ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.1(2008/03/22〜23) D

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(Update:2008/03/27)

 

【夕食が始まります】

夕食が始まります。

和気藹々と...

今日も登山の方やボードの方など、さまざまな方が集まっています。

色々な体験を共有しあい心地よい雰囲気に

ここに来て初めてお話をされる方ももちろんいるわけですが、山小屋にお越しになる方の多くは色々な経験をされていて、また、他人の経験を共有しあえる懐の深さが心地よい雰囲気作りを演出しています。

 

スタッフにとっても夕食の準備は一大イベント。朝から準備に追われましたが、お客様の楽しそうな姿にそんな苦労は吹き飛んでしまうものです。

夕食後は山荘のあちこちで車座の団欒が始まります。こちらの方々もストーブを囲んで尽きない話に盛り上がります。

 

メールなどを通じて、山という共通の楽しみの輪が広がり、久しぶりに再会された方々。インターネットを通じていろんな人の登山の体験を見聞きして、「もしかしたら私でもこの山ならいけるかも?」と山の楽しみを少しずつ広げていっているとのこと。顔の見えない社会は閉鎖的な部分もあるかもしれませんが、そんなことを承知しながら趣味を広げるツールとして、また仲間を広げるツールとして活用し、今回のような集まりで打ち解けあうのもなかなか楽しいものですね。

 

満月の夜には尽きない話が延々と続きます

空には満月が昇り始め明るい空が広がります。消灯の時刻がやってくるまで尽きない話が延々と続いて行きます。

翌朝、ぼんやりとした朝日に包まれます

翌日、東の空は薄いベールに包まれ、ぼんやりとにじんだ朝日が昇って今日が始まります。

出発の準備 お互いのビーコンのチェック

こちらの山スキーのグループの方々も出発の準備です。それぞれの身の回り品をチェックし、お互いのビーコンが動作するか確認します。

 

今日の目標は肩の小屋 − 二本のトレースを残しながら

今日は肩の小屋を目標に出発しますとおっしゃって、一列になって二本のトレースを残しながら屋根板を登って行きます。ノリクラはこれから春スキー本番の時期を迎えます。

 

<編集後記>

昨年10月末に終了した2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー以降は、速報のみをお伝えしてきましたが、今年もノリクラ雪渓カレンダープレリリース版を開始することができました。速報のみの場合と比べて、より細かく取材する必要がありますが、プレリリース版という範疇から、悪天候などで取材がままならない時などは、掲載記事の縮小や中止ということもありますので、ご理解くださいますようお願いいたします。

昨年は3月になって冷え込む日が続きましたが、今年は3月になって本当に春らしい気候が多く、2月の極寒の状態から抜け出すことができて本当にうれしいと感じています。ゲレンデにお越しになるスキーヤーの方などはなるべく寒い日が続いて少しでもゲレンデ状態を保持したいと思うと考えますが、上部エリアの本当に寒い中に一日中 その身を置いていると、寒いということが本当につらいことだと思い知らされます。

雪国の人の春を待つ気持ちはこんなような感覚なのでしょうか?

 

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