ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.7(2008/06/28〜29) @

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(Update:2008/07/03)

 

【大雪渓】

初日の28日(土)は上空に張り出した高気圧が梅雨前線を南下させてくれたことで、ほぼ快晴の朝から始まりました。しかし、その高気圧が徐々に東の方へ移動し始めると次第に上空は厚い雲に覆われてきれいな青空も午前中午前中だけしか楽しむことができません。それでも雨に見舞われることなく一日を有効に楽しむことができました。そして、高気圧が完全に立ち去った夕方には西からやってきた低気圧が梅雨前線を引き連れて本州付近に差し掛かり、前線と低気圧の両方の影響から降り出した雨が日付が変わる頃にはまとまった雨脚となります。

そして、29日(日)は夜半から続く雨が地面が煙るほどの激しく続き、乗鞍スカイラインは7時に開門したものの、畳平では大雨に加えて風が強まってきたため、風速・雨量規制により9時30分には通行止めとなりました。ただ、この時点ではまだ低気圧は西のほうにあって、その後も強弱を繰り返しながら激しい降り方が終日にわたって続きました。

この時期モーグラーの方がよくお越しになる岐阜県側の鶴ヶ池大雪渓は28日(土)までしか開放されず、翌日の29日(日)に長野県側の大雪渓に出向こうとしても天空マラソン開催のために春スキーバスが運休となることから、ノリクラにお越しになった大半の方は28日(土)の一日だけしか楽しむことができなかったようです。

大雪渓の雪解けは先週よりも若干ペースが遅くなり、全体的には昨年よりもやや多い状況を見せています。

前述のとおり、29日(日)は悪天候で取材ができず、28日(土)の状況をメインにお伝えいたします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【6月28日(土)、ほおのき平駐車場】     【乗鞍スカイライン】
Page-2 : 【畳平】     【畳平周辺】     【肩の小屋へ】
Page-3 : 【春スキーバス到着】     【雪渓下部】     【雪渓上部】
Page-4 : 【肩の小屋】     【高山植物】
Page-5 : 【稜線へ】     【稜線】
Page-6 : 【剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線】     【6月29日(日)は大雨】     【昨年の今ごろは?】     <編集後記>

  

 

【6月28日(土)、ほおのき平駐車場】

ほうのき平駐車場

今日のほおのき平駐車場はご覧のようにきれいに晴れ上がる朝を迎えました。気温は16℃。日差しが差し込み始めると汗ばんできるほどの状態です。

 

バスターミナル − 半袖姿の方もいらっしゃるほどの強い日差し

時刻は始発便の到着する10分前。少しずつバスターミナルに登山やスキーに出向く方が集まってきます。これまであまり見かけなかった半袖の姿もちらほらとお見かけするようになり、今日のまぶしい日差しと相まって、夏の雰囲気が感じられるようになって来ました。

 

畳平は2℃ − 本日Aダイヤで運行

それでも早朝の畳平の気温は2℃。ほおのき平との気温差は14℃もあります。ただ、日差しが照りつければ畳平でも徐々に気温は上昇を始めます。そして、この天候ですから、今日のシャトルバスは通常スケジュールのAダイヤで運行されます。

 

今日の始発便は1台。

 

6月末ともなると、登山道の積雪部分が少なくなり、一般の登山客の方が多く見受けられるようになってきます。それでも6月中は山頂までのルートには積雪がありますので、アイゼンなどの装備を持参した上でお越しになったほうが安全でしょう。

 

バスの車内に冷房が入り、山麓はもう夏の暑さを覚える状態です。そこから一気に冷涼な畳平へ出発します。

 

【乗鞍スカイライン】

標高2000m夫婦松付近 − 針葉樹と広葉樹の緑がくっきりと分かれる

これまでにもご紹介しておりますが、平湯峠付近までは広葉樹の新緑がきれいな季節を迎えております。こちらは平湯峠から乗鞍スカイラインをさらに進んで有料道路時代の料金所があった夫婦松を少し進んだ標高2000m付近。この辺りから針葉樹が多くなってきます。針葉樹の部分と広葉樹の部分が分かれているのがその色合いからも良くわかります。

 

標高2200m、猫の小屋 − もう積雪はありません

こちらは標高2200mの猫の小屋付近。先々週の段階では周辺に積雪が見られましたが、もうその積雪もすっかりなくなっています。

 

猫岳山裾 − 針葉樹にダケカンバが点在

そしてさらに進んで猫岳の山裾を取り巻くように進むと森林限界が近づいてきます。この付近の山肌も先々週には残雪が見られましたが、その様子はほとんど確認できません。また、夫婦松付近では針葉樹と広葉樹がそれぞれ分かれて分布していましたが、猫岳の山裾付近に達すると針葉樹の中にダケカンバが点在するようになり、ちょうど長野県側の県道乗鞍岳線で見られるような光景が見受けられます。

 

晴れ上がるものの白山は霞の中 笠ヶ岳など北アルプスはいつものように眺められます

猫岳の山裾を進むと左の画像のように西側に展望が開けますが、山麓の丹生川の町並みは確認することができるものの、空気のきれいな時には必ず見られる白山は霞の中のようです。それでも笠ヶ岳など比較的近距離にある北アルプスの頂はその姿をいつものように眺めることはできます。

乗鞍スカイラインには鳥瞰図を見ているかのような楽しみ方ができる点が興味引かれる所でしょうか?

 

烏帽子岳 − 積雪がかなり少なくなります 山肌のダケカンバはこれから芽吹き

森林限界を超えて目の前に飛び込んでくる烏帽子岳の積雪もかなり少なくなりました。それでも所々に見られるダケカンバの中にはこれから芽吹きを開始するといったものもあります。

 

四ッ岳カーブ

四ッ岳カーブの積雪もご覧のようにかなり少なくなってきました。

 

桔梗ヶ原 − 車窓に展望が広がる

四ッ岳カーブを過ぎて桔梗ヶ原に差し掛かると車窓は大展望に包まれます。

 

鶴ヶ池大雪渓 本日夕方で滑走禁止 − ちょっと名残惜しそうに...

鶴ヶ池大雪渓が車窓に映るようになるといよいよ畳平へと差し掛かります。左の画像の左端にある駐車場エリアから雪渓に一旦降りて、右上の雪渓が滑走エリアとなります。そこに進むまでの箇所にハイマツが姿をあらわして雪渓が途切れると滑走禁止の措置がとられます。今シーズンの滑走は今日までで、そんな雪渓の様子を足繁く通うモーグラーの方は名残惜しそうに眺めます。 Next

 

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