ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2008/05/17〜18) B

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(Update:2008/05/22)

 

【ツアーコース T】

この先の緩斜面はほとんど問題ありません

積雪が少なくなった急斜面を登りきった先に続く緩斜面はご覧のようにほとんど滑走には問題のない状態が続くようになります。

 

多くの方がツアーコースを降りてきます − 「上部の雪質、最高!」

今回は通常よりも遅い時間帯にツアーコースを登行していることもあって、位ヶ原から滑り降りてこられるたくさんの方々にお会いすることができました。左の画像の方は冬のシーズンから毎週のようにお越しになっています。今日も6時30分ごろからツアーコースを登り始め、剣ヶ峰〜蚕玉岳の稜線と蚕玉岳〜朝日岳の稜線を滑って来られたとのこと。GWも連日6時30分スタートを繰り返し、「まだ春スキーバスに乗ったことがありません。まだまだ来ますよ」と、おっしゃりながら滑り降りて行かれました。
右の画像の方も山頂まで行かれたそうで「雪質は最高だった!」とうれしそうに語ってくださいました。

 

窪み − 雪解けとともに地形が出始める

緩斜面を少し進むと若干窪んだところがあります。滑走の際に先週あたりから気になる状態になってきました。こちらの方も「位ヶ原までは滑りやすい雪質だった」と教えてくださいます。

 

@番標識手前 − 切り株を迂回しながら滑走

さらに進んで@番標識の手前付近ではご覧のように切り株がかなり目立つようになって来ました。所によっては右の画像のようにかなり滑走ラインが制限されるところも目立ちます。「先週は雪渓カレンダーがお休みで状況が分からなかったけど、今日しか休みがなかったので来てみました。」と声をかけてくださいました。

プレリリース版は3月下旬からのスタートでしたが、速報は2007シーズンが終了してからほとんど休みなくお伝えしてきた都合から、雪渓カレンダー正式版スタートなどの準備などのため1週間お休みをいただきました。できる限り継続してお伝えしていくつもりでありますので、どうかご了承ください。

 

冷たい空気が入り込み、バーンの緩み方がさほどでもない

5月ともなれば日差しが強く、いつもならすぐに緩んでしまう雪質も今日は冷たい空気が入り込んでいて、思ったほどの緩みはなく、ツアーコース内でも十分滑りやすい状態とは思いますが、上部のよい雪質を楽しんだ後ではそうとも思えないのも無理はないかもしれません。

 

@番標識 − 幹の根元の積雪がなくなってきました

こちらは@番標識。左の画像をご覧になると分かりますが、標識が設置されている幹の根元にはもう積雪はありません。かなりの雪解けが進んでいることがわかります。ツアーコースを滑り降りてこられる方の大半は春スキーバスを利用されていると思いますが、それでも先ほどの方のようにバスより先に山頂に向かいたいという方も少なからずいらっしゃり、こちらの方も6時30分にツアーコースを出発されました。スタートした頃はかなり締まった雪質だったが、帰る頃になるとかなり緩んできて、朝の楽しさが半減してしまったとおっしゃっています。

大勢の方がお越しになる前に一番乗りしたいということと同時に、朝早いうちならそれなりの楽しさがあるようですね。

 

多くの方が滑り降り、急な箇所はウェーブ状に

多くの方が滑り降りてこられるようになると、斜度が急な箇所では少しコブ状にウェーブができるようになってきます。

 

緩斜面では止まりそうな雪質 それでも上部は「今日は最高」と満足そう

15日(木)に降った重たい新雪は緩斜面に差し掛かるとまったく滑らない状態となります。こちらのグループの中には上部のコンディションについて、「12日(月)に来たときは本当に重たい雪でまったくスキーにならなかったけど今日は最高。やっぱり雪質がいいと滑りが全然違うね」と、満足そうに語ってくださり、一緒にお越しになった方々も今日のノリクラを楽しんでいらっしゃいます。

 

B番標識 − 先週から20〜30センチの雪解け

こちらはツアーコース中間付近にあるB番の標識。2週間前のノリクラ雪渓カレンダープレリリース版Vol.7 と比べて大きな違いが見られます。先週はノリクラ雪渓カレンダーをお届けしておりませんが、先週の段階でB番の標識が設置された幹の根元が見えてきて、先週と今週とは大きな変化はありません。つまり、先々週と先週の間の雪解けが激しく50センチ程度の雪解けが見られますが、昨年と比べて若干雪解けが遅い状況です。

 

強い日差し − 午後になってもバーンが締まることはありません

午後になるときれいな青空が広がるようになってきます。お昼を過ぎて日差しが差し込む時間帯が多くなってきたせいも多少あるかと思いますが、お昼を過ぎてもツアーコースの雪質はこれまでのように表面が締まり始めることはありません。

 

D番標識 − 先週から20センチの雪解け

こちらはツアーコース上部のD番の標識。先ほどのB番の標識の箇所と同様、先々週から先週にかけての雪解けが激しく70センチ程度の雪解けがあり、先週から今週にかげては20センチほどの雪解けです。昨年とほぼ同じ積雪量です。

 

E番標識付近の窪み − ウェーブが高くなってきました

さらに進んで、位ヶ原への急斜面手前のE番標識の付近。先々週あたりからウェーブ状になってきましたが、今週はそのウェーブがさらにはっきりとし、上部から滑走してきたとき、そのギャップを大きく感じるようになって来ました。
今後は乗り越えるのに苦労するほどの大きさになってきますので注意が必要です。

 

E番の標識付近を過ぎればツアーコース最後の位ヶ原へ上がる急斜面です。また、このE番の標識がある幹の根元も少しずつ見え始めるようになってきました。 Next

 

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