ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.3(2011/04/09) A

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(Update:2011/04/14)

 

【休暇村ゲレンデを出発】

それでは雨の中の休暇村ゲレンデを出発します。

 

休暇村ゲレンデ − ブッシュや石は皆無

休暇村ゲレンデは法面などの一部で地肌が露出しているところはありますが、右の画像のとおり、ブッシュや石の出ているところは皆無です。気温は6℃と高く、バーンはウェット状態で完全に春の雪質です。

 

リフト搬器の撤収作業が始まる

リフト営業が先々週に終了し、一部のリフト搬器の撤収作業が行われつつあります。乗鞍高原温泉スキー場は、東日本大震災による電力不足などへの対応のため、三連休明けの3月22日(火)以降、一部のリフトの営業を中止し、さらに営業期間を3月27日(日)に短縮いたしました。

長野県内の多くの地域では60Hz(ヘルツ)の電力が供給されていますが、乗鞍地域を含む一部の地域では50Hzの電力が供給されています。

 

ゲレンデ内にクラックが走る

春から初夏の大雪渓エリアでもよく見られますが、融雪が本格的に始まる時期になると、ご覧のようにクラックが入ってきます。山麓のゲレンデ内でもこのような状況ですから、今後、上部エリアでは雪崩などに十分注意が必要であることが想像できます。

 

天候に回復の気配はありません

雨は一向に収まる気配を見せず、山頂方面を確認することは全くできません。それでも周辺の視界はさほど悪くなく、かもしかゲレンデとその先のツアーコースの入口付近まで見渡せます。今日は一日を通して雨降りに見舞われますが霧が立ち込めることはありませんでした。

これまで、ツアーコース内で霧に見舞われることがこれまでありませんでしたが、気温の高くなるこれからの時期は霧が発生しやすくなります。

 

この先のかもしかゲレンデへ

休暇村ゲレンデからさらに先のかもしかゲレンデへと進んで行きます。

 

【休暇村ゲレンデからかもしかゲレンデへ】

県道乗鞍岳線 − 除雪

前頁にて県道乗鞍岳線の除雪が始まった事をお伝えしましたが、休暇村ゲレンデとかもしかゲレンデを横切る三本滝レストハウス付近でもご覧のように除雪が始まっています。

 

昨年の三本滝レストハウス付近
2010ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版
Vol.3(2010/04/10) A

今年の三本滝レストハウス付近
積雪は1メートル − 昨年並み
 

三本滝レストハウス付近の積雪は1メートルほど。積雪量はほぼ昨年並みであることがわかります。

 

三本滝レストハウス前駐車場も除雪開始

三本滝ゲート − マイカー通行はここまで

左の画像の三本滝レストハウスでは、道路の除雪だけでなく、レストハウス前の駐車場の除雪も合わせて実施されています。マイカーが通行できるのはレストハウス前にある三本滝ゲートまでで、4月21日(木)以降はレストハウス前の駐車場に車を置いて、ツアーコースへ向かう事となります。

右の画像が三本滝ゲートです。ここまでマイカーでやって来られるようになると、現状の休暇村からのアクセスと比べればかなり容易となります。

 

それではかもしかゲレンデをさらに進んで行きます。

 

ゴールデンウィークにオープンするスノーパークの準備

かもしかゲレンデの一部ではご覧のように雪が一箇所に集められています。4月29日から5月5日までのゴールデンウィーク期間中、かもしかゲレンデはではスノーパークがオープンします。そのための準備作業で、開催期間中は簡易ロープリフトも設置されるようです。

 

こちらはかもしかゲレンデを横切る県道乗鞍岳線。

 

昨年の切り通し箇所
2010ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版
Vol.3(2010/04/10) A

今年の切り通し箇所 − 高さ3メートル
昨年よりも少ない
 

積雪量は3メートルほど、昨年は4メートルほどありましたので若干少ない状況ですが、一昨年とほぼ同じ積雪量です。ここからさらに上部を目指す必要がありますが、垂直に切り立った雪の壁を登ることは困難です。

 

車道を歩いて上部ゲレンデへ

そのため、除雪の進んだ車道歩いて、上部のゲレンデに行くのがよいでしょう。

 

上部ゲレンデへ − 高さ2メートル、昨年並み

ヘアピンカーブを進んだ先に上部ゲレンデの登り口があります。こちらも2メートルほどの壁となっています。積雪量は例年並かやや少なめといった所だと思います。 Next


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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