ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.18(2008/09/13〜14) G

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(Update:2008/09/18)

 

【紅葉情報 − 大雪渓付近】
★まだ始まっていません★

大雪渓付近

ノリクラの紅葉は9月下旬頃から見頃を迎えます。それに先立ち、9月より紅葉情報をお伝えしております。ノリクラの紅葉の歩き方やおおよその時期については 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方) をご覧ください。

 

トイレ付近

大雪渓付近だけでなく全エリアで言えることですが、紅葉というレベルには達していないものの、これまではしっかりとした緑色の葉が全体的に色が薄くなり始めている様子がうかがえます。

 

大雪渓入口付近

赤くなり始めたものを見つけることができます

大雪渓入口付近のウラジロナナカマドは先々週あたりから黄色く変化を始めるものが見られるようになり、今週は右の画像のように赤くなり始めるものも見つけることができます。ただ、全体的には緑の葉のほうが圧倒的に多い状態です。

 

雪渓上部左側より
−大雪渓エリアは昨年とほぼ同じ推移−

雪渓上部から望んだ大雪渓エリア・位ヶ原でも紅葉と呼べるような状態ははっきりと見られません。位ヶ原方面の状況については後述いたします。大雪渓付近は昨年とほぼ同じかやや遅い状況といえます。

 

【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近】
★まだ始まっていません★

宝徳霊神バス停付近

位ヶ原上部の宝徳霊神バス停付近も緑に濃淡が見られるようになって来ました。

 

ダケカンバは部分的に黄色

他のエリアでも同様ですが、ダケカンバは部分的に黄色が見られます。

 

屋根板付近 − 昨年並みの推移

屋根板付近でも少しずつ変化が見られるようになって来ました。紅葉の推移は昨年並みといえるでしょう。

 

ウラジロナナカマド、赤く変化を始めました

こちらはウラジロナナカマド。大雪渓付近では変化しているものはごく少ない状況でしたが、屋根板付近ではご覧のように全体的に変化が始まっている様子がわかります。

それでは位ヶ原を車道沿線からお伝えします。

 

宝徳霊神バス停下、6号カーブ − ダケカンバの黄色

こちらは宝徳霊神バス停から少し下った6号カーブ付近。この付近のダケカンバはご覧のように部分的にきれいな黄色を見せています。ただ、全体が黄色く色づく頃になるとこの紅葉した部分は枯れてしまうと考えられます。

 

位ヶ原お花畑 − 昨年よりやや遅い

こちらはさらに下って7号カーブ付近のお花畑。昨年はウラジロナナカマドがもう少し色づき始めていましたので、やや遅い推移を見せています。

 

ツアーコース入口付近 − 昨年よりやや遅い

こちらはツアーコース入口のある11号カーブ付近。紅葉は天候によっても見え方にかなり大きな違いがありますので、一概に申し上げられませんが、昨年より少し遅い状況かと考えられます。

 

それでも全体的にウラジロナナカマドは黄色身を帯びるようになって来ました。

 

きれいに色づき始めたウラジロナナカマドもわずかに見られます

全体的にはまだまだですが、部分的にご覧のようにきれいに色づき始めるものもわずかではありますがご覧になれます。屋根板上部では昨年よりも若干早い色付きを見せるものありますが、やはり全体的には昨年よりやや遅い状況と言えます。

 

【紅葉情報 − 位ヶ原山荘付近】
★まだ始まっていません★

屋根板付近

位ヶ原山荘付近でも同様にまだ始まったとはいえない状況。

 

部分的に黄色 − 山麓の冷泉小屋・荒田沢橋・魔利支天でも同様

ダケカンバが部分的に黄色くなっている状況は先週とほとんど変わりありません。さらに下部の冷泉小屋や荒田沢橋・魔利支天付近でも色の変化が見られるようになって来ました。

 

【昨年の今ごろは?】

2007ノリクラ雪渓カレンダーVol.19(2007/09/15〜16)

昨年も三連休でしたが、15日(土)16日(日)ともにめまぐるしく変化する天候に見舞われました。気温は終始12〜14℃を推移して、一日を通して寒さはほとんどなく、朝の冷え込みも弱いため、紅葉は前年よりも遅い状況。それでも雪渓上部左側はアイスバーンを通り越してスケートリンクに近い状態となり、緊張を強いられる場面もありました。

 

<編集後記>

14日(日)は久々に良い天候に恵まれて大雪渓エリアにいるよりも位ヶ原付近で少しずつ色づき始めた紅葉を探して散策するほうが気持ちが良いと感じるような季節になって来た感覚があります。遠景の風景がいつも以上に近くに感じるようになってくると、大雪渓エリアからの眺めも霞のないはっきりしたものとなり、それまで何気なく見ていたものの中に新たな発見があります。ちょうど位ヶ原の北側の山から見晴峠に向かった尾根に一筋の道を見つけることができます。日中はなかなか分かりにくいものですが、尾根を真上から照らすように西日が差し込む時間帯になると見つけることができます。
地元の方を中心の冷泉小屋から白骨温泉に抜ける昔の登山道を復活させる試みが行われていて、見晴峠からさらに檜峠へ抜けるルートが作られています。完成はまだ先のようですが、そんな新たなルートでノリクラの新たな一面を楽しむことができれば幸いです。


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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