ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2010/10/02〜03) @

Top-page > Index > Page:   1  2  3  4  5  6

(Update:2010/10/07)

 

【大雪渓】

10月に入り、ようやく紅葉が見頃を迎えました。ただ、10月に入っても一向に冷たさを感じさせない状況が続き、本来の10月の気候からは、程遠い過ごしやすさとなっています。

10月2日(土)は、朝から快晴。6時の気温は8℃。一向に寒さを感じさせません。10月からシャトルバスの始発便が7時に繰り上げられたこともあって、4台も運行される賑わいでした。そして、本格的に紅葉が見頃を迎えて、位ヶ原エリアでは沿道に三脚がいくつも立ち並ぶ様子が見られ、こんなところからも本格的な紅葉シーズンに突入した雰囲気を感じさせてくれます。朝の大雪渓エリアは、紅葉の撮影に訪れたカメラマンばかりで、色づいたウラジロナナカマドに一斉にレンズを向ける様子があり、沿道を歩く姿もいつも以上に多く、いつもなら静かな大雪渓エリアも、今日ばかりは終日にぎやかな状態でした。

10月3日(日)は、晴〜曇の天候の朝を迎えます。天候が崩れる予報が出ていましたが、朝日の差し込むまずまずの天候です。しかし、訪れる方は昨日よりも少なく、沿道を歩く方々の姿も少ない状況。それでも、紅葉のほうは昨日よりも色づきが増して、大雪渓付近ではピークといっても良いほどの状況となりました。

今回も紅葉情報を掲載いたしますが、上部エリアの大雪渓・位ヶ原から中腹の冷泉小屋・摩利支天付近まで見頃を迎えております。大雪渓エリアなどは葉の状態の良くないものもあり、2日(土)の段階では、ウラジロナナカマドのこれ以上の色づきは期待できないのではないかと思いましたが、3日(日)には綺麗な色合いとなってきました。ダケカンバも同様で、3日(日)にはピークに近い状態まで深まって着ました。ただ、今後の強風で一斉に落葉することも懸念され、今週、紅葉散策しておかないとという考えにもさせられる状況です。
また、中腹の冷泉小屋・摩利支天付近も綺麗な色合いととなり、ボリューム感的にもしばらく楽しめそうに感じます。詳しくは4ページ目の 【紅葉情報】 をご覧ください。


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

◎ 今回の目次

Page-1 : 【10月2日(土)、観光センター前駐車場】       【車窓から】
Page-2 : 【大雪渓に到着】       【沿道では】
Page-3 : 【雪渓下部】       【雪渓上部】
Page-4 : 【紅葉情報 − 大雪渓付近】       【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】
Page-5 : 【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 U】       【紅葉情報 − 位ヶ原山荘付近】
Page-6 : 【紅葉情報 − 冷泉小屋〜摩利支天付近】       【紅葉情報 − 摩利支天〜三本滝】       【昨年の今ごろは?】       <編集後記>
 

 

【10月2日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

こちらは早朝6時30分の観光センター前駐車場。

 

6時を過ぎてようやく明るくなる

先週までは一時間早い時間帯の様子をお伝えしておりましたが日の出がさらに遅くなり、6時を過ぎてようやく周辺が明るくなってきます。今日は夜明け前まで曇り空が広がっていましたが、ご覧のように綺麗な青空にノリクラの峰々が浮かぶ朝を迎えています。

 

10月からシャトルバス始発便は6時10分から7時に

6時の気温は8℃。全く寒さを感じさせない状況で、シャトルバスに乗車しようと準備をされる方々も寒そうな雰囲気をさせている方は皆無です。すでに速報でもお伝えしてしているように、10月よりシャトルバスの始発便が6時10分発から7時発に変更されます。シャトルバスの出発まで一時間以上ありますが、続々と乗車しようとされる方が訪れます。

 

こちらはタクシー乗り場。

 

シャトルバスよりも早く出向きたい方はタクシーで

シャトルバスの始発便の時刻は変更されましたが、三本滝ゲートの開門時刻は6時とこれまでと変わりありません。そのため、位ヶ原の紅葉エリアにいち早く出向きたいという方はタクシーを利用されるケースが多いようです。

 

すべて出払っています

そのため、夜明け前から待機していたタクシーはご覧のようにシャトルバス始発便が出発する前に一台も待機していない状態となってしまいました。

 

シャトルバス始発便

そして、定刻よりも15分も早く、シャトルバス始発便が停留所に到着します。

 

カメラマンの方々 − 長蛇の列

乗車される方の多くは大きな三脚を片手に持つカメラマンの方...そして、定刻が近づくにつれて、シャトルバスを待つ方々の列はさらに伸びて、50メートルほどの長蛇の列となります。

 

今日は4台運行

そのため、今日の始発便は4台で運行されます。7時便でこれだけの台数が運行されるのは9月までの6時10分便が終了し、7時便が始発便となるこの時期だけ良く見られます。

 

それではいつものように大雪渓に向けて出発です。

 

【車窓から】

山麓でも紅葉の準備が...

先週もお伝えしようたように、山麓の乗鞍高原でも少しずつ紅葉の準備が始まっています。ただ、例年一番早く紅葉が始まるヤマウルシの色づきがようやく始まったばかりで、特別早いわけではありません。

 

三本滝ゲート

本格的な色づきが見られるようになるのは三本滝ゲートを過ぎてから。

 

紅葉スポットに今後は注目

それでも摩利支天バス停付近ではまだ緑が多い状況も見られます。この箇所も紅葉スポットのひとつで、今後の推移に目が離せません。

 

摩利支天バス停からさらに進むと状況は一変するようになります。

 

紅葉の回廊 − 見頃を迎える

ご覧のような紅葉の回廊...昨年よりも一週間遅れで本格的な紅葉の始まりを見せるようになって来ました。紅葉の情報については4ページ目の【紅葉情報】をご覧ください。

 

そして、森林限界の位ヶ原山荘を超えると...

 

ノリクラが一番美しい時期を迎える

色とりどりの光景が広がります。ノリクラの一番美しい時期がようやく訪れた感じにさせてくれます。

 

沿道にはカメラマンの列 − 色合いはピーク目前に

沿道には三脚をいくつも並べるカメラマンの姿があり、この光景も紅葉シーズンならではの風物詩といえるでしょう。色合い的にはピークまでもう一息といったところです。

 

一年のうちでもっとも美しい車窓の風景を楽しみながら、大雪渓に到着です。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会

Top ||   1  2  3  4  5  6  Next>>