ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2007/08/04〜05) I

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10

(Update:2007/08/09)

 

【畳平のお花畑】

こちらは畳平のお花畑。

 

入口付近

ハクサンイチゲは終わりに近づく

入口付近は先週までハクサンイチゲが咲き誇っていましたが、そろそろ終わりに近づいています。

 

ミヤマクロユリがいっぱい ハクサンイチゲ(左)、モミジカラマツ(右)

少しずつ季節が移ってきています。ミヤマクロユリは満開を迎えて、右の画像のようにモミジカラマツが咲き始めています。だんだん夏も後半に入ってきたようです。

 

シナノヒメクワガタ ミツバオウレン

お花畑はハクサンイチゲが終了して花の絶対数が減っていますが、よく見るといろんな花が咲き始めていることがわかります。左はシナノヒメクワガタ。本当に小さな花で、おそらく通り過ぎている人が大半かと思います。そして、右の花はミツバオウレン。こちらは目立ちやすい散策路付近に咲いていますので、目にされている方もいらっしゃるかと思います。

 

コバイケイソウ(花)

高山植物のコーナーでも紹介したコバイケイソウがお花畑でも咲き始めています。

周遊コース入口

少し進んで周遊コース入口付近です。ハクサンイチゲがほとんど終わり、ミヤマキンポウゲが主役となっています。

 

ハクサンボウフウ(花)

また、中央付近まで進むと、ハクサンイチゲからバトンタッチするかのようにハクサンボウフウが白いコロニーを作っています。

 

ヨツバシオガマ(花)

そして、今週のお花畑の主役は先ほどのミヤマキンポウゲとこちらのヨツバシオガマといってもよいかと思います。

周遊コースの奥(折り返し地点)

周遊コースの一番奥の折り返し地点付近まで進むと...

 

ミヤマクロユリ(花)

先週、満開となったミヤマクロユリが今週も咲いています。

 

3輪とも両性花

ミヤマクロユリは、通常1〜2輪しか花をつけません。先週、雄花を3輪つけたミヤマクロユリを紹介しましたが、こちらは3輪とも両性花です。

お盆くらいまではいろいろな高山植物を楽しめるかと思います。ぜひ、ご自身の目で可憐な高山植物をご覧になってください。

 

 

【昨年の今ごろは?】

date:2006/08/05〜06

この週から夏らしいノリクラがやってきました。5日(土)はほぼ終日晴天で、翌日の6日(日)は、うだるような暑い朝を迎え、梅雨明け前までは20℃を上回ることがなかった大雪渓で、正午の段階で24℃にまで上昇します。これまで少なめに推移してきた人出は梅雨明けと同時に一気に増え、乗鞍高原を出発するシャトルバスや、畳平では大変な賑わいをみせました。

 

 

<編集後記>

二日ともよい天候を期待しましたが、4日(土)は濃霧で5日(日)だけまずまずの天候でした。梅雨が明ける日差しがきつくなり、大雪渓といえども気温がかなり上昇しますが、晴れた5日(土)も今までとほとんど変わらない状況。本格的な夏とはいえない状況です。

次週からお盆休みに入る方もたくさんいらっしゃるかと思います。ノリクラが一番にぎわう一週間でもあります。お盆が終わると全日本マウンテンサイクリングがあって、一番忙しい時期でもあります。

お盆を過ぎるとノリクラは秋のような気候になってきます。大雪渓デビューをお考えの方は、今が一番よい時期かと思いますので、下調べ・準備を十分整えてお越しください。

 

<<Back>> Next-Page (2007 Vol.14)  |  IndexTop-page

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会