ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2010/09/24〜26) A

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(Update:2010/09/30)

 

【大雪渓に到着】

今日もご来光バスで来ました!

さて、今日もコブラインを滑走するために大雪渓入口を出発します。ご来光バスでお越しになったものの、今日はご覧のような天候で、日の出を見ることができませんでした。そして、この時点でも気温は3℃で、ご来光バスの到着した頃はおそらく0℃近くまで低下していたことが予測されます。

 

26日(日)にはようやく霜柱が... − 濃霧が続きます

今年は猛暑により、気温の高い日が続いていましたが、9月に入ると、大雪渓入口周辺では霜柱がいくつも見られることが普通です。今年はまだ霜柱が見られませんが、数日前に肩の小屋で見られたようです。また、26日(日)は山頂付近が霜で覆われ、大雪渓入口でも霜柱ができました。

毎週コブラインを通い続けたノリクラの週末も今日が最後というこちらの常連の方。朝早くから夕方まで一日中滑り続ける姿が見られないのは少し残念...まだまだ紅葉シーズンが続きますので、今度はノリクラの散策にお越しくだされば幸いです。

 

濃霧から一気に晴天に

この濃霧も8時ごろになって天候が激変し、綺麗な青空が一気に広がってきました。

 

絶景にカメラを向けて − 先週は甲斐駒からノリクラを眺めました

快晴になって10分後にお越しになったこちらの方々、肩の小屋へ向かう登山道口で、先ほどまで濃霧だったことを伝えると少し驚かれた様子。先週は南アルプスの甲斐駒ヶ岳を登り、そこからノリクラを眺めていたとのこと。しかし、今日は快晴を迎えても、南アルプス方面は雲に包まれてその様子を眺めることができません。

ノリクラには何度もお越しになっていますが、天候が悪くて引き返すことも多々あって、今日のような快晴にめぐり合えて本当にうれしそうな様子です。

 

山頂に向けて出発!

何度もやってきていますが、これほどの晴天のノリクラは初めて...この光景にめぐり合ってしまうと、またさらにノリクラに魅了されてしまいます。

 

くっきりとした青空

絶景ともいえるこんな光景が今日はいつまでも続きます。

 

肩の小屋口バス停 − シャトルバス到着の度に登山の方々が

シャトルバスが到着するたびに、肩の小屋口バス停には多くの登山の方々が降り立ちます。目の前に雪渓と山頂のロケーションが広がるバス停は、観光センターを出発して、終点の畳平までの間、この肩の小屋口バス停しかありません。

 

今日は肩の小屋で楽しい夜を...

今日は肩の小屋で宿泊の予定...楽しい秋の夜長が待ち遠しいでしょう。晴れた夜には遠くに松本平の夜景が煌々と光り、また、星空も綺麗ですが、周囲の明かりが全くないこともあって、満月の夜はこの上ない光景があり、それは肩の小屋に宿泊しないと味わえないでしょう。

天候と月齢を調整しながら、トライしてみてはいかがでしょうか?

 

【グリーサポートスタッフ − 外来植物の除去】

グリーンサポートスタッフの方々

さて、こちらは中信森林管理署のグリーンサポートスタッフの方々。

 

調査開始

道端に10センチ四方の格子のついたネットを広げています。

 

セイヨウタンポポ繁殖状況調査

外来種であるセイヨウタンポポの繁殖状況の調査です。自生している箇所を図面に書き写しています。

 

強い繁殖力で在来種(ミヤマタンポポ)の生育に懸念

セイヨウタンポポは野菜として栽培するために日本に持ち込まれましたが、通常の植物が有性生殖で増えてゆくのに対し、セイヨウタンポポは単為生殖、つまり、雄しべがなくても雌しべだけで増殖するため、在来種よりも繁殖力が強く、日本各地でセイヨウタンポポのほうが優勢である状態となっています。そのため、高山帯で自生するミヤマタンポポの領域にセイヨウタンポポが侵入しています。

そんな外来種の駆除の業務もグリーンサポートスタッフの方々が一役を担っているわけです。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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