ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.23(2014/10/11〜12) A

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(Update:2014/10/16)

  

【観光センターから大雪渓へU(三本滝ゲート〜位ヶ原山荘、沿道の風景)】

三本滝ゲート −この先マイカー規制、10月から7時開門 レストハウス前は9時には満車

こちらは観光センターから7km先の三本滝ゲート。ここから先はマイカー規制です。三本滝レストハウス前のアスファルト部分は9時前にもう満車。シャトルバスに乗車される方のほか、三本滝への散策に出かける方もいらっしゃって、今日はたくさんの方がこちらのお越しになったようです。

 

一の瀬散策へ − 入念に準備体操 ヒルクライムへ

左の方々は今日は一の瀬方面を回って観光センターに戻ってくるコースを歩くとの事。入念に準備体操を行います。詳しいコースはお聞きしませんでしたが、三本滝から一の瀬を目指す場合、子りすの径(こりすのみち)から東大ヒュッテのある孫一平を経て、夜鳴峠から一の瀬に入るのが一般的で、すべて下り坂のコースですが、足や膝に負担が結構あります。また、今日はさらに大カエデまで足を延ばすとのことですから結構な長丁場になりそうです。ですから、準備体操もそれなりに入念というわけです。

また、三本滝からヒルクライムに出発される方々もたくさんいらっしゃいます。

 

かもしかゲレンデ − 今週の紅葉見頃エリア

今週の紅葉の見頃エリアは、三本滝ゲートを過ぎてかもしかゲレンデ付近です。

 

景色を楽しみながらゆっくりと

どのヒルクライマーも先を急がず、ゆっくりと景色を楽しみながら進んで行きます。ヒルクライムは夏だけのものではありません。必死になってタイムトライアルするばかりではなく、のんびりと歩むことも楽しめると世界が広がるのではないでしょうか?

 

上部の紅葉が終って山麓はまだ見頃を迎えず、見頃エリアはここだけ

上部エリアの紅葉が完全に終了し、山麓の乗鞍高原の紅葉が本格的に始まっていない状況のため、今週は見頃がこの付近だけで、紅葉の端境期の週となっています。そのため、所々にビビッドな色合いを見つけると、それだけですぐ足を止めたくなってしまうものです。

 

この先は完全に落葉

紅葉と呼べる状態が見られるのは、摩利支天上の29号カーブ先の直線部分まで。それより先はすっかり落葉しています。

 

先週の冷泉小屋付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2014/10/04〜05) A
今週の冷泉小屋付近
「色」が全くありません

こちらは冷泉小屋付近の様子。左の先週の画像では、赤や黄色の葉がしっかりと色合いを放っていますが、右の画像には色が全くありません。

 

青い空にダケカンバの「白骨」が映える

ただ、葉が落ちると、今度は幹や枝か目立つようになり、ダケカンバの幹が青空に向かって不気味に伸びて行く様子は、この時期ならでは光景。乗鞍高原の隣には白骨温泉(しらほねおんせん)という温泉地がありますが、その由来は温泉成分が沈着した様子が骨のように見えるためで、すっかり落葉して丸裸になったダケカンバの幹もまさしく「白骨」そのもの...

 

でも、この風景に風情があると思えるようになることが心のゆとりにつながって行くのではないでしょうか?

 

【観光センターから大雪渓へV(位ヶ原山荘〜大雪渓、沿道の風景)】

位ヶ原山荘

こちらは標高2350メートルの位ヶ原山荘。

 

7月の悪天候以来、2回目のヒルクライム − 初めての森林限界の風景にわくわく...

青息吐息でようやくやってきたこちらの方。7月にお越しになって以来、2回目のチャレンジとのこと。前回は天候が悪く、途中で足を地面に着いてしまいましたが、今日は、所定の休憩ポイント以外では足を止めることなく上ることができたとのこと。「前回は濃霧で全く見えなかったので、森林限界の風景に初挑戦です。」と、すこしわくわくした様子で再スタートです。

今日のような天候なら、畳平からさらに山頂目指すのも良いでしょうね。ただ、クリート付きの自転車用シューズでは登山の不向きですから、ザックにスニーカーなどを携行してお越しになると良いでしょう。

 

山荘内では薪ストーブが赤々と お汁粉 − ココロもカラダも温まる

この日の気温は正午になっても10℃までしか上昇せず、山荘内には薪ストーブが赤々と焚かれています。そして、焼餅の入ったお汁粉がココロもカラダも温まるというもの...実は真夏でもお汁粉は人気メニューでヒルクライマーの方からのオーダーも多いようです。

 

紅葉チェックに毎週ノリクラへ − 「上部はもうだめですね〜!」

ほぼ毎週 紅葉チェックにお越しになっているこちらの方。「上部はもうだめですね〜!」と、少し残念そう...さらには自転車の調子も芳しくないようで、「今日は早めに帰って、自転車屋さんに直行します。」 登りは問題なくても、下りは危険と隣り合わせですから、自転車整備は入念に行う必要があります。

 

モノクロ写真のような光景

先週までの紅葉の彩と比べると、今週は色のないモノクロ写真のような光景になってしまいました。

 

ダケカンバの枝振りとウラジロナナカマドの赤い実がアクセントに

それでも、ダケカンバの枝振りやウラジロナナカマドの赤い実は風景写真のアクセントに重要な役割を果たしてくれます。

 

ご家族揃ってノリクラに − この青空に感動!

ウラジロナナカマドの赤い実を撮っているこちらのご家族。ご家族一緒のノリクラは初めてとのことで、この青空に感動されていました。森林限界を超えた先の青空は、平地とは異なって、色合いの冴え方がはっきりしています。

 

ブルーのグラデーション − 宇宙にそのままつながる連想

上空に向かうにつれてどんどん濃くなって行く青さは、まさに宇宙にそのままつながっていることを連想させるもの。紅葉が終わった荒涼した風景も、この青空があれば、何の化粧もいらないと思うものです。

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