第11回 乗鞍天空マラソン

(2016/06/18〜19) A

(Update:2016/06/30)

 

【6月19日(日)、レース当日】

綺麗な青空が広がる朝 6時の気温14℃、暑くもなく寒くもない気候

一夜明けて、6月19日(日)は綺麗な青空が広がる朝を迎えます。6時の気温14℃、暑くもなく寒くもない気候です。

 

【6月18日(土)〜6月19日(日)の大会日程】

<日時> <実施項目>
6月18日(土) 10:00〜16:00 トレイルラン(乗鞍高原内の指定コース、自由参加)
13:30〜17:00 選手受付(乗鞍観光センター)
6月19日(日) 6:30 天空ウォーク参加者バス出発(乗鞍観光センター→大雪渓)
7:00〜7:30 手荷物預かり(三本滝ゴールで受領)
7:40 開会式(乗鞍観光センター)
8:00 スタート
13:00 ゴール制限時間(三本滝レストハウス)
(ゴール後) 選手送迎(シャトルバス、三本滝→乗鞍観光センター)
13:00 閉会式・表彰式(乗鞍観光センター)
【参考 −エントリー期間】 2月10日(水)〜4月30日(土) 定員2000名、入金先着順で定員早期締め切りあり

本日(6月19日(日))のスケジュールはご覧のとおり。選手の点呼などはありませんので、各自でスタート時間までにお越しください。なお、選手指定の駐車場となっている、第3駐車場は、大会コース区間内にあって、7時30分には通行止めとなりますので、できる限り早めにお越しいただいた方がよいかと思います。

スタートはこちらの観光センターからですが、ゴールは観光センターから7km先の三本滝レストハウスで、スタート地点とゴール地点が異なっています。そのため、ゴール後は、三本滝レストハウスから観光センターへのシャトルバスが随時運行されます

 

レース開始2時間前 −大会運営スタッフが集まる
=皆さん、選手が宿泊する旅館・民宿の方々 − 本業と掛け持ちで大会に駆けつける=

レース開始までまだ2時間ありますが、スタッフの方々は、大会運営の準備が始まっています。コース内には各エイドステーションが設けられていますが、それ以外の場所にも監視員が常駐する体制をとっています(もし、体調不良など不測の事態が生じた場合は、躊躇せず監視員に申し出てください)。「STAFF」と書かれたベストを着用されている方は、乗鞍高原の地元の方々。その多くが旅館・民宿を経営されていて、宿泊された選手の方々への朝食提供などのおもてなしをされながら、朝早くから会場へと駆けつけています。

 

エイドの山菜煮物やスタッフ用の弁当の用意 − 朝3時から仕込み

昨日、受付会場となっていた観光センター2階講堂では、エイドステーションで提供される山菜の煮物の準備や、スタッフ用の弁当220食の用意が始まっています。先ほどの監視員の方々は6時過ぎには現地に向かいますので、それまでには仕上げなければなりません。「観光センターでの弁当作りは5時からだけど、その前に仕出しの許可のある宿の人が、自分たちの宿で弁当に入れるおかずを3時から作ってるんですよ。」 

もちろん、みなさん乗鞍高原の宿の女将さんたち...選手の夕食・朝食などの準備に追われながらのスタッフの弁当の準備も同時に行い、「裏方を支える裏方」が一番大変なんです。

 

各エイドステーションに配置のボランティアスタッフ

こちらは各エイドステーションなどに配置されるボランティアスタッフ。

レースプロデューサーの三浦誠司氏がボランディアスタッフに...
「あくまでも盛り上げることが主体ですが、余りにも盛り上がりすぎて、周りの雰囲気で無理に行っちゃっている人もいるので、そのあたりはよく見てあげてください。そして、我々が楽しむことが一番で、選手の皆さんにそれが伝わって行きます。がんばれっていう感じではなく、緩い感じで楽しんでもらいたい大会ですので、みなさん一日よろしくお願いいたします。」

 

「今日はいったいどこまで走るんだろう」

「えぇ〜〜、今日はいったいどこまで走るんだろう」と、山頂方面を眺めるこちらのお二人。

大会写真がキレだったので
ついエントリーしてしまいました
観光センターから望む折り返し地点(大雪渓)
「うわ〜〜、遠い...」

大会に出場するのは右の方。そしてその姿を応援するのは天空ウォークに参加する左の方。もちろん初参加です。
「ホームページ見たら写真が綺麗だったので、ついエントリーしてしまいました。ちょっとドキドキしてます。練習はしたんですが、完走できるか心配です...もしかすると死にそうな顔して走ってるかもしれませんね(笑)。」

折り返し地点はあそこですよ。とご説明させていただくと...「うわ〜〜」と、それ以上の言葉が出ませんでした...(やっぱり遠いですよね)

 

