ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2009/08/28〜30) @

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(Update:2008/09/03)

 

【大雪渓】

8月最後のノリクラ雪渓カレンダーをお届けします。毎年、8月最終週は、ノリクラにとって一大イベントである全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が開催されます。週末を迎えると、県道乗鞍岳線を往来する多くのヒルクライマーの姿を見かけましたが、その大半が大会に出場するためのトレーニングで、一日に2〜3往復される方もいらっしゃったようです。

29日(土)は、早朝から雨が降り始める生憎の天候。大雪渓付近は雨に加えて霧に覆われ、訪れるスキーヤーがほとんどいないばかりか、シャトルバスすら、肩の小屋口バス停を通過する便もあるほどの状態。雨と濃霧は午前中までで、午後になると急激に天候が回復し始めました。

30日(日)は、夜明け前にまとまった雨が降ったものの、朝日が昇り始める頃には完全に止んで、大雪渓や剣ヶ峰の山肌を茜色に染める日の出を迎えます、。ただ、その後もしっかりと天候は回復せず、大雪渓付近は周期的に霧に包まれる天候がつづきます。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、7時30分にスタートを切り、大雪渓付近には8時20分ごろにトップの選手が通過します。この頃になると、太陽はもちろん、雪渓上部ふきんから山頂方面には霧が立ち込め、選手にとっては強い日差しがなく、ヒルクライムレースにとっては程よい気候となったものの、大雪渓の展望を楽しみにお越しになった方は、少し残念そうな様子でした。

今回は、大雪渓に訪れる方も少なく、大会開催のため、お伝えする内容がいつもと異なりますが、ご了承ください。また、第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の特集は、9月中旬ごろに掲載を予定しております。掲載の際は、トップページのお知らせのコーナーにてご案内いたします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【8月29日(土)、観光センター】       【大雪渓に到着】
Page-2 : 【雪渓下部 T】       【雪渓下部 U】
Page-3 : 【雪渓中段】       【高山植物】
Page-4 : 【雪渓上部 T】
Page-5 : 【雪渓上部 U − モーグルコース】       【昨年の今ごろは?】       <編集後記>

  

 

【8月29日(土)、観光センター】

観光センター前駐車場

早朝6時30分の観光センター前駐車場。気温は16℃。6時ごろから雨が降り始め、生憎の天候から、今日一日が始まります。

 

第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 開催のため、観光センター前駐車場は閉鎖

いつもなら、シャトルバスに乗車するためにお越しになる車が何台も駐車している様子が見られるものの、ご覧のように一台もありません。今日と明日は、第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が開催され、観光センター前駐車場は、大会会場として使用されることから、8月28日(金)16時から8月30日(日)17時まで、駐車禁止の措置がとられています。

今日は、13時から、大会受付が観光センター前駐車場で行われ、レースは、明日7時30分より、観光センター前の県道乗鞍岳線からスタートします。4000名以上の選手が、各カテゴリー別に出走し、最初のチャンピオンクラスが出走してから、最後のビギナークラスが出走するまで、約一時間も要するほどで、この大会の規模の大きさを物語っています。

そのため、前述の観光センター前駐車場の駐車規制をはじめ、レース当日の明日はシャトルバスが運休されるなど、この二日間は数々の規制があります。

今大会に関連する規制などは、お知らせ − 第24回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 開催に伴う通行・駐車規制のお知らせ。(2009/08/23) をご覧ください。

 

シャトルバス乗車券発売所 − ホワイトボードにも明日午前中の運休が

こちらはシャトルバス乗車券発売所。ホワイトボードには、大会開催のため、明日の午前中の便が運休されることが記されています。

 

今日のシャトルバスの発着は、車道沿いの路線バス停留所から

いつもは観光センター前駐車場内に設置されたシャトルバス専用停留所を発着するシャトルバスも、今日は駐車場内への乗り入れができないため、車道沿いの路線バス停留所からの発着となります。

 

明日はシャトルバスだけでなく、路線バスも一部規制

大会受付の本日は、運休などの規制はありませんが、明日は、観光センター前からレースが行われるため、競技中は観光センターより上部には、車両の通行ができないため、シャトルバスの運休をはじめ、休暇村方面に向かう路線バスも、観光センター前バス停発着になります。

 

大雪渓に向けて出発

7時のシャトルバスが路線バス停留所に到着しますが、生憎の天候のため、訪れる方はまばら。今回は3名の方を乗せて、大雪渓に向けて出発です。

 

【大雪渓に到着】

8時の大雪渓付近は、ご覧のように霧が立ち込め、まとまった雨脚が続きます。

 

雨と濃霧 − 避難小屋では出発を迷うスキーヤーの姿が...

視界は50メートルに満たない状況。避難小屋では、これから大雪渓に出発しようか思案するスキーヤーの姿があります。

 

意を決して出発することに...

雨は一向に止む気配を見せませんが、身動きの取れないほどの悪天候ではありません。意を決してウェアーを着て出発します。

 

一旦出てしまえば、それほど苦になりません

結構降っているように感じる雨脚も、一旦、外の出てしまうと、それほどでもないことに気づきます。

 

いつもなら、多くのスキーヤーや登山の方々が降り立つ肩の小屋口バス停も、下車する乗客がいないため、シャトルバスは停車せずそのまま通過して行きます。ウラジロナナカマドの葉は、紅葉が始まるまでは、見向きもされないものの、雨粒がきらびやかに光る様子は、なかなか美しいものです。

 

雨が止み始め、下車する方々が増えてきた

早朝はほとんど停車することのなかったシャトルバスも、雨が止み始めて、肩の小屋口バス停に降り立つ方が現れるようになります。

 

合羽を着て出発の準備

雨はほとんど止んできましたが、まだ、不安定な状況のため、合羽を着込むところから出発の準備が始まります。皆さん、背負うと頭より高くなるほどの大きなザックでお越しになっていますが...

 

大きなザックを背負って、千町ヶ原の避難小屋へ

今日は、山頂を越えて、千町ヶ原の避難小屋まで歩くとのこと。本当は子ノ原高原から登ってくることを予定していましたが、登山道の状況がよくないと聞いて今回はあきらめました。剣ヶ峰から、野麦方面や千町ヶ原方面などの登山ルートは、あまり一般的ではなく、登山に慣れた方しかアプローチしない状況です。 Next

 

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