ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.5(2016/04/16) A

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(Update:2016/04/21)

 

【三本滝レストハウス駐車場】

三本滝レストハウス駐車場 続々とお越しになる

観光センターから7km先の三本滝レストハウス駐車場。時刻は6時30分、レストハウス前のアスファルト部分には50台ほど駐車スペースがありますが、すでに30台ほど停まっていて、その後も続々とツアーコースに向かう方々お越しになります。

 

三本滝ゲート − ここからマイカー規制
=乗鞍岳春山バスはこの先の位ヶ原山荘まで運行予定=

こちらが三本滝ゲート。この先、位ヶ原山荘まで除雪が進むと、前頁で申し上げた乗鞍岳春山バスの運行が始まります。また、さらに大雪渓まで除雪が進む5月下旬には春山バスの運行も大雪渓まで延長されます。

なお、三本滝から県境(畳平)までの全線で冬季閉鎖が解除されるのは7月1日。ただし、この先はマイカー規制区間のため、バス・タクシー、自転車、および、許可車両のみ通行できます。

 

今年は積雪が少なく、駐車場の除雪作業せずともOK 公衆トイレ利用可能です

道路も除雪をしないと通行できない状態ですから、駐車場も除雪をしないと停められるスペースがなく、毎年、開通に合わせて三本滝レストハウス前駐車場もアスファルト部分だけ除雪されます。ただ、今年は1〜2週間前あたりから、アスファルトが見え始め、除雪作業は行われませんでした。そのため、一部で積雪が残っていますが、ほとんど問題ありません。

レストハウス横の公衆トイレも利用可能になりました。

 

これから山頂目指して! あまり早いとバーンが固いので
今日は遅めに出発

朝一番で出発する左の方...「いつも拝見してます。以前、ヒルクライムでお会いして...」 そうそう!夏にオヤジさんと揃ってヒルクライム中にお会したときには、「息子にはまだ負けんぞ〜」なんておっしゃっていたのを思い出しましたよ。今日は山頂まで行くとのこと...後ほど、下山途中に再会しますが、やはりヒルクライムで鍛えた体力でしょうか...早い!

さて、右の常連の方...「先週は早く出発しすぎて失敗したから、今日はゆっくり...」 いつも7時前には出発されますが、この時期になると、厳冬期と異なり、夜は雪が固くなってしまいます。そのため、上部の雪が緩む時間帯を計算して、いつもよりやや遅めに出発です。

 

「上の雪は固いですか?」 「今日は稜線でビールしたいの!」

「上の雪は固いですか?」と、心配される左のお二人...少し冷たさを感じる風があって、懸念することは皆さん同じ。この時期は晴れていても、まったく緩まないこともあり、それとは逆に曇っていてもきれいに緩んでいることもあり、寒暖の差が大きいこの時期は、バーン状態が大きく変化します。また、時間帯・標高によっても大きく異なります。

そして、「また、来ちゃった!今日は稜線でビールしに行くの!」 というテレマーク三人組(画像右)。

 

スキーアイゼン装着 昨年もアイゼンで

スキーアイゼンで行動範囲はかなりカバーできますが、やはり、アイゼンは必須...「去年、アイゼンを履くときに、アドバイスいただきましたよ!」という右のお三方。そうそう...踏んだ状態で履くってお伝えしたことを思い出しましたよ!

アルペンのスキーブーツはつま先でステップを切りながら登って行くことが可能です。そのため、夏の大雪渓などでは、結構な急斜面でもアイゼンなしで登ることができます。しかし、バックカントリーでは、夏の大雪渓のように直登だけではなく、トラバースしなければならない場所もあり、ソールが滑りやすいアルペンブーツでは、登山靴以上に対応困難な状況になります。そのため、アルペンブーツは登山靴以上に早めにアイゼン装着が必要となります。

 

バーンは固め 歩く方が多い

朝一番はバーンが固く、シールの方でも、歩いて登る様子がみられました。

 

出発準備 バックカントリー初デビュー(右の方)

駐車場のあちこちでは出発の準備が...そんな中、「今日、バックカントリー初ビューなんです。」という右の方...

 

「シールはね〜両側のエッジが出るように貼るの!」 「履く前にレバーを後ろに...そうしないと踵が上がらないよ」

夏スキーは毎年お越しになって、人一倍ガンガン滑ってトレーニングに励んでいますが、シールの貼り方から、ツアービンディングの扱いまで、ひとつひとつ手ほどきを受けないと、何一つできません...

 

「うわ〜踵が浮く...歩けない〜〜」 まるでロボットのようにぎくしゃくと...

もちろん、踵が浮くスキーなんて異次元の世界...まるでロボットが歩くかのようにぎくしゃくとした動き(笑)。すぐになれると思いますが、最初はみんなこんなものですよね〜〜

 

でも、サポートするメンバーの方々は経験者ばかりですので、何があっても安心です。

 

アスファルト部分は7時30分には満車

三本滝レストハウス前駐車場のアスファルト部分は7時30分には満車になりました。昨年は8時ぐらいに満車になりましたので少し早い状況。

 

左:舗装部分、右:未舗装部分 今年は未舗装部分もすでに駐車可能です

例年だと、除雪されているのはアスファルト部分(舗装部分)のみで、隣の未舗装部分(左の画像の右側エリア)は高さ1メートル以上の積雪があって駐車できませんが、今年はほとんど積雪がなく、雪解け部分に駐車できますので、舗装部分が満車になっても問題ありません。

次週末には乗鞍岳春山バスの運行が始まる予定で、三本滝レストハウス前駐車場はかなりの混雑が予測されます。三本滝まで下山滑走する必要がない観光客の方は、山麓の観光センターから乗車されることをオススメします。三本滝乗車も観光センター乗車も往復料金はどちらも同一です。

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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