ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2010/05/14〜15) D

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(Update:2010/05/20)

 

【乗鞍スカイライン】

平湯峠 − この先マイカー規制

ほおのき平駐車場から約6kmほど進んだ所にある標高1684mの平湯峠から乗鞍スカイラインが始まります。この先は2003年から実施されているマイカー規制の対象区間となり、バス・タクシーや自転車など限られた車両のみの通行となります。

平湯峠まではマイカーの走行は可能ですが、ここにはシャトルバスのバス停はありません。畳平へ向かうにはほおのき平駐車場か平湯温泉に戻る必要があります。

 

山肌はうっすらと雪化粧

例年なら、平湯峠付近の山肌はほぼ雪解けが完了していますが、数日前の降雪で山肌はどこもうっすらと雪化粧されています。

 

乗鞍スカイライン(4kmポスト付近) − 昨年より残雪が多い

平湯峠ゲートを過ぎると路肩や山肌に多くの残雪が見られるようになります。左の画像は平湯峠ゲートから4kmほどの地点(4kmポスト付近)。昨年よりも残雪が多い状況です。そんな中をシャトルバスがゆっくりと進んで行きます。

 

乗鞍スカイライン(猫の小屋跡地) 笠ヶ岳 − 車窓には大パノラマが広がる

さらに進んで、左の画像は標高2000m付近の猫の小屋跡地付近。周囲の木々には数日前の降雪によって着雪が見られ、その着雪が落ちていないところから、冷え込んだ日が続いていることが分かります。そして、車窓には北アルプスの山々の白い頂が手に取るように映し出されています。

笠ヶ岳から穂高の山並みまでの大パノラマが真横に広がる様子は、乗鞍スカイラインを進むシャトルバスの車窓の醍醐味ともいえます。

 

森林限界を超えるとノリクラの峰々が... 烏帽子岳

森林限界を過ぎるとさらに視界が開けるようになり、沿道にはノリクラのそれぞれの峰々がいくつも姿をあらわすようになります。

 

四ッ岳カーブ − 道中で最も深い谷へ

そして、シャトルバスは乗鞍スカイラインの中でも最も深い谷の四ッ岳カーブへと差し掛かります。

 

今回の四ッ岳カーブ
昨年より若干多い
昨年の四ッ岳カーブ
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2009/05/15〜16) A

 四ッ岳カーブ付近の積雪は、昨年と比べるとほぼ同じか、若干今年のほうが多い状況。

 

シャトルバスは雄大な光景をバックに進む(左:大丹生岳  右:穂高連邦)

四ッ岳カーブを過ぎて、シャトルバスは大丹生岳や穂高の山並みをバックに、広大な雪原の広がる桔梗ヶ原へと進んで行きます。雪の壁の中をゆっくりと進む3台のシャトルバスが行く光景を撮影しようと、報道関係者などが沿道に陣どり、上空ではヘリコプターから撮影する様子も見られました。

 

今年の鶴ヶ池雪渓 昨年の鶴ヶ池雪渓
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2009/05/15〜16) A

畳平に到着する手前に鶴ヶ池雪渓が広がります。岐阜県側で唯一滑走が認められているエリアです。畳平から歩いてすぐの場所にあることから、初めてお越しになったスキーヤー・ボーダーの方にも安心してお勧めできる場所です。

昨年と比べると若干積雪量が多いことが分かります。

 

ほおのき平駐車場を出発して約45分で、標高2702mの畳平に到着です。畳平は国内最高標高自動車道地点としても知られています。

 

【畳平 − 乗鞍岳山開き祭】

快晴の畳平 − 気温3℃でも強い日差しで寒さはない

時刻は10時。雲ひとつない快晴が続きます。気温は3℃、力強い太陽のおかげで寒さは全く感じさせない状況です。

 

来賓・関係者を乗せたシャトルバスが到着し、畳平では安全祈願の神事がまもなく始まります。

 

安全祈願の神事 − 安全なシーズンの始まりを願う

関係者一同のもと、神事が執り行われ...

 

来賓の祝辞

そして、来賓の方々の祝辞へと続きます。昨年はクマによる事故が発生し、今年は畳平周辺が安全であることを期待したい。また、マイカー規制が実施され8年が経過し、自然環境が良くなってきたとされており、安全で快適な環境のもとで今シーズンが始まることを祈っています。といったメッセージがなされました。

 

乗鞍岳山開き祭 − 樽開き

そして、祝辞の後はおそろいの半被を羽織って樽開きです。

 

毎年、山開き祭を楽しみに − 元気なうちは絶対に参加します!

毎年、この山開き祭を楽しみにやってこられるこちらの方。体調が悪くても じーっとしていることができず、いつまでもノリクラにやってくるんだというモチベーションを持つことで病気を克服しながら、今日の乗鞍スカイライン初日を迎えました。

 

振舞い酒に上機嫌!

これから山頂に向かうこちらの方々も振舞い酒を...

 

オープンを迎えて新たなシーズンへ進む

乗鞍スカイラインのオープンを境に、新たなシーズンへとさらに進んで行くのです。 Next

 

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