ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.2(2010/05/22〜23) B

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5

(Update:2010/05/27)

 

【肩の小屋】

ここからは肩の小屋周辺の様子をお伝えします。

 

昨年の肩の小屋周辺
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2009/05/23〜24) B
今回の肩の小屋周辺
ほぼ昨年並み
昨年の肩の小屋周辺
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2009/05/23〜24) B
今回の肩の小屋周辺
ほぼ昨年並み

肩の小屋周辺は全体的に見て若干のばらつきはありますが、ほぼ昨年並みの積雪です。

 

昨年の肩の小屋
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2009/05/23〜24) B
今回の肩の小屋
ほぼ昨年並み

この一週間は肩の小屋周辺だけでなく全エリアでかなり雪解けが目立っています。肩の小屋の屋根部分の雪解けを見ると、先週から1メートル近く積雪が少なくなっています。ただ、昨年の画像と比較してもほとんど変わらない状態で、この時期の減少量としては、それほど激しいものではないことが分かります。

 

【稜線目指して】

それでは肩の小屋から稜線に向けて出発します。

 

先週の肩の小屋から稜線方面
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2010/05/14〜15) F
今週の肩の小屋から稜線方面
ハイマツが目立つようになる − 昨年並み

先週は肩の小屋から望む稜線方面は全くハイマツ帯がありませんでしたが、ご覧のように山肌にハイマツ帯が目立つようになって来ました。状況としては、ほぼ昨年並みと言えます。

まだ、夏道は雪に閉ざされ、肩の小屋からはそのまま直登することが可能です。

 

魔利支天岳 − 昨年並み

そして、眼下には魔利支天岳。先週と比べて西側部分の雪解けが目立ちますが、積雪状況は昨年並みです。

 

稜線に向けて絶え間なくお越しになります

時刻は11時をまわった頃となります。お昼近くになっても稜線付近には30名ほどの方がすでにお越しになり、さらに下部の大雪渓方面からも50名近い方々が列を成してやってくる様子が絶え間なく続きます。

 

風もなく穏やかなひととき

曇り空でも遠景の山並みは比較的良好に望むことができ、まずまずのコンディション。気温は6℃ですがいつもは絶えず吹き抜ける冷たい風もなく、穏やかにお昼のひとときを過ごすことができます。

 

いつもWebSiteをご覧くださりありがとうございます

「いつもWebSite見てます!」と声をかけてくださることがとてもうれしく、今後も連載を継続して行く糧となって行きます。ノリクラは、一年を通してさまざまな方がお越しになります。もちろん、有用な情報は四季の移り変わりに伴ってその時々でさまざまで、今後も「ノリクラに訪れてみたい!」と思っていただけるような内容を連載して行けたらと考えております。

 

ノリクラのどこかで必ずお会いできます

そして、ノリクラに何度もお越しになり、そのたびにお会いする方々もいらっしゃいます。そんな再会もまた楽しいもので、中には毎週のようにお会いするケースもあります。

まだ、ウインターシーズンからお越しになっている方の中には、そろそろ山スキーの季節は終わりに近づいてきている雰囲気を感じるようになって来たのではないかと思います。冬のノリクラにはその時期にしかない良さと厳しさがあります。そしてそれとは裏腹に、冬の辛さから開放されただけでうれしいと思える季節がこれからやってきます。

 

【稜線】

こちらは蚕玉岳(こだまだけ)〜朝日岳の稜線。

 

岩の頭が見えるようになります − それでもほぼ昨年並み

先週は見られなかった岩の頭が出てきました。昨年のこの時期は、完全に白一色でしたので、雪解けが早いようにも感じますが、右の画像の蚕玉岳直下部分の岩の状況を見る限り、ほぼ同じといっても良いかと思います。

 

昨年の蚕玉岳〜朝日岳稜線
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2009/05/23〜24) B
先週の蚕玉岳〜朝日岳稜線
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2010/05/14〜15) F

今週の蚕玉岳〜朝日岳稜線
昨年並み

稜線部分を見ると、逆に昨年はすでに見えていた岩が今年はまだ雪の下で、場所によって若干の違いがあっても、全体的にはほぼ昨年並みといえることが分かります。

 

昨年の権現ヶ池
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2009/05/23〜24) B
今回の権現ヶ池
昨年並み
昨年の朝日岳
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2009/05/23〜24) B
今回の朝日岳
昨年並み

権現ヶ池と朝日岳においてもほとんど昨年の画像と変わりない状態です。 Next

 

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会

Top || <<Back  -  1  2  3  4  5  -  Next>>