ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.25(2007/10/27〜28) C

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(Update:2007/11/01)

 

【位ヶ原山荘へ】

三本滝レストハウス バスの運転手さんの話では肩の小屋口は霙

さて、乗鞍高原をあとにして、三本滝からシャトルバスで大雪渓に向かいます。始発の7時便と8時便までは位ヶ原山荘での折り返し運行でしたが、その後、大雪渓入口のある肩の小屋口まで延長されました。
時刻は12時45分頃、肩の小屋口から折り返してきたシャトルバスがやってきます。すれ違う際に運転手さんから、肩の小屋口付近は正午の時点で雨から霙に変わり、気温は2℃まで低下しているとのこと。そのため、上り12時便からは肩の小屋口までの運行を取りやめ、位ヶ原山荘折り返し運行に切り替えたとのことです。

 

午後便からは位ヶ原山荘止まりに変更

そして、上り13時便が三本滝バス停に到着します。乗車するものの乗客はゼロ。

 

三本滝ゲートより先は紅葉は終わっています

三本滝ゲートより上部はすでに紅葉は終わり、グロテスクに曲がりくねるダケカンバの白い幹や枝が目立つようになってきます。

 

激しい勢い − 幻の滝

昨日から降り続く雨で、冷泉小屋に続く石畳付近では、枯れているときは見えなくなる幻の滝にかなりの勢いをうかがうことができ、この先でもいつもは小さなせせらぎが轟音を立てて流れています。

 

そして終点の位ヶ原山荘に到着します。

 

シャトルバスは40分近くここで待機 身をカタカタと震わせてストーブにかじりつきます

位ヶ原山荘の上り便のダイヤは毎時39分、そして、下り便は毎時21分で、シャトルバスはここで40分近く待機することになります。このときの気温は3℃。寒さに体が慣れていない運転手さんは身をカタカタと震わせてストーブの前にかじりつきます。

乗鞍スカイライン通行止めのため、畳平への通行ができないときは、大雪渓駐車場のある肩の小屋口バス停での折返し運転が実施されることはこれまでにも度々ありましたが、位ヶ原山荘での折り返し運行は、4年前のシャトルバスの運行が開始されて以来、初めてのことだと思います。

 

ストーブで少しは体がほぐれ、いつもの笑顔を取り戻してハンドルを握ります。

 

今日はほとんど乗客のいない便ばかりでこのまま冬季閉鎖に入ってしまうのではと思うほどの寂しい一日となってしまいました。


■ご注意■

今回の記事の中には初めてノリクラにお越しになる方を対象としてないものが含まれています。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。大雪渓は新雪が降っても急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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