ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2008/10/11〜12) D

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(Update:2008/10/16)

 

【紅葉情報 − 大雪渓付近】
★完全に終了(昨年より1週間早い)★

大雪渓付近

ここからは紅葉情報をお伝えしております。紅葉の見頃エリアは山麓の乗鞍高原へと移動し、大雪渓・位ヶ原といった上部エリアはほぼ完全に終了しました。全体的には昨年より1週間ほど早い推移で紅葉が進んでいます。ノリクラの紅葉の歩き方やおおよその時期については 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方) をご覧ください。

 

トイレ付近

山頂全景

先週までは枯れていても葉をつけていたウラジロナナカマドも、大半のものが葉を落としています。そして、右の画像の手前のウラジロナナカマドは先週は何とかきれいな色合いを残していたものの、こちらも落葉が始まっています。

 

山頂方面

雪渓上部左側より

おそらく光が当たればまだきれいな色合いを見せてくれるとは思いますが、左の画像のミヤマクロスゲも先週のような小麦色の輝きはありません。そして、ハイマツ帯を縁取るように分布していたウラジロナナカマドの赤い分布は今週の右の画像にはもうありません。

【このエリアのまとめ】  今年の大雪渓エリアの紅葉は ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2008/09/20〜21) E でお伝えした頃から始まり、このときは近年にないほどピークに近い彩のウラジロナナカマドもあって、良いスタートを切ったものの、 ノリクラ 雪渓カレンダー  Vol.20(2008/09/27〜28) F  のとおり、9月26日〜27日の降雪・霜で大半のウラジロナナカマドがダメージを受けて葉が枯れてしまいました。まだ、この時点では紅葉が進んでいないウラジロナナカマドもありましたが、結局、それも紅葉することなく枯れてしまい、今年の大雪渓エリアは紅葉のピークを迎えることなく終わってしまった感じが見受けられます。最終的には昨年よりも1週間早い状況が続いたといえます。

 

【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近】
★完全に終了(昨年より1週間早い)★

宝徳霊神バス停付近 − 昨年より1週間早い

 先週はまだ葉を落とすダケカンバはほとんどありませんでしたが、ご覧のとおり、完全に終了しています。

 

一部でウラジロナナカマドが残されていますが、ごくわずかです。

 

富士見沢・鶴ヶ沢

富士見沢・鶴ヶ沢についても同様、終了しました。

 

屋根板よりも残っている部分が多い

それでも宝徳霊神バス停付近(屋根板)よりも残っているウラジロナナカマドは多いようです。

 

位ヶ原 お花畑

こちらは7号カーブ付近のお花畑。左の画像のウラジロナナカマドは先週から枯れ始め、今週はご覧のように完全に落葉しています。また、右の画像の右手前のウラジロナナカマドは先週あたりから紅葉を始めて、ピークは過ぎたものの、何とか色合いを保っています。

 

お花畑奥のダケカンバ − 若干葉が残る

お花畑の奥を縁取るダケカンバは先週は若干ピークを過ぎた色合いでしたが、なかなかのボリューム感を見せてくれました。しかし、今週はご覧のように落葉しています。それでも若干まだ葉が残っているようで、上部のダケカンバよりも推移が遅いことが分かります。

 

ツアーコース入口付近 11号カーブ

県道乗鞍岳線をさらに下ってこちらはツアーコース入口付近の11号カーブ。左の画像の手前のウラジロナナカマドは先週枯れて、完全に落葉しています。また、右の画像のウラジロナナカマドは先週からようやく色づき始めて、今週はピークに近い色合いです。ただ、位ヶ原エリアで紅葉が残されているのは本当にごくわずかで、貴重な一品といえます。

【このエリアのまとめ】 ごく一部できれいなものが残されていますが、大雪渓エリアと同様、ほぼ完全に終了しました。紅葉の始まった9月第3週頃は、昨年より遅いエリアと2週間近く早いエリアなどがありましたが、その後は、全体的に昨年よりも1週間ほど早い状態となり、最終的には昨年よりも1週間早い状況で紅葉が終了しました

 

【紅葉情報 − 位ヶ原山荘付近】
★ほぼ終了(昨年より1週間早い)★

位ヶ原山荘付近

 先週もっとも良い色合いを見せた位ヶ原山荘付近のダケカンバはご覧のようにほぼ完全に落葉。

 

数々のコンビネーションが楽しい

それでも所々にまだ残る紅葉とダケカンバの枝振り、そして、この付近から分布し始めるオオシラビソの深い緑のコンビネーションが、紅葉の時期を過ぎても楽しませてくれるスポットです。

位ヶ原山荘

三連休ということもあり、今日もたくさんの方が位ヶ原山荘付近を行き交います。

 

メンバー全員一緒になってここまでやってきました

紅葉の風景が広がるたびに足をとめて、三本滝駐車場から登って来られました。道中はメンバーの方から背中を押してもらい、止まりそうになるほどのスピードで何とかたどり着いた方も...

 

「まだあそこまで行かなければ行けないんだ...」と、指差しながら、再びペダルに足をかけて出発。

 

畳平から下山の途中で − 下山は指先まで覆うグローブが必要

こちらの方々は畳平に到着して、下山の途中。「もう寒いのなんの...」と、おっしゃりながら身を縮めます。この時期ともなれば、日中でも下山は厚手のものが必要で、特にグローブはいわゆる「指きりタイプ」のものとは別に、下山用に指先まであるものが必要となります。(寒さで悴んでブレーキ操作ができなくなります)

 

サイクルメーターのデーターを
掲載するサイトがきっかけで仲間の輪が

こちらの方々がお知り合いになったのは、Web上にサイクルメーターのデーターを直接掲示するサイトがきっかけとのこと。「ここから上部のエリアに差し掛かると心拍が上がらないのできつく感じるんですよ。」と、おっしゃってくださいました。トレーニングは心拍数を見ながら負荷を調整したりしますが、やはり空気の薄さと関連があるのかもしれませんね。

 

ノリクラヒルクライム初挑戦 − 久しぶりの再会に笑顔が

冬から春の期間中に連載する ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版 では必ずどこかでお見かけしたこちらの方。今日はノリクラヒルクライム初挑戦です。「バックカントリのハイクアップやボードとは使う筋肉が違いますね〜。」と、かなり辛そうな様子でしたが、それも久しぶりに再会した位ヶ原山荘支配人の姿をみて、笑顔がほころびます。

ツアーコースを楽しめる季節が少しずつ近づいてきています。ノリクラ雪渓カレンダーの連載は10月末で終了となりますが、ウインターシーズンのツアーコースや位ヶ原・大雪渓の様子は不定期更新となりますがトップページに掲載する速報でお伝えし、春からはノリクラ雪渓カレンダープレリリース版の連載を検討していますので、今後もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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