ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2008/10/11〜12) F

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(Update:2008/10/16)

 

【紅葉情報 − 魔利支天〜三本滝付近】
★ピークは過ぎました(昨年より1週間早い)★

先週の魔利支天付近
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2008/10/04〜05) G
今週の魔利支天付近
落葉が進みます

 先週、綺麗な紅葉を見せた魔利支天付近はご覧のように落葉が進んでいます。

 

先週の三本滝上部
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2008/10/04〜05) G
今週の三本滝上部
こちらも落葉が目立ちます

 魔利支天付近と同様、三本滝上部でも落葉が目立つようになって来ました。

 

こちらはかもしかゲレンデ上部。

 

かもしかゲレンデ上部 − ツアーコース入口付近

ご覧の通り、先週の鮮やかさが残され、落葉もそれほど多くありません。ツアーコース入口付近は数年前はクマザサが背丈以上の高さになっていましたが、毎年刈払いが行われ、ご覧のように、ゲレンデ内と同じような状態に保たれています。実施された時期はわかりませんが、春先よりも明らかに短くなっています。

 

三本滝ゲート上 − 先週よりも色濃くなっています

上部エリアではピークを過ぎて下降傾向のものばかりでしたが、この付近にやってきてようやく右肩上がりの状態のものに巡り会えるようになって来ました。

カラマツも本格的に色づき始めました − 昨年よりも1週間早い状況

そして、ご覧のようにカラマツも本格的に色づきを見せるようになって来ました。昨年よりも1週間早い状況です。

 

特等席を陣取って

そんなパノラマを独り占めするかのように特等席を陣取って、のんびりと遠くをながめるのが、正しい時間の使い方かもしれません。

【このエリアのまとめ】 この付近まで降りてくると、紅葉らしい紅葉にようやく巡り会えた感じがあります。、このエリアでも昨年より1週間早い推移を見せています。

 

【紅葉情報−乗鞍高原】
★見頃です(昨年より1週間早い)★

観光センター付近

 今回、もっとも彩りの良いエリアは乗鞍高原。まだ、これからという箇所もありますが、綺麗なエリアがかなり多くなってきました。

 

こちらは乗鞍自然保護センターの桜の木。

桜の開花
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.1(2008/05/17〜18) @

この桜は、今シーズンのノリクラ雪渓カレンダーを開始した頃に合わせてくれたかのように綺麗な桜色を見せてくれました。あれからもう5ヶ月が過ぎ、ノリクラ雪渓カレンダーも終盤に差し掛かってきました。季節の移り変わりの早いことを改めて感じさせてくれます。

こちらは善五郎の滝へ続く遊歩道入口付近。

 

ミズナラ、シラカバの紅葉 − 見事なボリューム感

ミズナラが多く分布するエリアですが、シラカバもまだ紅葉が残っていて見事なボリューム感です。

 

鈴蘭橋

そして、こちらは鈴蘭橋。ノリクラの峰々をバックに見事の紅葉が広がるスポットです。

 

ピークまであと少し

まだ、ピークの色合いとまでは行きませんが、かなり良い状態です。これで冠雪となれば、綺麗な三段紅葉が見られるはずです。

【このエリアのまとめ】 上部エリアと同様に、このエリアでも昨年より1週間早い推移を見せています。


■ まとめ ■  

今週のベストポイントは、完全に山麓に移行して乗鞍高原といえます。乗鞍高原でもシラカバを中心に落葉が始まっていますが、ミズナラなどのボリューム感があって、なかなかの見ごたえ。紅葉の進み具合、上部エリアの終わり具合は全体として昨年より1週間早い状態です。

 

■ノリクラの紅葉の見所■

    ●乗鞍岳紅葉情報(紅葉の歩き方

■昨年・一昨年の同時期の状況■

  ●2007ノリクラ 雪渓カレンダーVol.23(2006/10/13〜14) G 【紅葉情報】
  ●2006ノリクラ 雪渓カレンダーVol.23(2006/10/15) I 【紅葉情報】
  ●2005ノリクラ 雪渓カレンダーVol.23(2005/10/16) D 【紅葉情報】

 

【昨年の今ごろは?】

2007ノリクラ雪渓カレンダーVol.23(2007/10/13〜14)

ようやく朝夕は冷え込みが目立つようになり、乗鞍高原でも一桁台の気温となります。その冷え込みが遅れ気味の紅葉を進めた感じもあって、この週は上部から三本滝付近まで広範囲に見頃のエリアが広がりました。そのため、先週は過去最高の人出を見せましたが、今週もまずまずの人出となりました。
また、大雪渓ではこの気温にもかかわらずまだ雪解けが進んでいます。雪渓上部左側バーンの北寄り部分のモーグルコースはさすがに滑走できなくなり、南寄りの部分だけとなっています。

 

<編集後記>

10月の三連休で大雪渓のスキー・ボード通いも終了という常連の方もいらっしゃり、また、これを境にノリクラにお越しになる方の姿もぐっと減る傾向が見られ、徐々に寂しい雰囲気が漂うようになってきます。そして、10月20日前後となれば、真冬のような日も訪れるようになると、否が応でもノリクラシーズンが終了するんだという気分にさせられます。しかしながらそのまま真冬に突入するかと思うと、11月上旬辺りではそれほどの寒さはなく、やはり本格的な冬は12月に入ってからとなるかと思います。
秋の雰囲気を長く味わっておきたいという気分と、早くウインターシーズンが訪れないかという気持ちが交錯する季節になってきたように感じます。


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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