ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2011/10/08〜09) A

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(Update:2011/10/13)

 

【大雪渓までの沿道の風景 U】

かもしかゲレンデ

こちらはかもしかゲレンデ。画像の手前部分には黄色と赤色の紅葉した広葉樹が見られ、その後方にゲレンデ部分広がります。さらにその奥がカラマツ林となっています。先ほど申し上げたとおり、広葉樹とカラマツ両者の紅葉を見られる箇所はあまり多くありません。ただ、同時期に紅葉の見頃を迎えることはなく、カラマツの紅葉は、広葉樹の紅葉が終わった10月中下旬頃になって見頃を迎えます。

 

シャトルバスやタクシーが頻繁に往来

ノリクラがもっとも活気付くのは、8月中旬のお盆と、8月下旬に開催される全日本マウンテンサイクリングin乗鞍。そして、10月の体育の日に連続した三連休といえるでしょう。そして、三連休初日の今日は、シャトルバスやタクシーが頻繁に往来する様子があります。

シャトルバスの最高利用者数を計上する日は、お盆よりも紅葉シーズンに見られることが多く、ちょうど10月の三連休が紅葉シーズンと重なることが要因かもしれません。ただ、来場者の増減は、天候に大きく左右されることは間違いなく、10月の三連休に限っていえば、晴れればかなりの利用者数になることは、ほぼ間違いないようです。逆の言い方をすれば、そんな混雑を押しても、秋晴れに映える乗鞍の紅葉は、一見の価値があるともいえるわけです。

もっとも、利用者数が多いといっても、朝夕のシャトルバスの乗車時間帯を過ぎれば、日中はいつものようにのんびりと散策を楽しむことができます。

 

三本滝上 − たくさんのカメラマンが

こちらはかもしゲレンデから少し進んだ三本滝上流部分。今日もたくさんのカメラマンの方々が三脚を林立しています。

 

ヒルクライム − 畳平へ

自転車のペダルを止めて、小休憩のこちらの方々。三本滝レストハウス前駐車場を出発してやってきました。まだ、1〜2km程度しか登っていませんので、「まだまだ、大丈夫ですよ〜〜」と、おっしゃっています。しかし、すでに額からは大粒の汗が噴出していて、さて、この先、畳平まで向かうことができるでしょうか...

 

紅葉の回廊の中を

きれいに彩られた回廊の中を進む心地よさは、夏のヒルクライムとは別の雰囲気を味わうことができます。多く方はその光景を楽しみながら、ゆっくりとペダルを回してゆきます。

 

冷泉小屋周辺 − 見頃の上限はこの付近

大雪渓・位ヶ原といった上部エリアの紅葉は終わりに近づき、標高2200メートル付近の冷泉小屋が、今週の見頃の上限のようです。

 

そして、森林限界付近の位ヶ原山荘に差し掛かると...

 

路肩には昨日の降雪

路肩には昨日の降雪が残っている様子が見られるようになって来ました。

 

ヒルクライマー − 夏場は暑いので、この時期にしか来ません...

いつまでも続く青空...こちらのヒルクライマーの方々も話を聞くと、「夏場は暑いので、この時期にしか来ません...」とのこと。今年は位ヶ原など上部エリアの紅葉が芳しくない状況ですが、「きれいな秋空の下でヒルクライムができたので、それだけで最高!」と、言い残して、先に向かって進んで行かれました。

 

昨晩の冷え込みで氷結

昨晩の冷え込みは、やはり厳しいものがあったようで、大雪渓付近に差し掛かると、ご覧のように水の流れが凍り付いています。10月中下旬になるとよく見られる現象ですが、おそらく今シーズンは初めてではないかと思われます。

 

周辺でも残雪が残る

周辺でも残雪が残り、昨日の降雪がかなりまとまったものであったことが推測されます。

 

青空ばかりが続く大雪渓に到着です。

 

【大雪渓に到着】

大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)

こちらは大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)。乗鞍スカイラインが通行止めのため、シャトルバスはここでの折り返し運行が続いています。
乗鞍スカイラインが通行止めの場合、県境ゲートも閉鎖されたままとなり、長野県側のシャトルバスは県境ゲートを通過して畳平に進入することができません。また、県境ゲート付近ではバスが転回できる場所がないことから、転回スペースのある大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)までしか運行できません。

 

鳥居尾根から三時間半かけて...

さて、こちらの方々も久々の再会です。いつもはウインターシーズンのツアーコース上でお会いします。今日は鳥居尾根から歩いてやってきました。冬場に向けてのトレーニングを兼ねての登山とのことです。出発して約三時間半で大雪渓駐車場に到着とのこと。

次回お会いするときは、この地が白一色となる厳冬期のノリクラだと思います。ウインターシーズンまであと二ヶ月ほど...これからの時期は、足早に晩秋から真冬へと切り替わって行きます。

 

肩の小屋口バス停で下り便を待つ

例年、この時期は紅葉シーズンがピークを迎え、肩の小屋口バス停を下車された方々は、位ヶ原方面へと紅葉散策に歩いて下山される様子が多く見られ、山頂登山はごくわずかになります。

しかし、今年は少し傾向が異なっていて、肩の小屋口バス停を下車された方の大半は山頂目指して登って行きます。そのため、正午近くになると、山頂から下山してきた方が、肩の小屋口バス停でシャトルバスを待つ様子が見られるようになって来ました。

 

今日は絶えず十数名程度の方が下り便を待つ

乗鞍スカイラインが10時50分に通行止め解除となり、シャトルバスは10時便より通常運行となりました。それでも今日は肩の小屋口バス停には絶えず十数名の方がシャトルバスを待つ様子がありました。

 

シャトルバス下り便到着

そして、観光センター行きの下り便が到着します。紅葉の進んだこの時期は、肩の小屋口を含めた途中のバス停からは乗車できないこともしばしばあります。

今回も乗車できなかった時間帯があって、一時間後の次便まで待機しなければいけない状況もありました。今日は天候がよかったものの、冷たい空気に包まれ、12時の大雪渓付近の気温は4℃。その中で待機しなければならない状況ですから、防寒対策は必須です。

また、天候が急変したときは、下山される方が殺到するため、さらに混雑が激しくなることが予測されます。シャトルバスを利用する場合でも、高山帯に対応した装備が必要であることがわかります。

 

スキーのコースをセッティングするためのポールを手にされている方がいます。

 

ジュニアレーシングのコーチの方々 − また来シーズンも...

ジュニアレーシングのコーチの方々。今シーズンの取材日が平日だったことから、なかなかお会いすることができず、久々の再会です。今シーズンのノリクラ入りは今日で最後とのことで、また、来シーズンお会いできることを楽しみにしています。

そろそろ、スキーシーズンの到来が待ち遠しい季節となってきました。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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