ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2015/09/19〜20) A

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(Update:2015/09/24)

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 U(三本滝ゲート〜大雪渓)】 

三本滝ゲート − この先マイカー規制 三本滝レストハウス駐車場 − シャトルバス乗換最終駐車場

観光センターから7km先の三本滝ゲート。この先マイカー規制となり、バス・タクシー・自転車のみ通行可能です。ゲート手前には三本滝レストハウス(駐車場)があり、シャトルバス停留所(三本滝停留所)もありますので、マイカーでここまでお越しになってシャトルバスに乗車することも可能です。なお、三本滝レストハウス駐車場がシャトルバス乗換最終駐車場です。

 

ブドウの房をくわえてやってきたカラス

カラスはかなり頭の良い鳥として知られています。これまでにも大雪渓のスキーヤーの荷物(弁当)が荒らされる様子をたびたびお伝えしてきました。こちらのカラス、どこからかブドウの房をもらった模様。

 

器用に中身だけ取り出す この器用さにはビックリ!

そのまま丸飲みするかと思ったところ。前足に房をひっかけて、くちばしで皮を剥いでつるっと中身だけ取り出す...この器用さにはビックリ!中身のほうがおいしいということも、どこかで学習しているわけで、不用意に弁当を外に出しておけば、すぐに荒らされてしまうわけですね。

観光センター前駐車場では真夏の車内は暑くなるので、車の下に食料を置いておくケースが多々見られますが、カラスは本当によく見ていますのでご注意ください。

 

かもしかゲレンデ ヤナギランが真っ赤に染まる

三本滝ゲートを通過すると、かもしかゲレンデを横切ります。ノコンギクやハンゴンソウは一部残っていますが、花の季節は終わりに近づき、ヤナギランが真っ赤に染まっています。

 

中腹も紅葉が始まる

花の季節が終わりになると、今度は紅葉の季節が本番を迎えます。紅葉前線は標高の高いところから低いところへと移りますが、必ずしも連続性があるわけでなく、例年、標高2600〜2500メートルの大雪渓・位ヶ原エリアと、こちらの標高2200〜2000メートルの冷泉小屋・摩利支天エリアの紅葉がほぼ同じに始まり、色合いはこちらのほうがよいケースが多いように見受けられます。

紅葉情報はこの後の5ページ目からお伝えしておりますので、併せてご覧ください。

 

位ヶ原山荘
ちょっと一休み 湧き水は冷たく気持いい

さらに登って、こちらは標高2350メートルの位ヶ原山荘。

位ヶ原山荘は観光センターを出発して畳平までの4分の3を登ったところにあって(15km/20km)、あと一息!というタイミングで目の前に山荘が表れます。「ちょっと、休んでみようかな...」という感じにさせられます。

この日の気温は13℃、ヒルクライムには程よい気候。それでも、道路わきの湧き水は冷たく気持ちの良いもの。

 

あの風景が待っている!

色付き始めた周囲の様子を眺めていると、疲れた感覚はありません。むしろ「あの風景が待っている!」と、早く出発したいという思いにさせられるものです。

 

一眼レフを2台もぶら下げて − 今日は下見、来週本番!

今日は2台の一眼レフを肩からぶら下げて朝一番からヒルクライム。「今日の朝は青空が広がって最高!紅葉の本番は来週あたりでしょうか?今日は下見といったところです。」とのこと。

 

先々週の位ヶ原山荘上
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2015/09/05〜06) A
先週の位ヶ原山荘上
ほとんど違いはないものの、随所で黄色味が感じられる
今週の位ヶ原山荘上
この1週間で急速に色づいた

上段の画像は2週間前(先々週)と1週間前(先週)の様子。ご覧のとおり先週まではゆっくりと変化していた紅葉ですが、右上の先週と下段の今週の様子を見ると、この1週間で急速に色づいていることがわかります。

 

紅葉をバックに − ヒルクライマー定番の流儀 ノリクラはいつ来ても楽しめるところが最高

紅葉をバックに、ご自身の自転車をカメラに収めるのは、ヒルクライマー定番の流儀。SNSのプロフィール画像などに使用される方も多いかと思います。

そして、右の方は下山途中で足を止めてくださったこちらのヒルクライマー。冬のバックカントリーでノリクラによくお越しになっています。「紅葉が見頃を迎えて今日はいいですね〜。ノリクラはいつ来ても楽しめるところが最高ですよ。」

3000メートル級の高山は、ノリクラ周辺には数多く存在し、登山の方々にはそれらの山々の方が人気です。しかし、ノリクラは車道が山頂近くまで続いている点に大きな違いがあり、また、車道沿いに雪渓があって、登山とは無縁の観光客や夏スキーヤー、そして、車道を生かしたヒルクライム、そして、冬になれば、バックカントリースキーまで幅広い方々が楽しんでいいただけるフィールドが備わっています。

 

今週の位ヶ原11号カーブ
あと1週間待つと(→)
ピークを迎えた位ヶ原11号カーブ(昨年9月末)
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2014/09/27〜28) E

位ヶ原エリアは見頃に入ったばかりの状態で、まだこれからが本番です。左は今週の画像、右は昨年同時期の1週間後の画像で、昨年はこの日前後にピークを迎えました。おそらく、今年も同じような推移を見せると考えられますので、次週末あたりにピークがやってくるのではないかと推測できます。

午前中は晴れていたものの、10時30分ごろから山麓から雲が湧き上がってきました。日差しがなくなると、紅葉の輝きがなくなってしまいますが、それでも発色の良いものはまずまずの輝き。

 

「今は8号カーブの紅葉が一番きれいかな〜来週が本番」 8号カーブ

こちらのヒルクライマーも紅葉下見にお越しになり、「今は8号カーブの紅葉が一番きれいかな〜来週が本番ですね。また、来週も来ますよ!」とのこと。四季を問わずにノリクラにお越しになる常連のおひとりです。

なお、県道乗鞍岳線のカーブ番号については、ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号版 をご覧ください。

 

絶景ポイントに足を止めて 自転車始めて1年 − 「坂バカへの道」を登り始めてしまった

「自転車初めて1年ほどなんですよ。ノリクラは10月で終わってしまうと聞いて、できるだけ早く来ようと思って来ました。紅葉の時期に入っているとは知らず、今日は来てよかったです。」ビーナスラインなど周辺の山道を一つ一つ挑戦されているとのことで、「坂バカへの山道」に目覚めてしまったようです...

 

秋のヒルクライムコレクション! こんな風に決めなくっちゃ − クラシカルなランドナー

秋のヒルクライムコレクションはこうでなくっちゃ...フルカーボンなんて御法度!クラシカルなランドナーが秋の風景にベストマッチ。

 

随所にきれいなウラジロナナカマド 見てみて!うまく撮れたよ!

位ヶ原・大雪渓エリアの紅葉は11号カーブから上部が見頃のエリアとなり、特に宝徳霊神バス停付近の5号カーブから上部には、随所にきれいなウラジロナナカマドがみられます。こちらのヒルクライマーの方々もスマホで撮影した画像を見せ合っています。

 

今日来てよかった〜!

「ノリクラの紅葉がそろそろきれいになってきたということで、今日初めてヒルクライム来ました。今日来てよかったです!」と、嬉しそう。紅葉はタイミングに合わせてお越しいただくのはなかなか難しいものです。しかし、ど真ん中のストライクを狙うのでなければ、ど真ん中(ピーク)よりも前にお越しいただいたほうが安全です。なお、ピークのあとは一気に枯れてしまうため、「スリーアウト」どころか「試合終了」になってしまう確率が高いのです。

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