ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.6(2014/04/24〜27) D

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(Update:2014/05/01)

 

【ツアーコースV−位ヶ原急斜面】

ツアーコース − 位ヶ原急斜面

こちらはツアーコース最後の位ヶ原急斜面。これまで樹林帯を切りとおしてコースが作られていましたが、この付近からはオープンバーンとなってきます。

 

昨年の位ヶ原急斜面
2013ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.6(2013/04/25〜29) E
先週の位ヶ原急斜面
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2014/04/19) C

今週の位ヶ原急斜面
先週とほぼ同じ、昨年より2メートル近く少ない 

位ヶ原急斜面の積雪は、先週とほぼ同じで、昨年より2メートル近くない状況です。昨年との差はかなり大きなものですが、2011年や2010年と比べると、大きな違いはありません。

 

位ヶ原急斜面でもバーンは緩んでいる 雪の塊

ツアーコース最上部の位ヶ原急斜面でもバーンはかなり緩んでいます。また、バーン全体に雪の塊が散見されます。

 

上部で除雪作業が始まる

位ヶ原急斜面の上端付近は県道乗鞍岳線が横切っていて、すでに除雪作業が始まっています。雪の塊はご覧のように除雪で吹き飛ばされたものでした。

 

【県道乗鞍岳線、除雪作業】

位ヶ原 − 除雪の雪山

位ヶ原急斜面を登り切った先の位ヶ原。除雪の雪山が堆くなっています。

 

位ヶ原11号カーブ 秋の位ヶ原11号カーブ − 見事な紅葉(9月下旬)
2012ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2012/09/29〜30) E

こちらが位ヶ原11号カーブ。高天ヶ原と剣ヶ峰が並んで見られるビューポイントです。もちろん、年中通してビューポイントですが、特に秋の紅葉シーズンは右の画像のような錦絵が広がります。

ただ、この紅葉もシーズンによって見頃の時期が変動し、また、サクラ以上に見頃が短い状態です。そのため、WebSiteでは紅葉が始まる前の9月上旬から紅葉情報をお伝えしておりますので、紅葉情報をもとに見頃スケジュールを立てて、ぜひともお越しください。

 

さて、話は戻って、県道乗鞍岳線の除雪の様子をお伝えします。

 

バックホーとロータリーで道路路面まで除雪

ノリクラで見られる除雪はブルドーザーが除雪ルートを先行してつくり、その後はバックホーとロータリーが道路が見えるようになるまで完全に除雪するようです。こちらはバックホーとロータリーのペア。バックホーで雪を崩し、その雪をロータリーが吹き飛ばしています。

ロータリーが除雪したところではアスファルトの路面が見ています。

 

ロータリー車は完全に雪壁の中 −勢い良く壁の外へ

ロータリー車は高さが3メートル以上あるかと思いますが、それでも完全に雪の壁の中...右の壁で3〜5メートル。左の壁になると10メートル近くにまで達するほどです。

 

「山荘から先は雪が多いね!」 「ずーっと下や後ろを振り返るから首が痛くて...」

「位ヶ原山荘まではそんなに雪多くなかったけど、山荘からが今年は多いねぇ〜。ずーっと下や後ろを確認しながらの作業ばっかだから、首痛くて...」思った以上に大変な作業のようです。

「大雪渓まで早く開通を!」という要望がある一方、このような地道な仕事の下に実現されていることを忘れてはなりません。

 

除雪の先端は位ヶ原7号カーブまで進む

この日の除雪の先頭は位ヶ原7号カーブ(位ヶ原お花畑)まで到達していました。2013年よりもかなり早いものの、2012年とほぼ同じ進捗状況のようです。

 

ツアーコース周辺の誘導ロープ

さて、昨日は乗鞍岳春山バスの試運転が行われましたが、同じ日に地元の方々によるツアーコース周辺に誘導ロープの設置が行われました。

ツアーコースから先の位ヶ原は森林限界を超えるため、周囲に高い木々が全くなくなります。そのため、悪天候時の位ヶ原は目印がなくなり、ツアーコースへの下山滑走のつもりが、隣接する伊那川や前川本谷へ誤って進入するケースが過去ありました。

そのような事故を防ぐため、乗鞍岳春山バスの運行開始に先立って、毎年、誘導ロープの設置が実施されています。

 

昨年の位ヶ原
2013ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.6(2013/04/25〜29) F
今週の位ヶ原
昨年とほぼ同じ状況

位ヶ原の積雪量は昨年とほぼ同じ状況で、ツアーコース内では昨年よりもはるかに少ない積雪量も、森林限界を超えた先では、ほぼ同じかやや多い状況になっています。

 

グサグサの雪質、午後になって表面のフィルムパック

このときの気温はプラス6℃。位ヶ原でも完全にグサグサの雪質。午後になって表面のフィルムパックが始まり、それをバリバリと割りながら滑るのが楽しいものです。

 

【大雪渓下部】

ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
速報2013/05/03
今週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2014/04/19) C
今週の大雪渓入口
先週より15センチ増加、昨年より1.5メートル近く少ない

こちらは大雪渓入口付近。積雪は先週より15センチ増加し、昨年よりも1.5メートル近く少ない状態です。例年、この付近は4月下旬ごろまでさらに積雪量が増えますが、今年は4月後半にまとまった降雪がほとんどなく、昨年と同等の積雪量に達することは考えにくい状況です。

なお、近年まれに見る少なさで、2007年に匹敵する状況です。

 

トイレ小屋と避難小屋方面 すでにガードロープが見える − 近年になく積雪が少ない

大雪渓入口から北側へ50メートルのところにトイレ小屋と避難小屋があります。すでにガードロープが見ています。岩の頭が見えるシーズンはあっても、ガードロープまで確認できるほど積雪量の少ない年は近年ありません。

 

トイレ小屋(冬季閉鎖中) −利用可能は5月下旬以降

この時期はどちらの小屋も閉鎖されていて使用できません。利用できるようになるのは、乗鞍岳春山バスが大雪渓まで延長運行される5月下旬〜6月上旬以降です。

 

いよいよ明日は乗鞍岳春山バス運行開始

青空もすこし春霞にパステル的な色合いになり、気だるい雰囲気を漂わせています。いよいよ明日は乗鞍岳春山バス運行開始。明日からは賑やかなノリクラが始まります。

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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