ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.7(2008/05/01〜04) A

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7

(Update:2008/05/08)

 

【5月2日(金)、観光センター】

観光センター前駐車場 − GWの狭間で車はほとんどありません

こちらは5月2日(金)の観光センター前。GWの前半と後半の狭間とあって駐車する車はほとんどありません。

 

朝はノリクラの峰々が確認できました

昨日のバス試運転の日もそうでしたが、この2日間ははっきりしない天候がついています。それでもまだ、朝早い時間ではノリクラの峰々を確認することができます。

 

先週残っていた残雪はもうありません

朝6時の乗鞍高原の気温は8℃。最低気温が氷点下に下がる日はもうありません。真冬の駐車場は除雪で四方を高い雪の壁ができ、先週までご覧の箇所にはその名残がありました。しかし、今週になって完全に雪解けが終わり、この周辺では雪の姿を見ることはまったくなくなりました。

 

シラカバ 新たな芽が膨らみ始める

雪が消えて確実に季節は変化を始めます。こちらはその雪が残っていた箇所のシラカバ。先週まではほとんど大きさを変えなかった芽がかなり膨らみ始め、遠くから見ても枝が幾分新緑の色合いを見せ始めています。

 

周辺のカラマツも新芽でぼんやりと淡い緑に

シラカバ以上に遠くから見て新緑芽吹き始める様子が著しくわかるのは周囲のカラマツ。それまでの赤茶けた枝が新芽でぼんやりと淡い緑に包まれるようになって来ました。新芽が鮮やかな新緑ととなるのはさほどの時間を要しませんが、一番の見所となる黄金色に山肌を染める紅葉の時期までまだまだ半年近くかかります。

 

【三本滝レストハウス】

三本滝レストハウス

観光センターから県道乗鞍岳線を約7Kmほど進んだところにある三本滝レストハウス。4月24日(木)から三本滝ゲートまで通行可能となり、10台程度の車が止まっています。

明日から運行開始となる位ヶ原山荘行きの春スキーバスはシャトルバスと同様、観光センターや休暇村など乗鞍高原の各停留所を経由して位ヶ原山荘に向かいますが、料金体系はシャトルバスのように一律ではありませんので、三本滝バス停と観光センターバス停では料金が異なります。

また、現段階では三本滝バス停までツアーコースからかもしかゲレンデに滑り降りることができますので、下りはツアーコースで帰ることを前提とした場合は三本滝レストハウス前駐車場まで車でやって来たほうがよいでしょう。

 

駐車場脇には残雪が残ります 高さ50センチ程度、先週の半分まで減少

駐車場周辺はご覧のようにまだ積雪が残っていて、駐車場自体もまだ完全に除雪されてない状態です。それでも右の画像の部分は積雪が50センチ程度と先週の半分ほどまで減少しています。

 

今日は平日ということと明日から春スキーバスが運行されることもあって、ツアーコースを登って行く方はまばら。こちらの方は昨年起こしになったときは時期が少し遅くて、ツアーコースを滑ることができなかったとのことで、明日からバスの運行開始を承知の上で、今日お越しになったとのこと。

 

今日、できれば剣ヶ峰まで 今日はこちらの2名でツアーコース登行は最後です

今日はできれば剣ヶ峰まで行き位ヶ原山荘へ宿泊を予定されているとのことでした。山小屋の宿泊は予約なしで飛び込みでもOKですが、できれば事前に連絡をされたほうが良いでしょう。

春スキーバス運行前日でツアーコース登行の最終日の今日、ツアーコースを目指してかもしかゲレンデを出発します。ちなみにツアーコースの登行は今日はこちらの2名で最後でした。

 

【かもしかゲレンデ】

こちらはかもしかゲレンデ。

 

まだまだ積雪があって滑走には問題はありません。

ゲレンデ脇から雪解けが徐々に進む

ただ、ご覧のようにゲレンデの脇から徐々に地面が出始めています。一旦地面が出始めると太陽の熱を吸収して雪解けは急速に早まります。それでも去年と比べて若干積雪量が多いようです。

 

GW期間中はかもしかゲレンデでそり遊びができます(有料)

例年、GWの期間中は有料でそり遊びができます。春山スキーを目的にお越しになる方にとってかもしかゲレンデはツアーコースへの入口でありますが、一般の観光客の方にとってみれば、雪以外に何もないつまらない場所と受け止められるかもしれません。そんな中でもそり遊びで雪の感触を少しでも味わっていただけたら幸いです。もちろん、自分の足でコースを登ってゆくこともなかなか体験できませんので、リフトがないからと考えずに、いつもと違った体験をこのそり遊びをとおして感じてみるのも良いでしょう。

また、この時期三本滝までの遊歩道は雪に閉ざされています。そのため、三本滝レストハウスでは長靴のレンタルも行っていますので、ぜひ、周辺の雪景色を見ながら自分なりの発見をして見てこそ、自然の中から学び取る大きなことへのきっかけへとつながって行くことと思います。

 

切り通しは先週よりも低くなっています 高いところで4メートルほど

ゲレンデ内を走る県道乗鞍岳線の切り通しは高いところでは4メートルほどで先週よりも低くなり、先週はほとんど見えなかった法面が左の画像のようでは確認できるようになってきています。また、切り通しの上のバーンも所々地面が見え始めています。

 

上下のゲレンデ間の行き来も比較的容易に

したがって、下部のゲレンデから車道に出るのも、車道からさらに上のゲレンデに上がるのも比較的容易になっています。

 

ゲレンデ周辺の雪解けでクマザサもかなり生い茂る

ゲレンデ周辺の雪解けも急速に進みつつあり、先週はクマザサの葉が一部分だけしか見えなかった状態が、すでに生い茂るほどまでになっています。

 

切り通しはゲレンデ内を2回貫きます。ツボ足やアイゼンなどで直登の場合はゲレンデの右側にあるリフト線寄りの箇所を登って行くのも良いかもしれませんが、シールではやや斜度がありますので、ゲレンデを斜め左に登り、できるだけヘアピンカーブに近いところから車道に上がり、そこから徒歩でヘアピンカーブを過ぎて、上のゲレンデに出るのが良いかもしれません。

 

ヘアピンカーブ過ぎの初心者コースからゲレンデへ 切り通しの高さは70〜80センチほど

ここから上のゲレンデに向かいます。先週は1メートルほどの切り通しでしたが、今週はそれより20〜30センチ程度低い70〜80センチ程度になっています。 Next

 

<<Back | Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会