ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2007/10/20〜21) C
【位ヶ原山荘】
位ヶ原山荘 | ほっと一息 |
大雪渓から下山し、時刻はすでに17時近くになっています。山頂付近から降りてきた雲に覆われ始め、位ヶ原山荘付近でも雪が混じるようになってきます。ストーブの前に立つだけでほっと心が休まるものです。
ノリクラには肩の小屋などいくつかの山小屋がありますが、10月中旬以降も営業しているのは位ヶ原山荘だけ。例えば、9月の上旬と下旬では大きな違いはありませんが、10月の上旬と中旬、そして下旬は、まるで季節が異なるほど天候・気候に大きな違いがあり、10月中旬〜下旬に営業を行うことは、沢の枯渇や給水管の凍結など、なかなかの苦労が伴います。
厨房では今日の夕食の準備。
今晩が最後の仕事 |
てきぱきと動く仕事ぶりを見て、いつもながら感心します。こちらの二人は今晩が最後の夜。明日は下山し、それぞれの地元へ帰省します。これからどうするの?とお聞きしたところ、「もっと見聞を広げるためにもう少しいろいろ勉強したい」とのこと。ここでの経験が少しでもこれからの肥やしになって行くことでしょう。
淡々としていても明日で最後だなんて感じさせない、常に前向きな感じがいいですね。
豆炭こたつ |
位ヶ原山荘にはいつもの食堂とは別に、ストーブと豆炭こたつのある座敷があります。今冬から年末年始など冬の営業も予定していますが、コンクリート敷きの食堂よりもこちらのほうが断然暖かいでしょう。
ランプに火が灯されます | 山小屋ならでは雰囲気 |
徐々に薄暗くなってきて、ランプに火が灯されます。山小屋ならでの演出にしばし見惚れる瞬間です。
そして、夕食が始まります。
本当に山小屋なのか?と思ってしまう演出ともてなしに顔がほころびます。そんな雰囲気が誘い水となり、高い標高ではお酒がまわりやすいことも忘れて美酒に漬かりこんでしまうのです。
■ご注意■
今回の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。大雪渓は新雪が降っても急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |