ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2009/10/03〜04) D

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(Update:2009/10/08)

 

【10月4日(日)、観光センター前駐車場、快晴の朝】

観光センター前駐車場 − 紺碧の青空が広がる

さて、翌日の10月4日(日)は、ノリクラの峰々が茜色に染まった雲ひとつない快晴の朝から始まります。

 

シャトルバス − 早朝から長蛇の列

観光センター前駐車場には、すでに100台ほどの車がお越しになっていて、朝一番からシャトルバスに乗車しようとされる方が列を作っています。実はこの列は、シャトルバスを待つ列ではなく、乗車券を買い求める方々です。

10月から始発便が7時となったこともあって、窓口の開始時間も繰り下げられ、6時30分の時点で70名ほどの方がお待ちになっています。

 

列は50メートル近くまで伸びる

乗車券発売所の営業開始を待つ列は、さらに伸びて行き、50メートルほど先のシャトルバス停留所まで達するほど。

 

急いで係りの方が駆けつけて、乗車券の販売が開始されます。

 

タクシー乗り場 − すべて出払って一台もありません

こちらはタクシー乗り場。ご覧のとおり、タクシーは一台もありません。いち早く現地に向かい方々は、タクシーに乗車して出発されています。

 

始発の7時便 − 三脚とカメラバック姿の方が目立ちます

そして、始発の7時便が到着し、改札と乗車が開始されます。やはり、この時期は大きな三脚とカメラバックを携えたカメラマンの姿が多いようです。

 

始発便としては珍しく、5台が運行

始発便としては珍しく、今回は5台ものシャトルバスが運行され、畳平に向けて出発して行きました。この時期は、大雪渓・位ヶ原エリアなどの紅葉散策や撮影で、沿道を歩いて散策を楽しむ方が大半で、下山は途中のバス停から乗り込むことになります。始発の畳平を出発したときには座席に余裕があっても、途中で満席となってしまうこともあって、乗車できない可能性もあります。そのため、この時期は、途中のバス停の待ち人数などを常にパトロールして状況把握しながら、バスの配車を行っているようです。

 

【位ヶ原は、カメラ携えて、散策にヒルクライムに...】

たくさんの方が訪れた位ヶ原周辺の様子をお伝えします。

 

散策やヒルクライムで、この空気感を直接肌で感じる

今日の位ヶ原は雲ひとつない紺碧の空が支配します。歩いて散策するも、ヒルクライムするにも、絶好のコンディションで、直接自分の肌で、この空気感を感じないなんてもったいないと、つい思ってしまうものです。

 

スポット的に見事な色合いが残り、カメラマンの注目の的

位ヶ原周辺の紅葉のピークは、終わっていますが、ご覧のように、スポット的に見事な色合いの箇所が残っていて、コントラストの強い日差しに再び輝きを取り戻しています。

 

フィルムが足らなくなっちゃうよ〜 − 風景写真はやはり銀塩でないとねぇ〜

「もうフィルムが何本もあっても足らないよ〜。いいところだけフィルムにして、後はデジカメにしないと...」と、おっしゃるとおり、これ一番というワンシーンは、銀塩写真が主流です。

 

位ヶ原周辺は歩行者天国のように

今日の県道乗鞍岳線は、ヒルクライムの自転車の方と、花から花へと飛び回る蝶のように行き交うカメラマンの方で埋め尽くされて、まるで歩行者天国のような状態です。

 

先週の状況を聞いて、早速ノリクラへ

先週、上高地に行き、現地のタクシーの運転手さんから「今(先週の時点)、ノリクラの紅葉が最高だよ」と、聞いたものの、同時に二箇所は行けませんので、今週、ノリクラにお越しになったとのこと。「ノリクラの紅葉は涸沢(からさわ)のような雰囲気でいいですよね。」と、おっしゃってくださいました。

 

WebSiteの紅葉を見て...

もちろん、ヒルクライムにお越しになる方も、紅葉見物が楽しみであることは間違いありません。こちらの方は、普段はスキーにシールを貼ってツアーコースを往来するときによくお会いしますが、最近はヒルクライムでお会いする機会のほうが多くなっています。スキーとヒルクライムができれば、通年にわたってノリクラを楽しむことができますね。

 

今日はのんびりと足を止めて...

普段なら、ゴールまで絶対に足を止めることなど許されないヒルクライマーも、きれいな色彩の前に足を止めないほうがもったいない...

 

紅葉とヒルクライム − どちらもシーズン最後のクライマックスを楽しむ

こんなにきれいな紅葉も、あと数週間すれば初冠雪が見られ、そして、年末までには、山スキーの季節となって行きます。紅葉のヒルクライムと真冬の山スキー。どちらを天秤にかけても、その楽しさを計ることはできないものです。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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