ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版Vol.5(2010/04/24) C

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(Update:2010/04/29)

 

【ツアーコース U − 位ヶ原急斜面】

位ヶ原急斜面

こちらはツアーコース最後の位ヶ原急斜面。

 

昨年の位ヶ原急斜面
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.5(2009/04/25〜26) C

先週の位ヶ原急斜面
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.4(2010/04/17) C

今週の位ヶ原急斜面
先週より75センチ少なく昨年より30センチ多い

ツアーコースは全体的に今週に入って急速に雪解けが目立つ状況ですが、位ヶ原急斜面では先週よりも75センチも雪解けが進んでいます。それでも昨年より30センチ多い状態です。

 

ツボ足でも沈み込まない固いコンディション − エッジグリップが程よく効く

ご覧のようにツボ足でもほとんど沈み込みのない固めバーンコンディション。滑走する上ではグリップが程よく効くまずまずの状態ともいえます。

 

固いバーンにスキー板を打ちつけながら...

ただ、所々でアイスバーンに近いような箇所もあって登りは慎重にスキー板を雪面に打ちつけながら進んで行く必要があります。この先は森林限界の位ヶ原。正午の時点で気温は1℃で、バーン表面がパックをしはじめる時刻となってきます。

 

【位ヶ原】

マイナス4℃、位ヶ原はさらに気温が低下

お昼を過ぎて位ヶ原の上空は徐々に雲に支配されるようになってきます。ツアーコースまでの空気の冷たさがさらに強くなり、気温はマイナス4℃まで低下します。そのため、バーンには全く柔らかさはありません。

 

ハイマツが見え隠れ −  位ヶ原でも雪解けが進む

位ヶ原など上部エリアの積雪はこれまで増加傾向を示していましたが、今週に入って初めて減少を示し、所々でハイマツが見え隠れするようになって来ました。

ここで引き返す準備

完全に雲に支配されるようになり、モノトーンの世界が広がります。そんな状態ですから、ここで引き返す方々の姿が見られるようになってきます。

 

帰路に着くには早めに決断を...

周辺ではスキーヤーやボーダーがアイスバーンを滑走する甲高いエッジング音が高らかにこだまし、そんな音を聞くだけでこれ以上先に進んでも決して楽しくないことを容易に想像できる状態。早めに判断して帰路に着くのが的確な判断です。

 

位ヶ原はほぼ完全に雲に支配される

森林限界を超えた先は、午前中の晴天がそのまま夕方まで続くことのほうが少ないと思ったほうが正解で、高い山ではできる限り早めの行動が必要であることも納得できます。 Next

 

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