ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.7(2015/04/28〜29) C

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(Update:2015/05/07)

 

【4月29日(祝)、乗鞍岳春山バス運行初日】

三本滝レストハウス前駐車場

一夜明けて、4月29日(祝)の三本滝レストハウス前駐車場。ご覧のようにきれいな青空に恵まれました。気温は4℃で休暇村から三本滝までの道路には凍結箇所はありません。今日から乗鞍岳春山バスの運行が始まりますが、早朝6時の時点での駐車台数は20台ほど。ゴールデンウィーク前半はカレンダーの並びの都合から連休になっていないため、今日は例年よりも人出が少ないかもしれません。

 

運行前の道路パトロールに出発

乗鞍岳春山バスは当日の運行前に、道路の凍結積雪状況、雪崩の危険性がないことを現地調査(道路パトロール)することになっていて、今日もバス会社の方が位ヶ原山荘までの道路パトロールに出発します。

 

雪壁の崩落個所 スコップで除去作業
毎朝の道路パトロールで安全運行を確保

今日は凍結箇所は見当たりませんでしたが、ご覧のように雪壁の崩落個所があって、スコップで除去作業を行いました。このような状況が時々見られるため、毎日の道路パトロールは欠かすことはできず、毎朝の作業によって、乗鞍岳春山バスの安全確保がなされています。

 

位ヶ原山荘に到着 「始発から運行できます!OK OK!!」 

そして、位ヶ原山荘に到着。先ほどの崩落個所以外に運行に支障となる箇所はなく、今日は始発便からの運行が決まりました。
三本滝〜位ヶ原山荘間は冬季閉鎖中で、その区間を特別に利用して乗鞍岳春山バスは運行されているわけですから、道路状況が運行に適さない場合が多々発生し、その場合は運休にせざるを得ません。

 

7時過ぎにはアスファルト部分が満車 久しぶりの再会 − これからは山頂で毎週お会いしましょう!

さて、7時を過ぎるころになると、少しずつ来場のマイカーも増えて、三本滝レストハウス前のアスファルト部分の駐車スペースはほぼ満車になりました(未舗装部分には余裕があります)。

そんな中、声をかけてくださったこちらの方...以前はシャトルバスを利用するたびに毎週お会いしていましたが、本当に久しぶりの再会です。ただ、その当時はスキーヤーの服装ではありませんでしたので、最初は全く気が付きませんでした...
今日は久しぶりの山スキーとのこと。今後、何度かノリクラにお越しになるとのことですので、これからは山頂で毎週お会いしましょう!

 

コーヒーの香りに包まれて 「毎年、初日は来なくっちゃ...」

朝のひと時をコーヒーの香りに包まれてゆっくりと過ごすのが山行の楽しみの一つ。春山バス初日は3年連続とのこと。「別に初日を狙ってきているわけではありませんが、こうやって3回連続なると、毎年、初日は来なくっちゃならなくなりますね...」と、はにかみながら笑顔を見せてくれました。

 

バス停に集まり始める いつも見てます!

乗鞍岳春山バスは、当初、会員制の春スキーヤー用のバスとして、朝の登りと夕方の下りの1便のみ運行されていました。「朝の登りと夕方の下り」と、ちょっと変な書き方をしていますが、反対の「朝の下りと夕方の登り」には乗車できず、完全にスキーヤー用の運行でした。

しかし、一般客への対応から2008年(平成20)年より、朝昼夕の1日3便の運行が始まり、2008年は前年に比べて約3倍も乗客数が増えました(2007年:924人 → 2008年:2712人)。便数が3倍で乗客数も3倍とはかなり単純な増え方ですが、2013年に1日3→4便(1.33倍)に増えたときには乗客数は約1.2倍に増えました(2012年:4939人 → 2013年:6027人)。ですから、乗鞍岳線春山バスは、まだまだ、利用者数増加の伸びしろを持っていると考えられます。

 

三本滝に始発便到着! 始発便1号車 − 運転任せて下さい!

