ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.25(2011/10/28〜30) C
【10月29日(土)、今日は登山日和 T】
さて、翌日の10月29日(土)も、朝から快晴無風の一日が始まりました。こんな日の朝は冷え込みも厳しく、6時の乗鞍高原の気温はマイナス2℃。このため、乗鞍スカイラインは凍結通行止めとなりましたが、それも強い日差しが降り注ぎ、8時30分には通行可能となりました。
こちらは8時の三本滝レストハウス前駐車場。早朝の冷え込みが解消して、気温は12℃まで上昇します。
剣ヶ峰登山へ出発! | かもしかゲレンデを登る |
今日は皆さんそろって、剣ヶ峰登山に出発です。三本滝レストハウス前から、かもしかゲレンデを登って車道に出て、摩利支天(まりしてん)から登山道に向かうルートです。
ノリクラガイドマップには、登山用のルートマップを現時点では作成しておりませんが、ノリクラガイドマップ(紅葉 − 上部エリア版) が参考になるかと思いますのでご参照ください。
三本滝レストハウスから摩利支天までは、平坦な車道を行きます。登山道とは異なって道幅が広いため、並走して歩くことができます。ですから、おしゃべりに花が咲いてもおかしくありません。狭い登山道を行くのとは、また、違った楽しみ方ができます。ただし、シャトルバス・タクシー。自転車の往来にはご注意ください。
摩利支天からは、木漏れ日の中を行く登山道。少しばかり急峻な箇所もあって、黙々と進む中、ウインターシーズンのバックカントリーボードのトレーニングを兼ねて、あえて重い荷物を背負ってくる方は、少しばかり、青息吐息の様子が見られます。
今回のメンバーは、これからシーズンを迎える冬場のノリクラの常連がほとんど。摩利支天からの登山道から車道に出たところにある荒田沢橋(あれたざわはし)の欄干を指して、「冬場はこの高さくらいまでは雪が積もるんですよね〜」と、話題はウインターシーズンのノリクラのことばかり...
荒田沢橋から先は、つづら折れの車道を串刺しするように登山道を進むため、車道と交互して歩く状態となります。
標高2230メートルの冷泉小屋付近に達すると、所々に霜柱が立っている様子が見られるようになります。
登山道の勾配が徐々にきつくなってきて、次の一歩がなかなか先に出ない状態。
位ヶ原山荘で一休み... | 足取りを重くしていたのは、ザックの中のおやつ |
標高2350メートルの位ヶ原山荘で一休み...足取りの重たかった先ほどの方、ザックに中からいろいろなものが飛び出してきます。この荷物が足取りに影響していたようですね...
みかんや梨で水分補給をしながら小休憩...この日の位ヶ原山荘の気温は7℃。日陰で休憩しているとものの数分で冷え込んでくるほどで、すぐに日のあたるベンチに移動します。
かるく一杯... | 位ヶ原山荘を出発 |
日が当たって暖かくなれば、やはりこの一杯がほしいもの...快晴無風の続く登山日和がまだまだ続きます。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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