ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.19(2008/09/20〜21) G

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(Update:2008/09/25)

 

【紅葉情報 − 位ヶ原山荘付近】
★部分的に始まりだしました(昨年よりやや早め)★

 位ヶ原山荘から屋根板方面はダケカンバが主体となるエリアですので、昨年とほぼ同じかやや早いといった所にとどまっています。

 

ダケカンバそのものも全体的に黄色身を帯びるものが増えてきています。

 

【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近】
★部分的に始まりました(昨年並み)★

冷泉

冷泉小屋から魔利支天付近にかけてはエリアによって微妙に異なりますが、全体的には昨年並みといったところです。 

 

冷泉の周囲は昨年よりも1週間ほど早い

しかし、冷泉の周囲に関しては昨年よりも1週間ほど早い状況。

 

冷泉小屋周辺 − 昨年並み

冷泉小屋周辺に関しては昨年並み。

 

冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) − 下の画像と比較(↓↓)

冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近でも、紅葉が始まっています。下の昨年の同時期の画像と比較すると...(↓) 

昨年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) − 昨年並みかやや遅い
2007ノリクラ 雪渓カレンダーVol.20(2007/09/22〜23) H

このように昨年と見比べると、昨年並みかやや遅い状況です。

 

ムシカリやミネカエデ ミネカエデ − 部分的に枯れ始める

ムシカリやミネカエデなどが紅葉を始めていますが、そのミネカエデは紅葉と同時に枯れ始めるもの見られます。

 

29号カーブ付近 − この付近はまだこれから

さらに下って、魔利支天バス停の上部に当たる29号カーブ付近ではまだこれからです。 Next


■ まとめ ■ 

大雪渓エリア・位ヶ原エリアでは、ウラジロナナカマドはかなり進み、昨年より1週間ほど早い状況。ただ、ダケカンバについては昨年並みです。また、それより山麓では昨年並みです。ただ、昨年は、例年よりも1週間ほど遅い状況でしたので、今年が特に早いということはありませんでしたが、この1週間でかなり進んだことは間違いありません。

今後の冷え込みでかなり左右されると思いますが、霜枯れしていなければ、ウラジロナナカマドの葉の状態が保たれて、次の週末は上部エリアが楽しみかと思います。

■ノリクラの紅葉の見所■

    ●乗鞍岳紅葉情報(紅葉の歩き方

■過去の同時期の状況■

   ●2007ノリクラ 雪渓カレンダーVol.20(2007/09/22〜23) G 【紅葉情報】
   ●2006ノリクラ 雪渓カレンダーVol.20(2006/09/23) G 【紅葉情報】
   ●2005ノリクラ 雪渓カレンダーVol.20(2005/09/24) E 【紅葉情報】

 

【昨年の今ごろは?】

2007ノリクラ雪渓カレンダーVol.20(2007/09/22〜23)

今週は日曜日に秋分の日を迎えたため先週に引き続き三連休でした。22日(土)の朝のみ青空が広がりましたが、その後はほぼ終日にわたって雲に覆われ、濃霧にも見舞われる時間帯も比較的多かった天候でした。全国的にまだ夏の太平洋高気圧の勢力が強く、日中は12〜14℃とほぼ昨年並みであるものの、朝夕の気温も日中とほとんど変わらず、例年のように一桁台まで冷え込むことはありません。したがって、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉に実感がわかないの状況です。この高い気温が続いているせいか紅葉はほとんど進まず、乗鞍高原から大雪渓に至る県道乗鞍岳線沿線は、先週とほとんど変わらない風景が続いています。

 

<編集後記>

いつも申し上げていますが、ノリクラは色々な楽しみ方ができるエリアです。登山をしたり、山登りをしたり、自転車をしたり...でも、そんな楽しみ方ができるのもノリクラがあるからこそ、また、その状況をこれまでの人々が守ってきたからこそできるものです。

他のジャンルの人のことやノリクラで暮らす人・働く人との接点を考えず、自分の興味のある分野だけで楽しむということは無理があります。
ノリクラでこれからも「遊び続けたい」と思うのであれば、あらゆる面でノリクラに迷惑をかけてはいけません。また、これまで何年も楽しんできたのであれば、余計にそういう気持ちにならなければなりません。他人に迷惑をかければ、その人だけでなく、その周辺の人にまで影響が及ぶということを十分承知しなければなりません。

ノリクラを楽しませてくれるのは、色々な人との繋がりがあって、また、これまでの人々がノリクラというフィールドを保全してくれたからという考えが必要で、現在の人々もそれを後世に残して行こうとという想いをもたなければなりません。

人々が楽しめるフィールドを使い続けさせてもらうには...


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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