ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2008/08/23〜24) D

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(Update:2008/08/28)

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景 − 上部はやや早く、下部は昨年並み

こちらは雪渓上部。昨年と比較した場合、先週までの傾向とは異なり、上部部分で昨年より早く、下部では昨年並みといったところで、全体の大きさとしてはほぼ昨年並みといったところです。先週と比べるとやや雪解けのスピードが上がってきています。

 

先週の雪渓上部右側全景
ノリクラ雪渓カレンダーVol.13(2008/08/15〜17)D
今週の雪渓上部右側全景
横幅90メートル −ほぼ昨年並み

こちらは雪渓上部右側。先週と比較してお伝えしますが、右側部分の雪解けがさらに進んでいることがわかります。横幅は先週の100メートルから90メートルに短くなっています。

 

尾根の下部に岩の頭 −昨年よりもやや遅い

そして、中央付近の雪渓上部を左右に分ける尾根が下でご覧のように岩の頭が出始めています。この付近に関しては昨年よりもやや遅い傾向です。

 

先週のリフト土台
ノリクラ雪渓カレンダーVol.13(2008/08/15〜17)D
今週のリフト土台
雪渓から35メートル − 昨年並み

雪渓上部右側の右下(北東)付近にあって雪渓中段の上部に位置するリフト土台付近。雪渓からリフト土台までの距離は先週の26メートルから35メートルへとかなり雪解けが進んでいます。そのため、先週までは昨年よりもやや遅い傾向を示していましたが、今週はほぼ昨年並みとなっています。

 

雪渓上部から雪渓中段への連絡部分 −先週で雪解けが終了

 こちらの画像はこのリフト土台から雪渓中段への連絡部分は撮影したもの。先週の段階で完全に雪解けが終了しています。

 

上部では雪解けが進む 北側部分 − 長さ134メートル 滑走距離80メートル

雪渓上部右側の上部は左の画像のようにかなり雪解けが進んで、肩の小屋寄りの北側と雪渓上部を左右に分ける尾根沿いの南側に二分されるようになって来ました。右の画像は北寄り部分。先週は長さ150メートルありましたが、今週は134メートル。フォールラインに絡んだ実際の滑走距離は約80メートルです。

 

上端部分

こちらは雪渓上部右側の上端部分。右の画像のように上端に近いエリアでは岩が出始めて、上端付近からの滑走はやや難しい状況です。

 

雪渓上部右側上端 − 昨年より1週間近く早い雪解け

こちらの雪渓上部右側の上端の位置は先週よりも30メートル以上も下がっています。今週はかなりの雪解けがあり、これまでは昨年よりも遅い傾向を示し、先週はさらにペースが遅くなって昨年より1週間遅い状況を示しましたが、今週は逆に1週間早い雪解けとなっています。

 

上端から − 雪渓上部下端まで237メートル

上端から雪渓上部の下端までの距離は先週の278メートルから237メートルへ急激に短くなっています。そして、ご覧のように雪上に岩の頭が出始めているため、上端よりやや下がった箇所からしか滑走ができません。

 

そのため、実際の滑走は20メートルほど下がったあたりからとなり、フォールラインに絡んだ滑走部分の距離は100メートルほどです。

 

【雪渓上部 U】

雪渓上部左側 − 上は1週間早く、下は1週間遅い雪解け
=はじめての方はこのエリアの滑走はご遠慮ください=

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。今週の雪渓上部右側は前述のとおり、大きな変化がありましたが、雪渓上部左側に関しては先週と同じような推移を見せ、上端は昨年より1週間早く、下端は1週間遅い状況です。

このエリアは30度近い斜度があり、雪渓の下端部分は岩場で構成されています。初めてノリクラにお越しになる方は、危険を伴うことが予測されますので、雪渓上部右側など比較的緩やかなバーンでの滑走をお願いします。

 

2つのモーグルコース

先週と同様、雪渓上部左側には2つのモーグルコースがありますが、今回は全く訪れる人がいません。

 

北側のモーグルコース − 14コブ・50メートル

こちらは雪渓上部を左右に分ける尾根の下端部分から始まる北側のモーグルコース。先週とほぼ同じで14コブ・50メートルです。

 

こちらは雪渓上部左側の上端付近。

 

上端の位置そのものは先週とあまり変わりありません。

 

先週の雪渓上端 T
ノリクラ雪渓カレンダーVol.14(2008/08/15〜17)E
今週の雪渓上端 T

 先週と比べてかなり雪解けが進んで、その違いが大きく、同じ箇所を撮影してもどれだけ違うのかよく分からないほどです。

 

昨年の上端部分
ノリクラ雪渓カレンダーVol.17(2008/09/01〜02)E
今週の上端部分
昨年より1週間以上早い雪解け

左の画像は昨年の同時期よりも1週間遅い時の状況です。この二つの画像から今回は昨年より1週間以上早い雪解けを示していることがわかります。

 

先週の雪渓上端 U
ノリクラ雪渓カレンダーVol.14(2008/08/15〜17)E
今週の雪渓上端 U
高さ1.5〜2メートルの雪解け

先週と今週の変化が大きく、その違いがよく分かるのがこちらの画像。おそらく高さで1.5〜2メートルほどの雪解けがあることが分かります。この上端から雪渓上部左側の下端までの距離は先週の165メートルから151メートルとなっています。高さはこれまで以上に雪解けが進んでいますが、雪渓の長さはさほどの減少は見られませんでした。

 

南側のモーグルコース − 5メートル横に岩の頭

こちらは前述の上端部分のすぐ左側。先ほどの尾根の下端のラインよりも南側にあるモーグルコースのスタート部分です。ご覧のようにコースの横に5メートルほどのところに岩の頭が出始めています。この付近の積雪量に余裕がない状況となり、モーグルコースの溝の部分に岩が出てきてもおかしくありません。

 

長さは27コブ・80メートル

今回は滑走される方がほとんどいませんでしたの、コブはかなり浅く、下部に行くとその形すらはっきりしない状態になっています。長さは27コブ・80メートルです。 Next

 

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