ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2009/07/18〜19) C

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(Update:2008/07/23)

 

【雪渓下部 U − 基礎キャンプ】

シャトルバスの運休が続き、大雪渓にはほとんど人影はありませんが、今週も基礎キャンプが行われています。

 

スプーンカット − 今週は雪渓全体に広がっています

先週まではあまり感じなかったスプーンカットも、大雪渓全体に広がり、細かなウェーブを整備するところから練習が始まります。

 

ガタガタのバーンにごまかしは効きません

「板を丸くずらしながらターンして...」。このバーン状況で、正確に操作できなければ、必ずバランスを崩すので、ごまかしの効かないトレーニングができます。

 

何人かで滑走すれば、綺麗なバーンに...

バーンそのものはそれほど硬いわけではなく、表面の凹凸が少なくなってきて、雪渓の状態に体が慣れてくると、皆さん、少しずつ自分のターンを取り戻してきます。

 

何度もチェックを受けながら目指す方向へ

完全なフラット状態の滑りやすいバーンであろうが、今回のように、やや、うねりのある状態であろうが、スキー操作の癖はどちらでも同じように現れるもので、何度もチェックを受けながら、少しずつ目指す方向へと自分を持って行きます。

 

ほとんど雨は止みますが、大粒の霧で全身びしょ濡れ

午前中は、時折、まとまった雨脚を見せる時はありますが、パラパラと多少の降り方を見せる程度で、これくらいの状態であれば、何とか練習を続けられる状態です。霧の粒が目の前を流れて行く様子が見られるほどの濃霧の中に、身を置いていると、雨が降らなくとも、全身びしょぬれ状態になります。

 

同じ箇所を何度も滑走するとバーンがえぐられてきますので、定期的にセット換えを行いながら、練習を続けます。

 

濃霧で次のポールすら霞んで見えない状況。コース間際での撮影が続きます。

 

結局、ほぼ終日レッスンできました

大雪渓に到着したときは、濃霧と強風で、そのまま引き返そうと思っていたものの、外に出てみれば、耐えられないほどの状況でもなく、、結局、お昼休みをはさんで、午後もレッスンもしっかり行われました。

 

こんな天候も時々経験しないと、辛い状況が乗り越えられません

今シーズンは、このように天候の悪い日は少なかったのですが、この時期としては、それほど珍しい状況ではありません。これまでが良すぎたために、ちょっと、そのギャップが身にしみる状態でした。しかし、こんな天候も、定期的に体得しておかないと、辛い状況のノリクラを乗り越えることができないかもしれません。

まだまだ、ノリクラのシーズンは続きます。

 

【雪渓下部 V − モーグルコース】

モーグルコース スタート付近に岩の頭

こちらはモーグルコース。右の画像はスタート地点付近ですが、スタート位置から2〜3コブ付近にご覧のように岩の頭が出始めました。

 

こんな日でもコース整備

シャトルバスの運休が続き、訪れるモーグラーの全くいないコースでは、今日もコース整備をするスコップの音が濃霧の中に響いています。

 

さほど硬くないものの、部部的にはつるはしが必要

この天候の割には、さほど硬くないバーンコンディションですが、やはり、部分的に氷結している箇所もあって、つるはしで氷を砕きます。

 

今後のモーグルコースは雪渓上部へ

モーグルコースは、雪解けでやや浅くなっているものの、スタート付近の岩の頭以外は、滑走に支障となるところもありません。ただ、今後は、コース長に短さを感じるようになってきますので、雪渓上部に移動するのも時間の問題でしょう。 Next

 

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