ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2010/08/07〜08) B

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(Update:2010/08/12)

 

【雪渓下部 U − モーグルコース】

ここからは雪渓下部のモーグルコース周辺の様子をお伝えします。

 

先週の雪渓下部(モーグルコース付近)
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.12(2010/07/31〜08/01) B
今週の雪渓下部(モーグルコース付近)
雪解けは高さ1メートル − 昨年より二週間遅い雪解け

先週の画像と比較しますが、高さで約1メートルほどの雪解けが見られます。昨年よりも二週間ほど遅い雪解けです。この箇所をここ数年間のスパーンで見ると、積雪の多かったのは2006年で今年よりもさらに一週間遅い状況でした。

現時点でもっとも雪解けが遅いという状況ではありませんが、近年の中ではかなり雪解けが遅いといっても良いでしょう。

 

先週のモーグルコーススタート付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2010/07/31〜08/01) B
今週のモーグルコーススタート付近
スタート位置はほとんど変わらず

二週間前よりコブの整備は雪渓上部左側で実施されるようになって、雪渓下部では整備が行われていませんが、現段階ではまだ滑走可能な状態です。こちらはモーグルコーススタート付近。

高さ1メートルほどの雪解けが見られますが、スタート位置に大きな違いはありません。

 

滑走する人が少なくコブが浅い

雪渓上部左側のモーグルコースの整備が行われて、大半の方がそちらに移動されたため滑走する人が少なくなり、週末初日の8月7日(土)の朝の時点では、コブラインが雪解けでほとんど消滅しています。

しかし、週末は訪れる方がそれなりにあって、翌日の8月8日(日)には再びコブラインが復活しました。ただ、左の画像のようにラインの左右に岩の頭が現れ始め、次週末にはここがスタート地点となる可能性があり、滑走ラインはさらに短くなると考えられます。

 

エア台の整備

滑走距離が徐々に短くなる雪渓下部ですが、そんな中でもエアの練習には十分は広さがあります。

 

ブロック状に切り取って積み上げる

雪をブロック状に切り取って積み上げます。スコップで雪を盛り上げて作る場合と異なり雪の崩さないため、崩れにくい硬いエア台を作ることが可能です。

 

綺麗に仕上げたエア台をできるだけ崩さずに飛べるように今日も練習が始まります。

 

【雪渓下部 V】

昨年同時期より一週間早いのモーグルコースの岩
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2009/08/01〜02) B
今回のモーグルコースの岩
昨年より一週間以上遅い雪解け

雪渓下部のモーグルコース付近に見られ大雪渓エリアで最初に頭を出すモーグルコースの岩は、先週より70センチ〜1メートルの雪解け。先週の段階では昨年よりも一週間遅い状況でしたが、今週はさらに遅れて一週間以上の開きが見られます。ここ数年では2007年が今年とほぼ同じ状況です。(参考 → ノリクラ 雪渓カレンダー 2007シーズン Vol.13(2007/08/04〜03) E

雪渓下端まで88メートル

モーグルコースの岩を中心に雪解けとともに上下方向に岩が延びて行きます。こちらはモーグルコースの岩の下端部分。ここから雪渓下端までの距離は先週より7メートル短い 88メートルです。

 

石碑の岩 石碑の岩の下部 − 昨年より一週間遅い雪解け

大雪渓エリアで二番目に頭を出す石碑の岩は雪渓下部の南寄りの部分にあります。先週の時点で周辺の積雪が完全になくなって状況に変化はありません。また、石碑の岩の下部(東側)のエリアも積雪が見られる箇所がかなり少なくなってきました。昨年よりも一週間遅い雪解け状況です。

 

石碑の岩の下部のスキーヤー専用道 − まだ一部積雪

こちらは石碑の岩の下部(東側)にあるスキーヤー専用道。かなり雪解けが進んで大雪渓入口から雪渓上部までの間、ご覧のようにごく一部の積雪を残すのみとなりました。

 

先週の雪渓上部下端部分
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2010/07/31〜08/01) B
今週の雪渓上部下端部分 − 42メートル上昇する

スキーヤー専用道をさらに登ると雪渓上部の雪渓下端部分に到達します。下端部分は先週よりも42メートル上昇しています。

 

雪渓上部下端部分 − 昨年より二週間近く遅い雪解け

こちらは雪渓から下端方面を見たところ。昨年よりも二週間近く遅い雪解けです。

 

チングルマ 綿毛の根元にはそれぞれ実がつく

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週は花柱の一つ一つが綺麗によじれた風車状態(稚児車)の様子をお伝えしましたが、今週はその花柱がほぐれています。この綿毛の根元にはそれぞれにさく果がついていて、それが風に乗って新たな地へ旅立ちます。 Next

 

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