ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.17(2010/09/04〜05) @

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(Update:2010/09/09)

 

【大雪渓】

9月最初のノリクラ雪渓カレンダーをお届けします。例年、お盆を過ぎると秋の気配がめっきりと濃くなるノリクラですが、全国的な猛暑の渦に巻き込まれ、冷涼な大雪渓エリアですら、灼熱の空気に包まれて、うだる暑さの週末となってしまいました。それでも体温以上の熱風が吹きぬける都会と比べれば雲泥の差があります。しかし、もともと暑さに慣れていない大雪渓ではその影響が少しずつ見られます。

9月4日(土)は、朝から快晴。早朝は涼しさを伴った空気に包まれますが、大雪渓エリアでは8時を過ぎる頃になると強い日差しに灼熱感を覚えるようになります。しかし、いつもなら強い日差しとともに山麓からモクモクと雲が湧きあがる夏山の天候が始まるものの、今日は終日安定した快晴が続き、そんな状態を見ると、やはり秋に近づいて来ているのかとも思うものです。力強い太陽の暑さはこれまで以上ですが、正午を回る頃になってようやく雲が流れ込んで日差しがさえぎられると、いつもの涼しい大雪渓が戻ってきます。日差しがなくなると涼しさがも戻ってくる所は、やはり都会の灼熱の気候とは明らかに異なる所でしょう。

9月5日(日)も、快晴の朝を迎えます。そして日の出から一時間もすれば観光センター付近はかなりの暑さとなり、自然と日陰に人が寄ってくるようになります。しかし、昨日とは異なり、雲の広がり始めが早く、お昼前には日が翳ってクールダウンさせてくれます。

昨年と同様に、9月から紅葉情報を始めます。7ページ目の 【紅葉情報】 をご覧ください。例年、9月に入ると部分的に紅葉が見られますが、今年はその傾向は全くありません。

それでは、9月最初のノリクラ雪渓カレンダーをお届けします。


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

◎ 今回の目次

Page-1 : 【9月4日(土)、観光センター前駐車場】       【車窓から】
Page-2 : 【大雪渓に到着】       【雪渓下部 T】
Page-3 : 【雪渓下部 U】       【雪渓中段】
Page-4 : 【高山植物】
Page-5 : 【雪渓上部 T】       【雪渓上部 U − ジュニアレーシング】
Page-6 : 【雪渓上部 V − モーグルコース】
Page-7 : 【紅葉情報 − 大雪渓付近】       【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近】       【昨年の今ごろは?】        <編集後記>
 

 

【9月4日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

こちらは早朝5時30分の観光センター前駐車場。

 

9月に入り、人出は少しまばら

雲ひとつない快晴の空に朝日が差し込み、ノリクラの峰々がご覧のように茜色に染まる朝を迎えています。8月の夏休みが終わったこともあって、観光センター前駐車場にお越しになった車は45台ほどと少なめ。早朝は少なめではありますが、日中はたくさんの人が訪れ、満車になるほどの賑わいは8月と変わりありません。

 

こちらは観光センター前売店。

 

9月も早朝から営業

9月には行っても、早朝から準備が続けられています。

 

タクシーの方々も朝早くから

朝の準備が早いのはタクシーの方々も同様です。シャトルバスの運行開始前から利用可能です。

 

運転中にクマと遭遇するケースがあるそうです

畳平まで何往復もされる運転手さんも、最近は熊を目撃する機会が多く、熊のほうも人間を見てもすぐには逃げて行かないほど人に慣れてきているようだともおっしゃっています。この日も三本滝レストハウス付近でも目撃情報があり、さらに位ヶ原では糞が確認され、以前と比べて熊と人間の距離が近くなっているようです。

乗鞍一帯は観光地ではありますが、本来 熊の生息地であることを忘れてはなりません。これから、秋の紅葉の時期を迎えて、登山道など茂みの多いところに向うケースが増えてくると思います。最善の対策は熊に遭遇しないようにすることに尽きます。今後の推移が少し気がかりな所です。

 

シャトルバス始発便定刻間近 − 日の出が遅くなりようやく日が差し込む

日の出が徐々に遅くなり、観光センター前駐車場もシャトルバス始発便の運行が始まる時刻になってようやく朝日が差し始めます。

 

そして、いつものようにシャトルバス始発便が到着して...

 

今日は一台運行

いつものように改札と乗車が行われます。8月中は2台体制での運行でしたが、今日は1台のみです。

 

乗車が完了し いつものように出発です。

 

【車窓から】

シャトルバスの車窓は変わらぬ青空が続いて行きます。

 

県道乗鞍岳線には随所に紅葉のビューポイントがあります。

 

まだまだ紅葉とは縁遠い...

しかし、どの見頃スポットもこの猛暑の中では、紅葉という言葉そのものがかなり縁遠い存在です。

 

夏の力強い太陽がダイレクトに差し込む

日差しの強さは秋とは思えない夏の強さ。車内にもダイレクトに差し込みます。

 

位ヶ原山荘を抜けて、森林限界の位ヶ原に差し込むと...

 

青空と緑のハイマツが広がる

見るものは空の青と緑のハイマツのコントラスト以外のものはありません。

 

大雪渓に到着

そして、シャトルバスは大雪渓に到着です。快晴の朝の空の青さに出会ってしまうとそれだけで今日一日が楽しくなります。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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