ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2007/09/29〜30) B

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(Update:2007/10/04)

 

【雪渓下部】

大雪渓入口 3週間前の段階で雪解けは完了

それではここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えします。雪渓下部は3週間前の段階で完全に雪解けが完了しています。

 

魔利支天岳の山肌は黄色っぽく変化

魔利支天岳のコバイケイソウの紅葉は先週あたりからピークを過ぎていますが、他の高山植物の紅葉などで山肌は若干黄色っぽくなっています。

 

大雪渓入口のウラジロナナカマド 冬芽が目立つようになって来ました

大雪渓入口付近のウラジロナナカマドの実は、先週からしっかりとした赤色になって、今週は大きな変化はなさそうに見えます。ただ、近づいてよく見てみると、枝の先端には、次の春に芽吹きを見せる冬芽(ふゆめ、とうが)が大きく成長しています。紅葉は進まなくともちゃんと冬に向けた準備が整えられています。

 

石碑の岩 石碑の岩の下部のバーン

こちらはモーグルコーススタート地点の岩の南側にある石碑の岩。岩の周辺がスゲ類が黄金色に変化しているのがわかります。右の画像は石碑の岩の下部。いつもならハイマツ帯の縁がウラジロナナカマドの紅葉に縁取られますが、変化はほとんどありません。

 

チングルマ − 全体的に紅葉が進んできました

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週までは部分的に進む程度の紅葉も全体的に緑が薄くなり、紅葉が進みつつあることがわかります。ただ、同じ台雪渓エリアでももっとしっかりと紅葉が進んだチングルマもあります。真紅になったチングルマは高山植物のコーナーでご紹介します。

 

 

【雨の中でも剣ヶ峰登山】

登山ツアー 案内は地元の登山ガイドさん

9月29日(日)はカメラと三脚を担くカメラマンの姿を多く見かけたものの、翌日の9月30日(日)は朝から雨。いつもなら大雪渓入口にある肩の小屋口バス停に停車するシャトルバスも下車する人がいないため、ほとんどの便が素通りしていってしまうほど閑散としています。

そんな中、剣ヶ峰を目指す登山ツアーの方々がやって来ます。剣ヶ峰までの道程を案内するのはこちらの地元の登山ガイドの方。

 

登山道では傘は閉じてください!

雨が降れば傘を差したくなるのが日常の生活の中ではごく当たり前のことですが、登山中は途中でバランスを崩したりすることもあり、傘を差すことは危険です。登山ガイドさんも「傘はここだけにして、登山道に行くときはやめてくださいね〜」と声をかけていらっしゃいました。

 

みんなそろって準備運動

しっかりと準備運動を行って...

 

それではこちらに集まってください

登山ガイドさんから今日の行程と雨に対する注意点などの説明を受けて

 

剣ヶ峰に向けて出発!

肩の小屋を経由して剣ヶ峰まで向かいます。紅葉の進んでいない山肌にカラフルな合羽の一行はなかなかきれいな色合いです。

 

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