ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.11(2009/07/25〜26) F

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(Update:2008/07/30)

  

【畳平 − お花畑】

ここからは畳平のお花畑の様子をお伝えします。

 

入口付近 − ハクサンイチゲが満開

二週間前は、まだ、つぼみの状態だったハクサンイチゲは、ご覧のように満開を迎えています。畳平のお花畑は、入口付近の東側から、奥の西側に向かって、周回する遊歩道があります。また、雪解けは、それとは逆に、奥の西側から東に向かって進むため、ハクサンイチゲなどの高山植物の成長も、奥のほうが早く進んで、入口付近の開花が最後となります。

今週の畳平のお花畑は、このあとお伝えする、奥のエリアをのぞいて、ほぼ、全面でハクサンイチゲが見頃を迎えています。

 

入口付近 − ハクサンイチゲ以外にも高山植物が イワカガミ

畳平のお花畑は、ハクサンイチゲが大半を占めていますが、それ以外の高山植物も目立つようになって来ました。ピンクの花をつけるイワカガミ。ここを訪れる観光客の方々の大半が、コマクサと間違える高山植物です。

 

ミヤマキンポウゲ ミヤマクロユリ

左の黄色い花は、パッと見ると、クローバー様の葉と黄色い花の組み合わせということを考えると、ミヤマキンバイと間違えそうですが、よく見ると、お分かりかと思いますが、こちらはミヤマキンポウゲです。ミヤマキンバイの葉の中から、ミヤマキンポウゲの花が頭を出している状態なのです。

そして、入口付近でも、ミヤマクロユリのつぼみが見られるようになりました。

 

遊歩道分岐点

そして、遊歩道を西に進み、分岐点あたりに差し掛かります。

 

この付近もハクサンイチゲを左右に見ることができます。

 

ミヤマクロスゲ ミヤマホタルイ

ハクサンイチゲに隠れるように、ミヤマクロスゲやミヤマホタルイなどが芽吹いている様子が見られます。地味な様相ですが、こちらも立派な高山植物です。

 

一面ハクサンイチゲの遊歩道中央付近 − しかし、花のピークは過ぎてます

遊歩道をさらに奥へと進むと、四方八方をハクサンイチゲに包まれる様子が見られるようになってきます。それでも、よく見ると、花のピークが過ぎていることがわかります。

 

遊歩道折り返し地点 − ハクサンイチゲは終了

こちらは、お花畑の一番西側。遊歩道の折り返し地点です。二週間前には、ハクサンイチゲが満開を迎えていましたが、ご覧のようにすっかりと花を落としています。

 

ミヤマクロユリ − 半数近くが開花

ハクサンイチゲからバトンタッチした高山植物は、ミヤマクロユリ。まだ、つぼみのものもありますが、半数近いものは開花しています。

 

畳平のお花畑は、ハクサンイチゲのピークを迎え、これからは、そのほかの高山植物が色々と咲き始めることと思います。

 

【昨年の今ごろは?】

2008ノリクラ雪渓カレンダーVol.11(2008/07/26〜27)

26日(土)の大雪渓は、朝の濃霧も次第になくなり、綺麗な青空が広がる良い天候に恵まれました。雲がもくもくと湧き上がる様子が絶えず見られ、夕方になって差し込む斜光が大雪渓を綺麗に映し出して、一日が終わってゆきました。

そして、27日(日)は、早朝の強い日差しと快晴で、急激に雲が湧きあがり、午後になって、雷鳴が響き渡って、ひどい豪雨と強風に襲われます。夕立であれば、すぐに収まるものの、2時間以上に渡って続くひどい天候となってしまいました。

 

<編集後記>

今回も取材で色々な方にお会いすることができました。その中で、「ノリクラ雪渓カレンダーは、毎週何曜日に掲載されますか?」と、尋ねる方が何人かいらっしゃいました。週刊誌のように、曜日を決めて発刊できれば良いですが、編集作業の都合から、掲載日時に若干のブレが生じる可能性があり、「今週末掲載予定」と、させていただいております。

ただ、週末にノリクラに訪れる予定の方が、WebSiteをチェックしてから、お越しになれるようなスケジュールで、ノリクラ雪渓カレンダーを発刊したいと考えています。これからも有用な情報を継続してお届けできれば幸いです。

 

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