ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2009/08/08〜09) E

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(Update:2008/08/13)

 

【雪渓上部 V − モーグルコース】

雪渓上部左側 − 上は一週間早く、下は三週間早い雪解け

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。先週と同様、上部は一週間早く、下部は三週間早い雪解けです。特に下部の雪解けが顕著です。

このエリアは30度近い斜度があり、雪渓の下端部分は岩場で構成されています。初めてノリクラにお越しになる方は、危険を伴うことが予測されますので、雪渓上部右側など比較的緩やかなバーンでの滑走をお願いします。

 

雪渓下端部分

雪渓上部左側は、下端部分で岩の頭が多くなってきています。雪渓下部にモーグルコースがあった頃は、隣接する大雪渓駐車場や避難小屋で、お昼休みをされる方が多かったものの、雪渓上部左側は、やや離れているため、大半の方は、雪渓の下で昼食です。

 

きれいな雲が浮かぶ最高のロケーション

お昼休み頃には、きれいな雲が浮かび、最高のロケーションが広がります。おそらく、大雪渓エリアの中でも、最も優れた風景といってもよいエリアです。

 

モーグルコースには今日もたくさんの方々

そして、今日もモーグルコースには、たくさんの方々がお越しになっています。

 

長さ 70メートル×18コブ

コースは先週のものとまったく同じですが、下端部分の雪解けで、コース長は短くなり、70メートル×18コブです。

 

列を作って順番を待ちます 比較的やわらかめの雪質

スタート付近には、滑走を待つスキーヤーが列を作って順番を待ちます。そして、雪質はグサグサとまでは行かないものの、ご覧のように、比較的、柔らかめの状態。

 

定期的にデラがけ

そのため、すぐに大きなギャップとなり、定期的にデラがけを皆さんで実施します。

 

基礎スキーの方もたくさんお越しになります

最近はモーグラーばかりでなく、基礎スキーの方もよく見かけます。こちらは大学のスキークラブの練習でお越しになりました。今日は三本滝から歩いてやってきて、もうヘロヘロ状態のようです。しかし、明日は自転車でやってきてスキーの練習をされるとのことで、なかなかハードな合宿ですね。でも、そんな体験が、よい想い出となってゆくことと思います。

 

上端 − 昨年より一週間早い雪解け

こちらは、モーグルコーススタート地点より、30メートルほど登ったところの雪渓上端。昨年より、一週間早い雪解けです。

 

上端から − 下端部分まで147メートル
昨年より三週間早い状況

この上端から雪渓上部左側の下端までの距離は、先週の150ートルから147メートルと、微減ですが、先週と同様、昨年より三週間早い状況です。

合同のごみ拾い活動

今日は、環境省・営林署など、関係者の方々の合同のごみ拾いが行われました。

 

拾うごみの大半がかなり古いものばかり − かつては環境への配慮がなされなかった証

拾っても拾っても、本当になくならない状況が、実際にはあります。大半のものが、かなり古いもので、かつては、いかに環境への配慮がなかったかということが、わかります。

 

【昨年の今ごろは?】

2008ノリクラ雪渓カレンダーVol.13(2008/08/09〜10)

夏らしい天候の変化を見せてくれた週末でした。特に9日(土)は、きれいな青空に雲のたなびく朝を迎えます。しかし、肌を突き刺すような強い日差しに、次第に雲が広がり始め、10時前には日差しがさえぎられるほど、湧き上がる雲に覆われるようになってきます。そして、お昼過ぎに、一旦、にわか雨に見舞われるものの、再び、晴れ間が戻り、それで収まりきらない、夏山の天候は、夕方になって、土砂降りの雨に見舞われてしまいます。ヒルクライマーが絶えることのない、大雪渓前では、急いでトイレに駆け込む様子も見られました。

 

<編集後記>

しっかりと晴れた時間は短かったものの、ほとんど雨に見舞われない週末を送ることができました。それに呼応するように、ヒルクライマーの方々が、一気に訪れる様子も見られ、待ちに待った季節がやってきたとも感じられる週末でした。ノリクラ雪渓カレンダーも、ちょうど折り返し地点となり、そんな意味からも、新たな季節にスイッチして行くものと感じられます。

そろそろ、お盆の季節がやってきて、次週は多くの方でにぎわうことと思います。ノリクラの夏は、お盆を過ぎると陰りを見せ始めます。この短い季節をどのように楽しみますか?

 

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