第30回 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

(2015/08/29〜30) F

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(Update:2015/09/22)

 

【表彰式】

12時より表彰式

三本滝ゴールから大会会場の観光センターに戻り、12時より表彰式が始まります。

 

今日のレースを振り返り、今シーズンを振り返り

今日のレースを振り返り、また、今シーズンを振り返り、お互いのコンディションや状況について、ざっくばらんな会話が続きます。

 

表彰式を告げるファンファーレ ジャケットを託して

そして、会場内には表彰式の始まりを告げるファンファーレが流れ、三人とも着ていたジャケットを脱ぐものの、さて誰に預けたら...と、思案する矢先。森本選手の奥様が全員分をすかさず受け取ります。

 

チャンピオンクラス優勝 − 森本誠選手

「チャンピオンクラス優勝 345森本誠選手。タイム15分18秒519。おめでとうございます。」

 

表彰は各クラスの1〜6位までの選手。

 

2位の兼松選手 3位の矢部選手

2位の兼松選手につづいて、「やはり1位とらないとだめだな...(笑)」と、3位の矢部選手。

8月になると、有力選手が練習にお越しになりますが、その中でも、おそらく、矢部選手が最も多くノリクラにお越しになったのではないでしょうか?朝一番で登って行く姿から、夕方16時ぐらいになってもまだ登って行く様子が...ノリクラに賭ける意気込みは並大抵ではありませんでした。

「勝負に勝ってレースで負けた」 今回のレースは間違いなく矢部選手の手中にあっただけに残念です。

 

「7キロって聞いたときは..でも登らないと、夏が終わらない」 「ありがとうございました。」
「”末永く”よろしくお願いいたします。」 

多くの報道陣に囲まれて、「矢部さん・兼松さん強くて...僕自身、最後まで調整が上がりきらなかったんですよ。だから、最後は神頼み...7キロでやるって聞いたときは…。でも、ここを登らずに帰るっていうのはねぇ〜〜。夏が終わった気がしない。」

そして、今日はこれからどうしますか?とお聴きすると、「今日はこれから移動して、ゆっくり奥さん孝行してきますよ。(奥さんは)いつも楽しいとは言ってくれてますけど、これまでどこも行かずにずーっとノリクラばっかついてきてくれたので、今日は奥さん孝行してきます。」 そんなことをおっしゃっていることを知って知らぬか、インタビューを受ける森本選手の姿を、傍らから見守る奥さんの姿がありました。

そして、別れ際は、「ありがとうございました。末永くよろしくお願いいたします。」 
「末永く...」 この言葉が特に印象深く残りました。(こちらこそ、末永くよろしくお願いいたします...)

 

こちらは男子Eの表彰式。

 

怪我を克服して − 宮崎選手(左)

そういえば、初めてお会いしてからもう6年も経つんですね。途中、怪我などもありましたが、ヒルクライムを初めた年からいきなり入賞。今回もレース前には「今日も入賞しますから...!」と、おっしゃって、見事、有言実行!

 

週2でいつも一緒に練習 − 宮崎選手(6位)、河合選手(優勝)

「週2でいつも一緒に練習している仲間です。ショートになるといつもこの人は強いんです。だから勝てる自信がない...(笑)」と、お二人笑顔で答えてくださいました。

 

そして、女子Aの表彰式。

 

女子A優勝 金子広美選手
「やっぱりフルで行きたかった」

「いや〜...やっぱりフルで行きたかったですね...」と、悔しそう...でも、フルコースでもショートコースでも、他の選手を一切寄せ付けない強さだけは今回のレースで証明されました。

 

そして、女子Bの表彰式。

女子B優勝 中込由香里選手
2位 松本雪子選手

この笑顔は何度見てもうれしい。なお、来年から女子Bは女子Aと統合されます。

 

ジュニアコースの表彰式 − ジュニアだけの戦いは今年が最後

最後に、ジュニアの表彰式。来年からショートコースが廃止され、男子A(16〜25歳)に統合され、年齢は13歳〜25歳となります。そのため、ジュニアだけの表彰式は今回が最後となります。このほか、ショートコースビギナー、MTB男子・女子も廃止となり、ロードの各年齢のクラスでの出場となります。

悪天候の中ではありましたが、ヒルクライムの夏が終わると同時に、これで「ノリクラの夏」が終わります。ノリクラの夏は本当に短く、翌週はもう秋の気配が感じられるようになります。でも、秋のヒルクライムもお勧めです。タイムにとらわれず、のんびりと紅葉の中を「秋ポタ」してみませんか?大会は終わってもノリクラはまだ終わりません...お待ちしております。

 

<編集後記>

「悪天候につき、三本滝ゴールとし、スタートを1時間遅らせます。」
予定では6時に大会開催可否が発表されるはずでしたが、状況収集や諸々の判断のため、7時前に発表となりました。選手のみなさんは、この1時間をやきもきした気分で、待っていたことともいますが、大会を中止したくないという運営者側の想いから、何とか開催できないかと模索した結果なのです。

3年連続の短縮化、しかもこれまでで最短のコース。 
この大会のために練習し遠くから乗鞍まで来たくださった参加者の皆さんに対し、 申し訳ない気持ちでいっぱいです。 
また、今年こそと思い準備してきた者の一人として、悔しいやら残念な気持ちで一杯です。 

しかしながら、フルコース断念の判断に間違いはなかったと思いますし、 10年前までなら中止していたと思われる天候・コース状況の中で、 一昨年・昨年・今年、 位ヶ原山荘、大雪渓、三本滝、状況に応じ短縮化が実現できていることは 将来に向けての貴重な体験になっているものと思います。 

もちろん基本的にはフルコース、 荒天の場合は、参加者に最低限の満足感を味わっていただくいため、 最悪の天候の中での最善の対応をできるよう更なるスキルアップに努めていきたいと思います。 
今後ともよろしくお願いします。

事務局担当者の方からいただいたメールの一文ですが、多くの選手がこの大会のために毎日トレーニングを重ねて挑んでいることを最後まで考えた結果の短縮開催だったということがわかります。

三本滝ゴールを想定したマニュアルもなかった中での判断で、急なレイアウト変更は大変なものがあったと思います。「天気が悪いから三本滝まででいいじゃないか」という単純な判断ではなかったことをお伝えしたかった次第です。

 

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