ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2010/05/14〜15) B

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(Update:2010/05/20)

 

【ツアーコース U − 位ヶ原急斜面】

位ヶ原斜面

こちらはツアーコース最後の位ヶ原急斜面。

 

昨年の位ヶ原急斜面
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2009/05/15〜16) G
先週の位ヶ原急斜面
(2010/05/08)

今週の位ヶ原急斜面
先週とほぼ同じ、昨年より30センチ多い

この数日間は低めの気候が推移し、さらに降雪があったことから、位ヶ原急斜面は先週とほぼ同じ積雪量を保っています。そのため、昨年よりも30センチほど多い状態です。

 

雪解けが進んでダケカンバの枝先が顔を出す

この一週間はあまり雪解けが見られない状況ですが、それでも、雪面には所々でダケカンバの枝先が顔を出し始めて雪解けが進んでいることがわかります。そして、そんなダケカンバの枝先を隠すようにバーン表面は冷たい空気にフィルムパックされています。

フィルムパックされた斜面を登ると表面がズレ落ちてシールがスリップしますので、しっかりとスキーを蹴りこんでフィルムパックを打ち破りながら上部エリアの位ヶ原へと進んで行きます。

 

【位ヶ原】

位ヶ原 − 午後は綺麗な青と白の世界

ツアーコースを抜けて、午後の位ヶ原は綺麗な青と白の世界が続きます。

 

絶好のバーンコンディションにスキーをしっかり食い込ませて自在にターン

上部エリアから滑走してきたスキーヤーは、適度に緩んだ雪面にしっかりとスキー板を食い込ませながら、自在にターンを描いて行きます。

 

今日は富士見まで行きました!

今日は富士見岳まで出向いたこちらの方々...平日をメインに現地入りされているため、なかなかお会いすることができませんでしたが、今回初めてWebSiteデビューとなりました。(いつもご覧くださりありがとうございます。)

ウインターシーズンには新雪が降れば、何を差し置いてもまずはパウダーを狙いに直行されているようで、この数日の降雪で完全に冬の白さを取り戻した今日のバーンは、もしかするといてもたってもいられなかったのかもしれませんね...

 

ダケカンバの枝先は霧氷 − 青い空に突き刺さるように白い花が無数に

13時の位ヶ原の気温は2℃と冷え込みます。雪化粧が施されたダケカンバの枝先は、青空に突き刺さるように無数の白い花を咲かせています。こんな情景を垣間見ると、まだまだ冬が片隅に居座っていることを感じさせてくれます。

 

県道乗鞍岳線の除雪 − 宝徳霊神バス停 5号カーブ付近

人出の少ない静かなノリクラにこだますのは、位ヶ原を縫うように走る県道乗鞍岳線の除雪。画像は宝徳霊神バス停のある5号カーブ付近です。除雪の先端部分はまだ路面は出ていませんが、7号カーブのある位ヶ原お花畑付近ではすでに路面が完全に出る程度まで除雪が進んでいて、今後、月末には大雪渓駐車場まで除雪が進められることと思います。

大雪渓駐車場まで除雪が完了すれば、予定としては6月から春山バスの運行が肩の小屋口バス停(大雪渓入口)まで延長されます。

 

【雪渓下部】

ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2009/05/15〜16) D
先週の大雪渓入口
(2010/05/10)

今週の大雪渓入口
先週より10センチ減少し、昨年より50センチ多い

こちらは大雪渓入口付近。左上の画像は昨年同時期の様子、右上の画像は先週の様子です。先週より10センチほど減少し、昨年より50センチ多い状況となっています。

 

大雪渓入口から北側へ50メートルのところにトイレ小屋と避難小屋があります。

 

トイレ南側の駐車スペース − 縁石の頭が目立つようになる

左の画像はトイレの南側の駐車スペース。ちょうど道路を挟んで大雪渓入口の反対側付近で、先々週は降雪で一旦姿を隠しましたが、先週から再び姿を見せるようになりました。また、右の画像の通り、駐車場の縁石の頭が目立つようになって来ました。

 

トイレと避難小屋

トイレ周辺も融雪がすすんでいます。ただ、まだ、トイレ全体を多い尽くしている状況は変わらず、使用可能になるのは6月以降かと思います。

 

天候は安定し、日差しの暖かさを感じる穏やかな午後

午後になって、ほとんど風なくなり、冷たい空気よりも太陽の日差しの強さを十二分に感じ取ることができるようになって、天候が安定してきた雰囲気があり、明日も良い天候に恵まれることを予測できる状態です。 Next

 

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