2013年(平成25年)から1日4便に増便されましたが、始発便が30分ほど早くなり、最終便が40分ほど遅くなりました。そのため、現地滞在可能時間が延びて利用者利便性向上が図られたわけですが、始発便が早まったことで、路面凍結による運休が増えてしまった原因にもなりました。

そのため、2014年(平成26年)からは、運行初日からゴールデンウィーク明けまでは、始発便を1時間遅らせるダイヤ改正を行った結果、昨年は始発便の運休がそれまでより少なくなりました。

これまでの運行ダイヤ変遷は、下記のお知らせで確認することができます。

●<1日1便だった当時のダイヤ(2007年以前)> お知らせ−2007年 GW期間から6月末までの位ヶ原山荘行きのバス(春スキーバス)の運行について(2007/04/18)
●<1日3便に増便された時のダイヤ(2008〜2012年)> お知らせ−2008年 GW期間から6月末までの位ヶ原山荘行きのバス(春スキーバス)の運行について(2008/03/27)
●<1日4便に増便された時のダイヤ(2013年)>  お知らせ−2013年 GW期間から6月末までの位ヶ原山荘(大雪渓)行きのバス(春山バス)の運行について(2013/02/07)
●<始発便の時刻改正後のダイヤ(2014年〜)> お知らせ−2014年乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘・大雪渓)の運行について(2014/04/19)

スキー板積み込みなどの必要から早めにお並びください

5月9日(金)までの始発便は8時45分三本滝発。ツアーコースから かもしかゲレンデまで下山滑走できる時期は、観光センターよりもこちらの三本滝のほうが利用者が多く、スキー板の積み込み時間が必要なため、定刻(8時45分)よりも早めに配車されます。バス到着後速やかにスキー板の搬入ができるよう、できる限り早めに停留所前に並んでお待ちなったほうがよいでしょう。

また、列に並んでいる人数から乗車人数を予測してバス配車台数を割り当てますので、スムーズな運行のためにも早めに停留所に並んでいただくようご協力ください。

 

乗車券は係員より購入

なお、乗車券は、係員が手売りします。係員が駐車場内を巡回しながら販売する場合もありますし、停留所に並んでいる方から順番に販売する場合もあります。その場の状況を確認しながら購入してください。

 

今日の始発便は4台 − 三本滝を出発

運行初日の始発便は4台。位ヶ原山荘での降車扱い方法など運行上の確認を行った後、定刻の8時45分に出発します。

 

【春山バス、位ヶ原山荘へ − 車窓に迫る雪の壁】

早朝の崩落個所 運行時には解消

それでは、位ヶ原山荘までの車窓をご覧ください。道路パトロール時に対応した崩落個所は、ご覧のとおり、問題なく通行できる状態。

 

木の枝は昨日枝打ち実施

先日の試運転の際には数多くの木の枝が道路に張り出していましたが、こちらも除雪業者が枝打ちを実施されました。都会では普段何気なく通行している道路も、山岳地帯では思いもよらないアクシデントが数々あるものです。

 

雪の壁が車窓に迫る

冷泉小屋を過ぎてから位ヶ原山荘までの約2kmの区間はバスよりも高い雪の壁に阻まれます。この雪の壁も日に日に低くなりますので、この風景をご覧になりたい方はできるだけ早めにお越し下さい。

なお、5月下旬には位ヶ原山荘から先の大雪渓までの区間3.5kmも運行されるようになります。そうなると、高さ10メートルほどの高い雪壁をご覧になれますので、ぜひとも、5月下旬の大雪渓延長開始直後の春山バスも体験してみてください。また、大雪渓延長運行がきまりましたら、トップページやツイッター(@norikura_org)にてお知らせいたします。

 

定刻の9時07分。位ヶ原山荘に到着です。

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