ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.2(2008/03/29〜30) D

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(Update:2008/04/03)

 

【翌朝の位ヶ原山荘】

雲海が朝日に照らされます

翌朝、6時過ぎには東の空に太陽が昇り始めます。周囲にかかる薄い雲を少しばかり赤く染めながら日の出を迎えます。山麓には雲海が広がり、日が高くなるにつれて雲海の陰影がはっきりと波打つ様子が伺えます。

 

青空と白く輝くノリクラの峰々

徐々に空の青さが増してきて、西の空にそびえるノリクラの峰々が輝き始めます。

時刻は7時前。山頂登山に向かう方々は出発です。

 

天気の良いうちに早めに出発

今日の天候は下り坂傾向。早めに出発して天候の良いうちに上部まで出向きます。

出発準備の乾燥室

こちらは位ヶ原山荘の乾燥室。宿泊されたスキーヤーの方々が準備を始めます。

 

シールを貼ったり、ブーツを履いたり...

 

ごった返しています

右往左往するスキーヤーの方々で乾燥室はどたばたとごった返しています。

 

いよいよ出発

時刻は8時を少し回った所。日差しが強くなり始めて雪も少し緩んで来ます。スキーヤーの方々もようやく準備を整えて出発です。

 

昨日とほぼ同じ雪質 − 大雪渓に向けて歩き始めます

この時期は一晩で雪質が大きく変化することは珍しくありませんが、今日は昨日とほぼ同じ雪質。今日は一旦大雪渓エリアまで向かった後、鳥居尾根経由でスキー場に戻るとのこと。今日も楽しいスキーとなりそうです。

この春先に二日とも良い雪質が楽しめることはあまり多くありません。贅沢な二日間かもしれません。

 

<編集後記>

3月最後の取材でしたが、2月と比べてこの3月は本当に春が来たと実感できる気候の日が多かったと思います。その分、雪質は完全に春の雪質となり、日中の日差しの強いときはかなり緩んでも、夕方近くになって少し日が翳りだすとあっという間に表面がパックされ始め、一日を通してみたとき、まだ冬の寒さが朝夕に残っていることを感じさせます。そのため、雪質に関しては真冬よりも日中の変化の度合いが大きく、滑りにくい時が多くなることは間違いありませんが、ただ、現地で活動する点においては気温や日照の長さからすごしやすく、雪崩と急激な天候の変化に気を付けながらも心に余裕をもって行動することができます。

山麓の乗鞍高原温泉スキー場が営業を終了し、4月6日(日)までは休暇村ゲレンデ1本のみが営業されます。それより先のかもしかゲレンデなどはリフト営業はありませんので、ツアーコースにお越しになる方は時間的な余裕を持って行動されるようお願いいたします。また、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝ゲート間の開通は4月24日(木)と昨シーズンの4月13日よりも遅くなっていますのでご注意ください。(近日中にお知らせでご案内します)

 

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