ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.4(2009/04/18〜19) C

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(Update:2008/04/23)

 

【ツアーコース U − 位ヶ原急斜面】

位ヶ原急斜面

こちらはツアーコース最後の位ヶ原急斜面。樹林帯の切り通しエリアからオープンバーンへと状況が変化します。

 

先週の位ヶ原急斜面
ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版Vol.3
(2009/04/11〜12) C

今週の位ヶ原急斜面
先週より30センチほど雪解け

先週から比べて30センチの減少が見られます。昨年は濃霧で正確に比較することができませんが、おそらく昨年より1メートル近く積雪量が少ないと考えられます。

 

うっすらと降雪

昨日の位ヶ原急斜面付近は雨ではなく雪だったようで、湿雪ではあるものの、黄砂で汚れたバーンに白い化粧がほどこされています。

 

比較的滑りやすく楽しそうなシュプールを

ただ、ベタ雪ということではなく比較的滑り易い状態で、上部エリアから滑り降りてこられた方々は楽しそうにシュプールを描いています。

 

稜線から滑り降りてきました!

こちらの方々も山頂からの滑走を楽しんで来られました。積雪期に標高3000メートル地点に立つのは初めてという方もいて、「社のえびの尻尾がすごく大きくて!」と少し興奮気味。稜線からの滑走は少し硬かったけど沢筋の半分程度からは程よい状態だったとのこと。

 

穏やかな青空の下、遅い昼食を...

風の強い稜線とは異なり穏やかなツアーコースにたどり着いて少しばかり緊張の糸がほぐれた様子。青空に浮かぶ遠景の山並みに遠くへ目線を移しながら遅い昼食を楽しんでいます。

 

足元に少しばかり新雪の感触を感じながら、位ヶ原の台地を目指します。

 

【位ヶ原】

柔らかな降雪にいくつものシュプール

夕方近くになっても青と白の世界だけの位ヶ原があります。少しばかり風が吹くものの、その風に冷たさはなく穏やかな状態。昨日の降雪が位ヶ原全面を覆い。真っ白な中にいくつものシュプールが残る様子はアイスバーンしかなかった冬の位ヶ原では見られない光景です。

 

広大なロケーションに吸い込まれるように進んで行く

斜光がダイレクトに差し込み、山肌の陰影がはっきりと浮かび上がるようになってきて、そんな光景をただただ見つめていると、自然とその方向に吸い込まれていくような感覚に陥ります。休暇村からの長丁場であったにもかかわらず、そんな疲労感をすっかり忘れ、光の差すほうへ自然と足が進みます。

 

見飽きることのない青と白のロケーション

この光景は何度も見ているはずですが、雪面の光具合、空の青さなど、ちょっとした季節の違いで青と白しかない世界にも微妙な変化を感じさせてくれます。

 

【雪渓下部】

ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2008ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版Vol.5
(2008/04/19〜20) E

先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版Vol.3
(2009/04/11〜12) C

今週の大雪渓入口
先週とほぼ変わらず。昨年並み

こちらは大雪渓入口付近。左上が昨年同時期、右上が先週、そして、下中央が今回の画像です。先週とほぼ同じ状態です。また、昨年との比較でも、先週と同様、昨年並みの積雪量です。

 

トイレ付近

トイレ手前の駐車場付近は比較的積雪量が少なく、多少の雪解けで岩などがすぐに頭を出しますが、ご覧のようにまだその兆候はなく十分な積雪量があります。

 

トイレ(手前)と避難小屋(奥) 避難小屋 − 大雪渓エリアで唯一通年に渡って地面が見られる

トイレ手前の駐車場とトイレ付近も含め、地面の出ているところはありませんが、その後方の避難小屋ではご覧のように地面が露出しています。これは雪解けによるものではなく、厳冬期でも雪着きがなく、大雪渓エリアで唯一通年に渡って地面が出ています。

 

雪渓下部全景 モーグルコースの岩付近 − 先週同様、完全に埋まっています

左の画像は雪渓下部全景です。県道乗鞍岳線の3号カーブの大岩周辺などで雪着きの悪い箇所では先週以上に雪解けの面積が広がっています。

右の画像はモーグルコースの岩付近。雪渓下部は肩の小屋方面に向かってしばらく中斜面が続き、その後はなだらかな斜面に変化して肩の小屋までつながります。この中斜面から緩斜面へ変化するあたりに、モーグルコースの岩があります。(夏スキーのシーズン、この中斜面ではいくつものモーグルのラインができることから、便宜上、呼称させていただいております)

3週間前から、岩の頭が完全に埋まり、今週も引き続きその姿が見えません。この岩の頭が出るのはもう少し先のこととなると思います。 Next

 

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