトルバスは運休 バス停に人影はありません

乗鞍上高地地域には昨日17時10分から大雨洪水雷注意報が発令され、昨日夕方から降り続く雨のため県道乗鞍岳線は休暇村から県境(畳平)の区間が通行止めとなり、シャトルバスはご来光便を含めて運休となっています。シャトルバス乗り場には人影はありません。

 

観光センターに集まってきます

シャトルバスに乗り換えようと思ってお越しになった方々も周辺の散策ルートの確認やおみやげなどを求めて、観光センターに立ち寄る姿が見られます。車でお越しになった方はすぐに移動できるものの、夜行バスで観光センターにお越しになった方や、観光バスで畳平に行く予定の団体客は完全に足止め状態。乗鞍高原は合羽を着てしっかりと雨対策を取れば別ですが、一般の観光客の方の場合、行動がかなり限られ、周辺の散策に出かけるか、駐車場の向かいにある乗鞍自然保護センターに立ち寄るくらいしかありません。

今日も団体客の中には、出発までの2時間以上の時間をどうやってすごそうかと思案する姿が見られました。

 

乗客の方への運休の説明

観光センターに訪れる方は大半がシャトルバスの乗車を目的としてやってきた人ですから、今後の運行状況が一番の気がかりです。少しでも開通の見込みがあれば、ここで待機していても良いし、そうでなければ別のエリアへ移動するように計画を練り直す必要があるわけです。

 

どうやって平湯まで行ったらいいんですか? 新島々行きの路線バスに乗って上高地行きに乗り換えて...

先ほども申し上げましたが、特に夜行バスや路線バスでここまでやってきた人にとって、シャトルバスが運休ということは非常に大きな問題で、三連休の中日ということもあって、今晩の宿泊先が平湯温泉という方もいらっしゃいました。
通常なら平湯には観光センターからシャトルバスに乗って畳平まで登り、さらに乗鞍スカイラインのシャトルバスで下れば良いだけですが、今日はどちらのシャトルバスも運休なので、旅程が大幅に変わってしまいます。

 

10時27分発 新島々行きに乗る

経路としては前川渡から国道158号線まで出て安房トンネルを経て平湯に向うわけですが、路線バスの場合やや複雑で、@ 観光センター前から新島々バスターミナル行きに乗り、国道158号線の前川渡交差点にある前川渡バス停を通過すると、バスは逆方向の松本方面に向かいます。A 次のバス停の親子滝バス停で下車します。B 親子滝バス停で折り返して上高地行きの路線バスに乗り換えて、C 上高地から平湯温泉行きに乗車します。

乗鞍高原から平湯までは、マイカーで直接移動しても1時間ほどかかりますので、路線バスで上高地まで行ってから平湯に向かうのは相当な時間がかかるかと思います。このバスは10時27分発新島々行きですが、最終的に平湯に到着するのはおそらく13時近くになるのではないかと思います。

ノリクラを含む周辺の各地は車がないとかなり不便な地域であることは間違いありません。

 

タクシーの運転手さん − ノリクラ来てよかったとお客さんに思ってもらえるのが大事

大変なのはタクシーの運転手さんも同様。県道乗鞍岳線が通行止めだと、お客さんを連れて行こうとしても行くところがありません。「こんな日でもタクシーが一台もないというのはいけないからね」と、待機していらっしゃいます。

今日は少しお話をする時間がありましたが、「畳平への道中、単に移動する手段ではなく、お客さんが何を見たいか どんな要望を持っているのか良く聞いて、もちろん途中で車を止めて景色をみてもらい、ノリクラに来てよかったと思ってもらうのが大事」と...まさにその通りですね。

 

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