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ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.9(2013/07/05〜06) B

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(Update:2013/07/11)

 

【7月6日(土)、観光センター前】

取材二日目、観光センター前駐車場

取材二日目の観光センター前駐車場は、雲が足早に流れる怪しげな天候の朝を迎えます。

 

台風が繰るような怪しげな天候

6時の気温は気温20℃、台風がやってくる前のようなむしっとした空気感。

 

シャトルバスは始発便から運行開始

昨日は休暇村から先が雨量規制のため通行止めとなっていましたが、昨日18時30分に雨量規制は解除されました。そのため、今日のシャトルバスは始発便から運行が始まります。

 

シャトルバス始発便到着

いつもなら、始発便は登山客が大半で夏スキーに出かける方はほとんどありませんが、今日はボードをトランクに搬入する姿があります。

 

天候が怪しいので早めに行きます...

「天候が怪しいので、早めに滑って早めに下山したいと思います。」
本来なら、天気のよい日でも早めに行って滑りはじめたほうがよいように思います。しかし、朝早いと、バーンが硬くて安全に滑走できる状態ではないことが多いのです。

特にこれからはバーンが再氷結して、夜間にアイスバーンになってしまうため、その傾向が強くなってきます。逆に5月〜6月のほうがバーン表面は安定していて、朝一番でも滑走できない状況はほとんどありません。

 

大雪渓・肩の小屋口までの運行 運行本数が通常より少ない

シャトルバスは大雪渓・肩の小屋口までの運行、しかも、ホワイトボードのように運行本数が通常より少なくなっていますので、ご注意下さい。

 

観光センター売店も営業開始

観光センター売店も営業が始まり、おにぎりなどの販売が始まります。売店の女将さんも「今日はお客さん少ないですね〜」
でも、午後には観光センター前駐車場にやってきたマイカーで、半分以上が埋まり、この天候の割にはまずまずの人出だったのではないかと思います。

 

タクシーの運転手さんも営業開始 − 「下で仕事するよりノリクラがいい!」

7月になってシャトルバスの運行と同じように始まるのはタクシーです。「やっぱり、下で仕事するよりノリクラのほうがいいなぁ〜」と、シャトルバスの始発便よりも先にタクシー乗り場で待機する運転手さんもいらっしゃいました。

 

雲行きは怪しく、幟がはげしくはためく

天候は回復する気配はなく、それどころか、雲行きはさらに怪しくなり、幟が激しくはためくほどの強風が吹きぬけて行きます。

 

【大雪渓に到着】

大雪渓・肩の小屋口 − 濃霧と強風

時刻は9時前。シャトルバスが到着した大雪渓・肩の小屋口は、ご覧のように全く視界の効かない濃霧と強風に襲われています。

 

車掌さんとも1年ぶりの再会

こちらの車掌さんも1年ぶりの再会ですね。(今年もよろしくお願いいたします!)

 

降車直後、雨が強く降り始める − 急いでレインウェアを...

シャトルバスを降りた途端、ザーッと雨が降り始めました。登山の方も急いでレインウェアーを着用します。今日のような天候の場合は必ず雨に降られますので、バス車内でレインウェアーを着用することをオススメします。

 

車掌さんに下り便時刻をお聞きする 突風で傘が...

特別ダイヤとなっているので、下り便の時刻を車掌さんにお聞きしてメモします。すると、そのとき突風が...山の上でも風がなければ傘は有効ですが、少しでも風があると傘は全く使い物になりません。

そのため、山の上での雨対策で一番に用意するのはレインウェア(合羽)です。

 

大雪渓へ 登山道へ

それぞれ準備が整えば、スキーを担いで大雪渓に向かったり、雪の閉ざされた登山道を歩き始めます。

 

人数が集まればマイクロバスで 今日はスキーキャンプ

さて、ある程度の人数のグループともなれば、マイクロバスでお越しになることも可能です。県道乗鞍岳線はバス・タクシーの通行が許可されています。タクシーは営業車ですから青ナンバーである必要がありますが、バスの場合は、自家用(白ナンバー)・事業用(青ナンバー)の区別はなく、分類番号の上一桁目が「2」であれば通行可能です。(例  松本 200 さ ○○−○○)

なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインでも、通行許可車両の分類は同様です。

 

マイクロバスなら自家用でもレンタカーでも通行可 大雪渓へ

ナンバープレートの分類番号が「2」であればよいため、マイクロバスよりもさらに小型の11人乗りワンボックス車でも通行できます。それとは逆にマイクロバスを改造してキャンピングカーなど仕様変更した車両は通行できません。

 

避難小屋へ駆け込む

やはり、この天候ですから、避難小屋に駆け込む方の姿がありますね...

 

避難小屋はすし詰め状態

ご覧のとおり、満員電車並みの混雑振り...

 

外の様子をうかがう 横殴りの暴風雨 − なかなか外に出られません

入口から望む大雪渓は、霧の中に見え隠れしていて、そろそろ出発しようかなぁ〜と思った途端、横殴りの暴風雨となり、なかなか出発することができません。

本日(7月6日)の午後には、「今日の午前中に関東甲信地方が梅雨明けしたと思われる。」という気象庁からの発表がありました。しかし、そんな気配を感じさせる状況ではとてもありません。 Next

 

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