ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2007/07/28〜29) B

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(Update:2007/08/02)

 

【雪渓下部 U − 7月28日(土)モーグルコース】

モーグルコース付近 視界50メートルほどの濃霧の中

濃霧と雨に見舞われた28日(土)と晴天の29日(日)では状況が異なりすぎるため、今回は分けてお伝えいたします。こちらは28日(土)の様子。9時過ぎから濃霧の中です。視界は50メートルほど。コブを目視できるギリギリのラインといったところです。

 

濃霧の中でもコース整備 初めての方、ぜひ声かけて!

コブラインの途中でいつものように修復作業を行っていますが、霧の中から滑り降りてくるモーグラーに注意を払いながらの作業です。先週は雪渓の固い雪に破損してしまい今日は真新しいスコップです。

うれしいことに最近モーグルコースにお越しになる方が増えてきています。初めてモーグルコースにお越しになった方は、ぜひ、コブ管理人に声をかけてください。デラがけなどコース整備上のお願いやコース滑走上の留意点などがあります。コブを滑りたくてお越しになった方ならどなたでも大歓迎ですので、ぜひともよろしくお願いいたします。

 

凍った部分は鍬を使って...

バーンコンディションは日差しがあるのとないのとでは雲泥の差があります。日差しがあればすぐに深いコブになってしまうものの、今日のような日はスコップすら入らないほどの状態になります。硬くなっている部分は雪渓が再氷結していてほとんど氷の塊になっています。これが押し上げられると、雪渓上部に見られるようなたけのこ状の氷柱となります。したがって、スコップでは歯が立たないため、鍬で凍った部分をたたき崩します。

 

いつもより若干低めのエア台 着地点が見えず怖くて飛べないほどの濃霧

コブラインの隣ではいつもより若干低めのエア台が作られましたが、この濃霧のため着地点が見えず、怖くて飛べないとのこと...

 

時折雨も降ります。しかし雨よりも濃霧で滑るのが億劫になってしまう一日でした。

 

 

【雪渓下部 V − 7月29日(日)モーグルコース】

翌日の29日(日)はモーグルバーンに日の光が降り注ぎます。

 

日差しで緩んだバーンは思いっきり滑走できます

雪渓の雪質は少しでも日差しがあたるとすぐに緩み始め、思いっきり滑走できるバーンになります。

 

たくさんのモーグラーでお昼休みに入ってもモーグルコースは人が途切れることはありません。

先週のラインはスタート地点が雪解けし始めたため南側に移動し、さらにスタート地点を数十メートル上げました。

 

ラインの長さは26コブ、よく掘れたコブになっています

ラインの長さは26コブ。やわらかい雪質にお昼過ぎには結構落差のある若干深いコブになっています。

 

モーグルコースにはモーグラーの方々だけでなく、テレマークやボードの方や基礎系のスキーの方までいろんなジャンルの方がお越しになっています。

 

バンクに板を張りつかせながらきれいな弧を描いて

スキー板に磁石でもあるかのようにフォールライン手前からバンクに板を吸い付かせ、きれいな弧を描いて滑り降りて行きます。モーグラーの方も思わず振り返って見てしまうほどです。

いろんなジャンルの方が滑走することでコブの形はきれいな丸い状態に保つことができますので、モーグラーでない方もぜひお越しください。

 

コース脇にはすでに岩が出始めます

今週せっかく移動させたコブラインもご覧のようにすぐ横に岩の頭が出始めています。次の週末の状況によっては、雪渓上部へ移動することになると思います。

 

太陽が照りつける夏空に雪飛沫を上げて疾走する姿が見られるのももうじきのこと。誰もが待ち焦がれる季節が訪れたときは、いつも以上にノリクラの夏を深く印象付けられることになると思います。

 

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