ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2008/08/29〜31) A

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(Update:2008/09/04)

 

【大雪渓トイレ改修工事】

8月25日(月)からトイレ改修工事 − バイオ処理装置の設置

すでにお知らせのコーナーでもご案内しておりますが、8月25日(月)から大雪渓駐車場にあるトイレの改修工事が始まっています。この工事は現在の汲み取り式からバイオ処理を行う方式へ変更するためのものです。

 

トイレ小屋はそのまま トイレ小屋の横に処理槽

現行のトイレ小屋については工事は行われず、そのすぐ横に処理槽を埋め込みます。

 

浄化水はここに設置される散水槽で蒸散

処理槽で浄化された水は青くマーキングされた部分に設置される散水槽で蒸散させるとのことです。また、汲み取り方式では必要ありませんでしたが、若干量の水が必要とのことで、道路反対側に雪解け水を貯める受水槽も設置されます。このバイオ処理には電力は必要としないとのことでした。

 

図面を見ながら測量などが行われ...

 

翌日には散水槽の部分の掘り返し開始されました。

 

避難小屋はトイレの上の駐車場に − どちらも10月末完成予定

今回の工事ではトイレ小屋の上の駐車場を一部造成し、避難小屋の設置も行われ、10月末までに完成を予定しています。

 

【雪渓下部 T】

いつものように大雪渓の様子をお伝えします。

 

雪渓下部全景

3つに分割

先週と比べるとかなり雪解けが進み、おそらく半分から3分の1程度まで減少し、3つに分割されています。もう積雪量がありませんので、面積が急激に減少を始めています。先週は昨年よりもやや早い傾向を示しましたが、今週はやや遅い状況です。

 

大雪渓入口まで77メートル 幅は32メートル − 昨年よりやや遅い雪解け

右の画像の南側の下端から大雪渓入口までの距離は74メートルから77メートルへと長くなっています。下端の位置そのものがやや北側に移動しているため、下端部分の垂直方向の変化は、その距離の差以上に雪解けしています。傾向としてはほぼ昨年並み。

左の画像の岩場の部分は車道沿いより一段上に上がっていて、この画像へとつながっています。ここはほぼ完全にフラットになっていてその横幅は雪解けにより、先週の23メートルから32メートルへと急激に変化しています、昨年よりやや遅い状況です。

 

雪渓縁は空洞で踏み抜きに注意 雪渓下端(中央〜北側)
=車道から67メートル、昨年よりやや遅い状況=

雪渓は3つに分断されていますが、どれも雪面から岩の頭が見え隠れする状態で、また、雪渓の縁は下が空洞になっていて踏み抜きに注意が必要となります。右の画像は北寄り部分から車道を見たところ。、雪渓の北側の下端から車道までの距離は先週の50メートルから67メートルとなり、昨年よりやや遅い状況です。

 

一番大きい物でも長さ11メートル×幅9メートル 3つ合わせても幅25メートル

こちらは南寄りの一番大きな部分。それでも長さ11メートル×幅9メートルで滑走できる大きさではありません。そして3つを全部合わせた横幅も25メートルです。

スキーヤー専用道のウラジロナナカマド − 黄色に変化したものが徐々に増えてきた

こちらは雪渓上部に続くスキーヤー専用道脇のウラジロナナカマド。先週から部分的に紅葉が始まり例年よりも早い状況です。そして、今週は黄色くなった部分がさらに増えてきました。

 

実は先週とほぼ同じ状況

しかし、実のほうはほとんど先週と同じ状況。ただ、周辺のウラジロナナカマドに関してはトイレ小屋付近など、赤くなり始めているものが目に留まるようになって来ました。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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