ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.18(2007/09/08〜09) C

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(Update:2007/09/13)

 

【雪渓下部 U】

石碑の岩 石碑の岩の下部のバーン

こちらはモーグルコーススタート地点の岩の南側にある石碑の岩。周囲は5週間前の段階で完全に雪解けが終わっています。先週もお伝えしましたが、右の画像の石碑の岩の下部のハイマツ帯の縁にはウラジロナナカマドが点在し、紅葉の時期になるとハイマツ帯を縁取るように赤く染まります。ただ、ご覧のように紅葉の時期はもう少し先です。年によっては9月中旬頃から変化を見せ始めますので、これからの時期はハイマツ帯の縁は見逃すことのできないシーズンとなります。

 

チングルマ − ほとんど綿毛がなくなっています

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週あたりから花茎の綿毛がなくなり始めましたが、今週はご覧のように綿毛はほとんどありません。チングルマの季節もこれで終わりになってきますが、まだまだ最後の見せ場が残っています。そんな状況を最後まで見届けたいと思います。

 

 

【雪渓中段】

雪渓中段

モーグルコースのスタート付近の岩と、石碑の岩の間を上っていくところで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。先週の段階でこの位置からでは完全に見えなくなってしまいました。

 

先週の雪渓中段 − 若干残っていました
ノリクラ雪渓カレンダーVol.17(2007/09/01〜02)B

今週は完全になくなりました

先週は何とか残っていたものの、ご覧のように完全になくなりました。

 

先週の雪渓中段 − 長さ14m×幅4m
ノリクラ雪渓カレンダーVol.17(2007/09/01〜02)B

平年の推移から若干残っていると推測したものの完全雪解け

先週は長さ14メートル×幅4メートルほど残っていました。昨年までの推移を見ると、今週はかろうじて残っている推測ででしたが完全にありません。台風による降雨の影響があったのかもしれません。

 

雪渓中段の雪解けは昨年より早かったものの平年よりも遅かった

雪渓中段の積雪が完全になくなった時期を見ると、昨年は今年より1〜2週間遅い状況ですが、2005年は今年より2週間早く(2005ノリクラ雪渓カレンダーVol.16(2005/08/27)A )、2004年にいたっては3週間も早い状況(2004ノリクラ雪渓カレンダーVol.15(2004/08/21)A )ですから、今年もどちらかというと平年よりも雪解けは遅かったといえます。

 

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