ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2010/08/21〜22) @

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(Update:2010/08/26)

 

【大雪渓】

お盆は終わると秋の気配を感じさせるようになってくるのが常ですが、このところの猛暑がノリクラにも多少影響しているかのようで、今回は日中を中心に真夏モードのノリクラとなりました。

21日(土)は、朝から雲ひとつない快晴の空が広がります。早朝はひんやりとした空気に包まれ、大雪渓に到着するすると、強い日差しが燦々と降り注ぐ状態ではあるものの、アウターが欲しいほどの空気が流れています。ただ、この冷たさも次第に熱気に変わってきて、大雪渓エリアでも20℃を越すほどの状態。久々に夏らしい暑さを覚えます。ただ、このように一気に気温が上昇すると、地表が温められてできる雲が山麓から湧きあがり、大雪渓エリアは雲に覆われるようになって、日差しが遮られ、再びクールダウンして行きます。
いつもなら、ここで夕立に見舞われるパターンが夏山特有の天候ですが、今日はそこまでの激しい気象変動はなく、まずまずの一日で終わって行きました。
しかし、昨日に引き続き、魔王岳周辺でクマの出没が確認され、魔王岳登山道入口は一時閉鎖され、クマの出没にはしばらく警戒が必要な状況が続きます。

そして、翌日の22日も朝から雲一つない快晴。第25回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の開催を一週間後に控え、ヒルクライムの方々がトレーニングに励む姿が今日もたくさん見られます。昨日と同様、午前中には雲が湧きあがるようになりますが、それも午後になると再び青空と強い日差しが戻ってきて、大雪渓エリアでも暑い一日となりました。

それでは、まだまだ続く夏のノリクラの様子をお伝えします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【8月21日(土)、観光センター前駐車場】       【車窓から】
Page-2 : 【大雪渓に到着】       【雪渓下部 T】
Page-3 : 【雪渓下部 U】       【雪渓下部 V】
Page-4 : 【雪渓中段】       【高山植物】
Page-5 : 【雪渓上部 T】       【雪渓上部 U − モーグルコース】
Page-6 : 【8月22日(日)、ヒルクライム日和】       【昨年の今ごろは?】       <編集後記>
 

  

 

【8月21日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

こちらは早朝5時30分の観光センター前駐車場。

 

快晴 − ノリクラは茜色に染まる

雲ひとつない快晴の空が広がり、昇りはじめた朝日に照らされたノリクラの峰々が茜色に染まる朝を迎えます。

 

お盆休みが終わり、普段どおりの駐車台数

早朝5時の気温は16℃。このところ、乗鞍高原でも猛暑が続いていますが、朝の気温に関しては例年通りの状況です。そして、先週のお盆休みには早朝から満車に近い状態だった観光センター前駐車場は今日は約70台ほどで、普段の週末と同じ状態に戻っています。

 

朝の準備 − 観光センター売店

こちらは観光センター売店。お店を開店させるより、おにぎりの販売だけでも先にできるように準備が進められます。

 

陳列と同時に買い求める方が...

店頭に並べた矢先から買い求める方が訪れます。

 

シャトルバス乗車券発売所

売店横に併設されているシャトルバス乗車券発売所には6時10分の始発便に乗車しようとされる方が集まり始めます。

 

来週はヒルクライムレース開催 − 観光センター前駐車場は大会会場に

毎年、8月最終週に開催される全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、この観光センター前駐車場が大会会場となるため、大会開催期間中は観光センター前駐車場が利用できません。大会まで一週間となり駐車禁止の掲示が見られます。

駐車規制だけでなく、大会に伴い周辺道路の通行止めやシャトルバスの運休も実施されます。詳しくは お知らせ − 第25回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 開催に伴う通行・駐車規制のお知らせ。(2010/08/22) をご覧下さい。

 

日が高くなってしっかりとした青空に

時間の経過とともに、しっかりとした青空が上空を包むようになり、シャトルバス停留所にも次第に集まってくるようになります。

 

半袖では肌寒い − 猛暑でも朝晩は冷え込みます

ひんやりとした空気に包まれた朝を迎え、半袖では少しばかり肌寒そうな様子。日中は平地並みの暑さとなる乗鞍高原でも、標高1500メートルの高地では朝晩の冷え込みはかなりあります。どんなに暑い日でも長袖は必ず携行されることをお勧めします。

 

シャトルバス始発便の到着と同時に乗客の誘導が始まり...

 

今日も2台で運行。

それでは大雪渓に向けて出発です。

 

【車窓から】

車窓にはノリクラの稜線が...

シャトルバスの車窓には青空とそこに浮かぶノリクラの稜線が絶えず続きます。

 

周辺の木々には大きな変化は見られません

まだまだ青々とした沿道の木々ですが、これから少しずつ秋に向けて変化を始めて行きます。現段階ではその変化はまだ感じられません。

 

位ヶ原山荘

森林限界の位ヶ原山荘付近に到達しても全く変わらない青空が続きます。いつもならこの付近を境に天候が変わりますが、安定した状態が続いていることがわかります。

 

森林限界を超えて空の面積が格段に増える

位ヶ原のエリアに入ると空の面積が格段に多くなります。また、今日のような雲ひとつなく澄んだ青空を見ると、平地の青空よりも一段と冴え渡っていることに気がつくはずです。

 

位ヶ原のお花畑 − 雪解けが完全に終わる

こちらは位ヶ原のお花畑。先週まで残っていた残雪も完全になくなりました。夏が終わ労としているこの短い間に、雪の下に眠っていた高山植物が一気に花を咲かせることと思います。位ヶ原のお花畑の様子は最後のコーナー 【8月22日(日)、ヒルクライム日和】 でもお伝えしますので合わせてご覧下さい。

 

遠景の山並み

ノリクラ周辺の山々だけでなく、南アルプスなど遠景の稜線も青空に浮かんでいます。

 

くっきりとした光景が続く

とにかく、燦々と降り注ぐ朝日に照らされてどれをとってもビビッドな光景が車窓に流れていきます。

 

車窓の光景に目が離せない中、大雪渓に到着です。 Next

 

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