ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2007/09/29〜30) E

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7  8  9

(Update:2007/10/04)

 

【雪渓上部 U − スキーは雲海を見ながら】

雪渓上部左側 − 南寄りのバーン

雪渓上部左側は横幅が140メートルほどありますが、実際に滑走できるのは先にご紹介した北寄りのモーグルコースと、こちらの南寄りの部分で、中央付近は斜度変化が激しいため滑走できません。

こちらは南寄りのエリアの中で一番距離がとれるところ。上端から下端までの距離は先週の70メートルからやや短くなって65メートルです。

 

北寄りのモーグルコースは二日とも訪れるモーグラーはいませんでしたが、こちらのバーンでは鍬でフラットバーンに仕上げていつものように楽しんでいらっしゃいます。

 

眼下には雲海と庭園

今日は滑ることよりもここからの眺めを楽しむことがもっと楽しい一日です。ご覧のように眼下には雲海が広がり、重厚な雲海に峰々が何とか頭だけ見え隠れする様子と手前に広がる庭園のような位ヶ原のハイマツの美しさは足しげくノリクラに通っていても何回も出会えるものではありません。

 

今日の大雪渓は出席者2名 きれいな雲海を眺めます

今日はそんな眺めをこの二人が独り占めしています。おそらくこんな日は雪面の状態しか木にもしないスキーヤーでも、きれいな雲海に気がとられることは間違いありません。

 

雲海に飛び込むように滑り降りる

そして、そんな雲海に飛び込むように雪面を滑り込みます。

 

秋スキーならではの楽しさ

紅葉が進んでいないのがちょっと残念ですが、まさに秋スキーならではの楽しさです。

 

雲海に浮かぶ山々の名前なんてどうでもいいんです。その光景に巡り会えたことが重要です。今日のように山麓で雨が降り、現地に向かうのをあきらめた人も多い中、この場所にやって来て手に入れた風景です。

 

そして、日没近くになると青空が見え始めます。

斜光に照らされ小麦色から黄金色へ

室堂ヶ原に落ちようとする太陽から差し込む光線が小麦色に染まったミヤマクロスゲの草紅葉を黄金色に輝かせます。今日はきれいな雲海を披露してもらい、なおかつ最後にきれいな色彩をきらめかせてもらいました。たまにはこんな日に巡り会えるから、何度も足しげく通ってしまうんでしょうね。

 

<<Back | Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会