ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2007/08/04〜05) D

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(Update:2007/08/09)

 

【雪渓下部 T】

大雪渓入口

エリア全般岩の頭が目立ちます。

それではここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えします。先週まではエリアの中には岩の頭が見え隠れするようなことはありませんでしたが、右の画像のように南寄りを中心に雪解けが目立つようになって来ました。

 

雪渓下端(南側) − 車道まで65メートル 幅9メートル − 昨年とほぼ同じ状況

左の画像の部分は雪渓下端部分で雪解け部分は車道から65メートルに達しています。また、いつもお伝えしているようにこの部分は大雪渓入口付近から一段上に上がっていて、雪解けとともにその幅が広がってゆきます。右の画像はその一段上がった平坦部分。先週の7メートルから9メートルに広がり、先週は昨年より1週間弱早い雪解けの状況が今週は昨年とほぼ同じ状況になり、先週から今週にかけて岩の頭がかなり出てきていますが、雪解けのペースとしては徐々に遅くなってきているようです。

 

雪渓下端(中央〜北側) − 車道から40メートル(左画像)、入口から33メートル(右画像)、昨年とほぼ同じ状況

先ほどの位置から少し北方向に移動して、雪渓下部の中央〜北側付近の下端を撮影したもの。左の画像の下端部分は先週の段階では車道から23メートルの距離でしたが、今週は40メートルに広がり、右側の横方向を写した画像は入口から40メートルの距離となっています。前述と同様、先週は昨年より1週間早い雪解けでしたが、今週は昨年とほぼ同じ状況にペースダウンしています。

 

登山道入口

雪渓部分の雪解けがかなり進む − 昨年より1週間弱早い状況

左画像は登山道入口付近。この周辺は完全に雪解けが終了していますが、画像の左上の雪渓部分では先週までは完全に真っ白な状況でしたが、右の画像のようにかなり雪解けが進んでいます。急速に雪解けが進んでいるように見えますが、先週の段階では昨年より1週間遅い雪解けでしたが、今週は1週間弱で、やはりこちらでも雪解けのペースが落ちてきています。

 

雪渓部分は30メートル

こちらの2枚は前述の画像の少し上部。モーグルコーススタート付近の岩を左に進むルートに入ったところです。登山道の雪は完全になくなったわけではなく、ご覧のように30メートルほど雪の上を歩くことになります。この先でもまだ一部積雪がありますので、特に下りは注意が必要です。

雪渓の縦方向の距離は75メートル

それでは雪渓の中の状況をお伝えします。徐々に雪渓の滑走距離が短くなってきています。上部に岩が見えます。少し右寄りの一番高いところが、モーグルコーススタート付近の岩。この岩の付近の状況は次のページの「雪渓下部 U」でお伝えしますが、雪渓の下端から岩までの距離は75メートルです。滑走には若干距離が短く、今回はエア台の練習をされている方がほとんどでした。

 

雪渓下部の上端部分を中心にご覧のように岩がかなり目立つようになって来ました。

 

高さ2〜2.5メートル

こちらは先週から頭を出し始めた岩。先週から1メートルほど高くなっています。

 

先週のモーグルコース、上部は滑走不可

こちらは先週まで使用していたモーグルコースです。ご覧のようにコース上に大きな岩が出てきています。

 

昨年の状況
2006ノリクラ雪渓カレンダーVol.14(2006/08/12)C

今年の画像、昨年より1週間早いことがわかります

上の画像の左寄りにある大きな岩の付近の画像を昨年のものと今年のものと並べて掲載いたします。昨年より1週間早いことがわかります。

 

先週のモーグルコース。下半分はまだ滑走可能

モーグルコースの上半分はご覧のように滑走できませんが、下半分はまだ何とか滑走できます。長さは10ターン程度。

 

雪渓下部はエア台練習には十分です

雪渓下部は全長75メートルですのでうまくルートを取れば滑走ももちろんできますがエア台向きといえます。これだけ長さがあれば、着地した後の滑走距離がかなり長く取れるので安心です。

 

クロスヘリ、特訓中!

今日はかなりやわらかめのコンディションで、雪質に戸惑うことなく集中して練習することができます。

 

三歩進んで、三歩下がる...

「いや〜なかなか上達しませんよ。」とおっしゃるこちらのモーグラー。ご自身のことを「三歩進んで、三歩下がる」と評価されています。なかなか上達しないところにスキーの奥深さがあるものです。エアー練習をされている方からは「ウォータージャンプではできるのに、雪上だとなかなか...」という話をよく耳にします。ですからこれからもノリクラの雪上で練習に励んでください。

 

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