ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2010/06/30〜07/04) D

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(Update:2010/07/08)

 

【大雪渓に到着】

気温10℃ − 下車した瞬間身震いさせる

シャトルバスの到着した8時の大雪渓付近の気温は10℃。バスを降りた瞬間、身震いさせる方もいて、あわててザックからアウターを取り出す様子が見られます。そして、いつものようにブーツを履いてスキーの準備が始まります。

 

夏スキーには作業用ゴム手袋

6月までは稜線からのロングランを楽しむスキーヤーが多くいらっしゃり、一日に何本も繰り返し滑走するケースは少なかったと思われますが、7月以降の夏スキーの場合、同じエリアを繰り返し滑走するため、山スキーのようにシールを装着したり板をザックにつけて登ることはせず、両手に板を持ってスキーブーツで歩いて行きます。

そのため、手が濡れずにしかもエッジに強い、耐寒性の作業用ゴム手袋が良いでしょう。ただ、真夏になると蒸れの問題から、あえて革の手袋などを使用される方も多いようです。

 

準備が整えば滑走エリアに出発!

 

メンバーが揃えばマイクロバスも 一年ぶりの再会に「お久しぶりです!」

三本滝ゲートより先はマイカー規制となり、一般的にはシャトルバスやタクシーを利用することとなりますが、グループでお越しになる場合、マイクロバスを利用するという方法もあります。

毎年、この時期には必ず基礎スキーキャンプを開催されるこちらの方...1年ぶりの再会です。「今年は雪が多いですね〜」と、バーンコンディションの会話から再会の挨拶が始まります。

 

出発の準備

大雪渓駐車場は付近に3箇所あり、マイクロバスなどは数台程度は駐車が可能です。ただし、大雪渓より上部通行止めのため、シャトルバスの転回場所としても利用されていますので、シャトルバスの到着時にはご注意ください。

 

そして、こちらの基礎スキーキャンプの方々も出発です。

 

【雪渓下部 T】

ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。

 

雪渓下端が車道から離れてきた

こちらは大雪渓入口付近。先週と比較すると、雪渓下端が車道からかなり離れてきました。

 

昨年の大雪渓入口
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2009/07/04〜05) A
今回の大雪渓入口
ほぼ昨年並み
昨年の大雪渓入口
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2009/07/04〜05) A
今回の大雪渓入口
ほぼ昨年並み

雪渓下端部分は先週よりも10メートルほど移動しています。それぞれの画像は昨年のものと比較していますが、ほぼ昨年並みの状況です。

 

登山道入口 車道との間は2メートル
昨年よりやや早い雪解け

大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。先週は標識の支柱全体が見える程度に雪解けが進んだものの、その周辺にはまだ積雪があり、雪渓下端部分は道路に面していました。しかし、ご覧のように雪渓下端部分は道路から離れ、その幅は昨年は幅1メートルでしたが今年は2メートルあり、昨年よりやや早い雪解けを見せています。

 

部分的に見えてきた登山道

登山道も部分的に見えるようになって来ました。ただ、この先のモーグルコースの岩方面はまだ完全に雪の下です。

 

周辺には高山植物の芽吹き

その登山道脇を観察すると、高山植物の芽吹きが見られるようになって来ました。

 

コバイケイソウ(新芽) ショウジョウバカマ(花)

左の新芽はコバイケイソウ。数年に一度しか花をつけないといわれていますが、ここ数年間は毎年のように花をつけています。標高の低いエリアではすでに花をつけたコバイケイソウも見られますので、今年も花をつけるかもしれません。

そして、右の花はショウジョウバカマ(猩々袴)。中国の伝説の猿(猩々)に花が似ているところと、葉が袴状に広がるところから命名されています。

 

グリーンサポートスタッフの方々

そして、こちらの方々は中部森林管理局のグリーンサポートスタッフの方々。登山道の杭打ち・ロープ設置から周辺のゴミ拾いなど細かなことから、ノリクラにお越しになる方々への自然保護の啓蒙など、例年、10月半ばまで活動が続きます。

 

10月半ばまで活動を続けます

ノリクラが好きでこの活動に参加されている方もいらっしゃいます。もちろん、昨年に引き続き活動されている方もいて、その再会の挨拶を交わします。 Next

 

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