ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2008/08/09〜10) A

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(Update:2008/08/13)

 

【大雪渓に到着】

シャトルバスが到着した大雪渓付近はご覧のようにきれいな青空が続いています。

 

雪渓上部に向けて出発の準備

雪渓下部はかなり滑走エリアが狭くなって来たため、板をザックにくくりつけて雪渓上部に向かいます。板とスキーブーツをくくりつけるため、あまり小さなザックだとバランスが取れません。また、ザックの横に板を装着するヒモがついているタイプのものを用意されることをお勧めします。

 

スキーヤー専用道は登山道と同じ感覚で...

スキーヤー専用道で雪渓上部に向かいますが、状態は登山道と同じ状態ですので、スニーカーや登山靴で歩かれたほうが安全でしょう。

すがすがしい朝

時刻は8時。すがすがしい空気が流れ、コントラストのはっきりした光景が広がります。

 

大の字になって ここに来るだけでもう満足

気温は18℃。猛暑日がつづく平地とは別世界がここあります。ノリクラにお越しになる方の中には「ここに来るだけでもう満足!」と、おっしゃる様子をよく耳にしますが、今朝の大雪渓にはそんな雰囲気が十二分に広がっています。

 

この光景を独り占め

この場所から、このパノラマを、眺めてしまったらもうのんびりするしかないでしょう。

 

それでも今日の目的は雪渓でのスキー。しばしの休息を味わった後、雪渓に向けて準備します。

 

澄んだ空気に遠景の山並みが折り重なる

比較的、澄んだ空気が広がり、8月としてはまずまずの遠景が広がります。

 

時間とともに雲が湧き始めます

こちらの画像は1時間後の9時のもの。紺碧の空に雲が湧き始めてきた様子がうかがえます。夏山の天候がシナリオ通りに進もうとしています。

 

 

【雪渓下部 T】

いつものように大雪渓の様子をお伝えします。先週までは雪渓下部とその上のエリアである雪渓中段とはしっかりつながっていたものの、完全に分断され、右の画像のようにかなり雪解けが進んでいます。

 

雪渓下端部分の雪解け − 昨年とほぼ同じ状況

先週と比べるとバーン内部に岩の頭が目立つ状態になってきました。右の画像は雪渓下端左側(南側)から大雪渓入口方面を撮影したもの。大雪渓入口から雪渓下端までの距離は先週の66メートルから72メートルに伸びています。状況としては昨年とほぼ同じです。

 

幅は14メートル − 昨年よりやや早い雪解け

上の2枚の右側の画像の岩場の部分は車道沿いより一段上に上がっていて、この画像へとつながっています。ここはほぼ完全にフラットになっていてその横幅は雪解けにより、先週の9メートルから14メートルへと広がっています。先週は昨年とほぼ同じ状況でしたが、今週はやや早い雪解けを見せています。

 

雪渓下端(中央〜北側)
=車道から41メートル、昨年とほぼ同じ状況=

先ほどの位置から少し北方向に移動して、雪渓下部の中央〜北側付近の下端を撮影したもの。車道からの距離は41メートルで昨年とほぼ同じ状況です。

 

先週までの雪解け水はもうありません

先週までは存在した雪解け水の流れはご覧のようにありません。日が高くなると再び雪解けが進んで流れが見られるようになりますが、以前のようなせせらぎにはなりません。

雪渓上部から流れ出る雪解け水はスキーヤー専用道の南側の沢へ落ちるため、雪渓下部・中段の積雪がなくなるとこちらには水の流れはなくなります。

 

スキーヤー専用道 ウラジロナナカマドは実ができ始める

こちらは雪渓上部に続くスキーヤー専用道。先週まで花をつけていたスキーヤー専用道脇のウラジロナナカマドはご覧のように実ができ始めています。昨年とほぼ同じ推移を見せています。ただ、今年は花が少なかったため、実の数も少ない状況となっています。

 

登山道入口 − 昨年とほぼ同じ状況 幅は38メートル

こちらは大雪渓入口から50メートルほど北にある肩の小屋へ向かう登山道。右の画像のとおり、雪渓下端と車道との間は先週の15メートルから38メートルへとかなり雪解けが進みましたが。状況としては昨年とほぼ同じです。

 

登山道と雪渓の間は14メートル離れる 登山道上の積雪は完全にありません

登山道上の積雪は完全になくなり、雪渓は登山道から14メートルほど離れるようになって来ました。

モーグルコース − コブはほとんど消滅

こちらはモーグルコース。ただ、ここで滑走されるスキーヤーの姿はなく、コブのラインはほとんど消滅しています。

 

先週の上端部分
ノリクラ雪渓カレンダーVol.12(2008/08/02〜03) B
同じ箇所の今週の状況

こちらは上端部分の画像。左の先週の画像と見比べるとお分かりですが、先週のモーグルコースのスタート付近まで雪解けが進んでいることがわかります。

 

上端付近 − 下端まで63メートル

そして、こちらが今週の上端部分。雪渓下端から上端までの距離は先週の77メートルから63メートルへと小さくなっています。

 

昨年の上端付近
2007ノリクラ雪渓カレンダーVol.14(2007/08/11〜13)B

今回の上端付近 − 昨年よりやや早い雪解け

こちらは上端付近を昨年と比較したもの。上端の位置そのものは昨年とほぼ同じですが、今年のほうが雪渓の高さが50センチほど低くなっていて、昨年よりもやや早い雪解け状況を見せていることがわかります。

雪渓下部横幅は62メートル

雪渓下部はモーグルコースの箇所より南側の部分の雪解けが目立ちます。雪渓下部の横幅は62メートル。

 

雪渓下部南寄り部分 − 雪渓中段からの滑走はできません

雪渓下部は南寄りの部分の雪解けが目立ち、ご覧のようにほとんど滑走できない状況を見せています。したがって、上部の雪渓中段や上部からの滑り込みはもうできません。 Next

 

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