ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2007/10/13〜14) @
【大雪渓】
10月も半ばに入り、ノリクラにもようやく秋の気候が入り込んできた感じがします。秋が深まるにつれて、朝夕の気温の下がり方が目立つようになって、乗鞍高原でも一桁台になってきます。そしてさらに季節が進むと大雪渓でも日中の気温が一桁台になってきます。これまで朝の冷え込みがあまり感じられませんでしたが、13日(土)の乗鞍高原の朝6時の気温は7℃、14日(日)は4℃と、このシーズンらしい寒さになって来ました。そして両日とも終日にわたって冷たい一日となり、大雪渓でも終日一桁台が続き、13日(土)の正午は8℃、14日(日)は14時時点の気温で6℃となり、朝夕ばかりでなく日中にいたっても冷え込みを見せ、この一週間で急激に気候が変化している様子がわかります。気温の上昇がなかったため、大雪渓エリアにできた霜柱が終日消えることなく、夕方までほぼそのままの状態で残っていた程です。
かなりの人出を見せた三連休が終わったこともあって、今週はそれほどの人出はないと思いましたが、13日(土)・14日(日)の両日のシャトルバスは最高で5台運行される便があり、まずまずの人出だったのではないかと思います。例年より紅葉が遅れ、いつもならもうピークを過ぎていてもおかしくありませんが、今週は位ヶ原から三本滝ゲート付近に至る、広いエリアで見頃を迎えていることが要因の一つかもしれません。紅葉の詳細については最後の【紅葉情報】のコーナーでお伝えいたしますのでご覧ください。
大雪渓はこの気温にもかかわらずまだ雪解けが進んでいます。雪渓上部左側バーンの北寄り部分のモーグルコースはさすがに滑走できなくなり、南寄りの部分だけとなっています。
それでは10月13日(土)〜14日(日)の状況をお伝えいたします。
【10月13日(土)、観光センター】
観光センター前駐車場 |
朝6時30分の観光センター駐車場。50台ほどの車が停まっています。
朝日が当たる山頂付近を雲間に確認できます |
上空はどんよりとした雲に包まれるものの、山頂付近の稜線に朝日が当たっている様子をうかがうことができます。
乗鞍高原も紅葉が始まりだしました |
乗鞍高原にも少しずつ紅葉の気配を感じさせるようになって来ました。木々によって紅葉の進捗度合いが異なりますが、一部のカエデ類とウルシはほとんど真紅に近いほどの紅葉を見せていて、シラカバやミズナラといった黄色の紅葉はまだまだこれからです。
こちらはシャトルバスの券売所。先週のようにチケットを買い求める行列はありません。
途中下車について係員に問い合わせます | 畳平、やっと例年並の気温 |
往復チケットを購入すれば三本滝〜畳平間は途中下車ができます。特にこの時期は途中下車して撮影ポイントに向かいたいところ。片道券では途中下車できませんのでご注意ください。そしてホワイトボードには今朝の畳平の気温が掲示されます。9月下旬は10℃近くありましたので急激に冷え込んできた感じがしますが、例年の状況に近づいたといったほうが正解かもしれません。
シャトルバス停留所 |
時刻は6時45分。始発便の出発する15分前です。どんよりとした天候にもかかわらず、ご覧のようにすでに長い列ができています。あまりにも低い雲が垂れ込んでいるときは、逆に雲海の上に出るということもあり、乗鞍高原で天候が悪いからといって、出発するのを躊躇してはいけないかもしれません。
今日も長い列 |
今日もやはり三脚を携えながら列に並ぶカメラマンの姿を数多く見かけることができます。そして10分前には列の最後尾が券売所に到達します。
7時便が到着して、一人一人バスに乗り込んで行きます。
いつもはスキー板満載のトランクもこのシーズンは三脚とカメラバックでいっぱい |
いつもなら、スキー板が満載になるトランクも今日は三脚とカメラバックでいっぱいです。3台のシャトルバスにすべての方が乗車され出発の準備は完了です。
それではシャトルバスは出発です。
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