ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2009/05/15〜16) A

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(Update:2008/05/21)

 

【シャトルバス − 乗鞍スカイラインへ】

平湯峠 − 乗鞍スカイライン入口

ほおのき平駐車場から約6kmほど進んだ所にある標高1684mの平湯峠から乗鞍スカイラインが始まります。この先は2003年から実施されているマイカー規制の対象区間となり、バス・タクシーや自転車など限られた車両のみの通行となります。

平湯峠まではマイカーの走行は可能ですが、ここにはシャトルバスのバス停はありません。畳平へ向かうにはほおのき平駐車場か平湯温泉に戻る必要があります。

 

沿線には桜が咲き、積雪がまだ残る

平地ではすでに終わってしまった桜が咲き、ご覧のように道路の周辺には多くの積雪を間近に見ることができるようになってきます。

 

樹林帯から森林限界へ

平湯峠からしばらくの間は見通しの効かない樹林帯の中を進みます。そして、猫岳の中腹に差し掛かると少しずつ周囲が木々がまばらになって視界が開けるようになってきます。

 

窓から白山と高山の町並みが目に飛び込む

視界が開けたところでまず最初に目に飛び込んでくるのが高山の市街地の遠方に浮かぶ白山。シャトルバスの高い視線からの眺めは白い頂だけでなく、手前に広がる丹生川の山深さも感じ取れたらよいでしょう。また、時には重厚な雲海が一面に広がり、そこに白山の頂だけが顔を覗かせるシーンにも巡り会えたら最高でしょう。

 

烏帽子岳

乗鞍岳という名称は、標高3026mの剣ヶ峰から標高2200mの安房山まで23の峰々の総称です。視界が開けてまず最初に目に飛び込んでくる乗鞍岳の頂は烏帽子岳(標高2692m)。見る角度によって山の姿は異なりますが、反対側から見たときの姿は鋭い三角形の尖った頂を突き出しています。

 

四ッ岳カーブ − 乗鞍スカイラインで最も積雪が多い箇所

烏帽子岳を過ぎて大丹生岳の山裾に差し掛かると、乗鞍スカイラインで一番積雪の多い四ッ岳カーブに差し掛かります。

雪の中を縫うようにシャトルバスが進む

積雪は例年よりやや少なめといったところで、雪の壁をバックに開通初日のシャトルバスを撮影しようとするカメラマンの方々が沿道からシャッターを切る様子があちこちで見かけられました。

 

鶴ヶ池大雪渓 桔梗ヶ原を進む

四ッ岳カーブを過ぎると乗鞍スカイラインは桔梗ヶ原の雪原を貫きながら進みます。桔梗ヶ原はこれから雪解けが進むと、ハイマツの緑の絨毯が一面に広がってきます。桔梗ヶ原のほかに位ヶ原など、ノリクラにはハイマツのビロードが至るところで広がり、その美しさが乗鞍岳の特徴となっています。

 

そして、標高2702m、自動車道としては国内でもっとも標高の高い畳平に到着です。

 

【畳平 − 乗鞍岳山開き祭】

来賓・関係者の方々を乗せたシャトルバスが畳平に到着すると...

安全祈願祭が始まります。

修祓 玉串奉奠

バスターミナル脇に設営されたテントで神事が粛々と行われます。

 

祝辞に続き、半被を羽織って...

安全祈願の神事が執り行われた後、一般の登山者・スキーヤー・ボーダーの方々を前に来賓の方々の祝辞となります。
昨年は20万4千人の方が乗鞍岳にお越しになりました。今年はさらにそれ以上に方が訪れることを期待し、事故のないように願いながら、今日の祈願祭・開山際を行いたいとのメッセージがこめられていました。

 

乗鞍岳山開きお祭 − 樽開き

そして、祝辞の後はおそろいの半被を羽織って樽開きです。

今シーズンがいよいよはじまりです

毎年、シーズン初日にハワイからお越しになる方々も参加され、乗鞍スカイラインの今シーズンが名実ともに始まります。 Next

 

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