天空ウォークの点呼が始まる

そして、天空ウォークの点呼が始まります。大雪渓からコースを降りながら、すれ違う選手に声援を送ります。

「おはようございます。選手の皆さんとのハイタッチは最初は恥ずかしいものですが、慣れてきたら大丈夫です。選手が走ってきますので、絶対に広がらないようにお願いいたします。それでは今日は乗鞍の雄大な自然を存分に楽しんでいただきたいと思います。安全第一で一日どうぞよろしくお願いいたします。」

 

一足先に大雪渓へ移動 ハイタッチで送り出す

ウォークといえども、大雪渓から三本滝まで全長12kmも歩き通すわけですから、相応の体力・脚力が必要です。今回は雨の心配は少ないものの、雨が降ったからといって、選手通過の支障をきたしますので、傘をさすことはできません。また、途中でトイレに立ち寄ることもできないため、体調の悪い場合は、早めにスタッフに申し出ることが必要です。

 

入念に膝のテーピング 下りで膝の衝撃が大きいので

入念に膝のテーピングをしていらっしゃるこちらの方。「自転車でノリクラに来ていたんですが、マラソンは取り組んでいたもののノリクラは走ったことがなかったので、今回は出ようと思いました。自転車と違って、マラソンでは下りで膝への衝撃が大きいのでテーピングしています。」

上りもつらいことは間違いありませんが、下りも衝撃に耐えうる筋力・体力が必要なようです。

 

かなり緊張している... =完走率は結構高いんですよ〜=
「そうなんですかっ!!すっごいリラックスできました」

ゼッケンをTシャツの装着しているこちらの方...「初めてなんでかなり緊張している。」

皆さん初参加の模様ですが、そのきかっけは...
「僕がこの大会を見つけてきてメンバーを誘ったんです。最近は限界まで行き着いた感じがして、マラソンのモチベーションをもう一度上げたい!だから、たまにはこんなレースも参加してみてもいいかなぁ〜と。生きて帰って来れるか!」

過酷なレースであることは間違いありませんが、生きて帰って来られるかなんて大袈裟...結構、完走率が高いことをお伝えすると、ほかのメンバーから「そうなんですかっ!!すっごいリラックスできました(全員大笑)」と、一瞬でメンバー全員の緊張の糸がほぐれた模様です。

 

7時、選手の方が続々と会場入 トイレには長蛇の列

7時を回ると、選手の方が続々と会場入りします。トイレは観光センター内に2箇所(1階・2階)と、屋外の公衆トイレがあって、それに加えて仮設のトイレが設置されていますが長蛇の列...

 

「頭痛いんです。地球が回ってます〜〜」 みんな「地球が回っている」と口々に − 昨晩は大宴会

昨日、トレランコースでお会いしたこちらのグループの方々。
昨日はよく眠れましたか?とお聞きすると、「頭痛いんです〜...なんでやろう〜...(飲みすぎですか?と尋ねると→)そうとも言いますね(笑)。まだ地球が回ってますわ!」と、昨晩は大宴会だった模様...他のメンバーも一様に「地球が回っている!」と口々にします。

たぶん、同様のケースは、乗鞍高原のあちこちの宿で夜な夜な繰り広げられたものと察しております。でも、みんなが集まってワイワイやるのが目的の一つでもあるんですよね。

 

大会長の福島 真氏

こちらは大会長の福島 真氏。「今年、参加者が少なくなり、昨日の受付で実質1500名ほど。開会式の挨拶でも言おうかと思ってんだけど、フルを考えられないかなぁ〜(フルマラソン)。もうそういう時期に入ってきていると思うんです。でも、どういう形がよいのか、走る立場の人に意見をいただきたい。」

コースレイアウトについては、まだ、これから選定されるようですが、三本滝から大雪渓までの上部エリアについては現状通りで、ゴールを観光センターに下げて、三本滝から観光センターまではスキー場内の初心者コース(迂回コース)を利用するなどの構想が持ち上がっているようです。

 

ご当地キャラクターで仮装、左:ぐんまちゃん(群馬県)  右:アルクマ(長野県)

どのマラソン大会でも人気の的になっているのは、有名キャラクターの仮装で出場する選手の方々。

左のグループは、群馬県のマスコットキャラクターの「ぐんまちゃん」。もちろん、みなさん群馬県からの出場。[今日はぐんまちゃんがくまモンを応援するよ!っていうコンセプトなんです。」と、指さしてくれたゼッケンにはくまモンが...震災に豪雨と災害が続き、全国でいろいろな応援の輪が広がっています。

そして、右の方はリュックも頭のりんごもすべて手作り。言わずも知れた長野県観光PRキャラクターの「アルクマ」。全員集まると20名ほどのアルクマになるとのことですが、今日はおひとりだけ。ちょっと残念。来年は全員そろってお願いいたします!

 

今年はドラゴンボール 昨年は水戸黄門と当山の金さん
第10回 乗鞍天空マラソン(2015/06/20〜21) C

ドラゴンボールの衣装に身を固めるこちらの方々、「重たくはないんですが、難点は暑いんです。早く上まで行かないと...でも、5時間目いっぱい楽しみながら行きたいと思います。仮装での出場はノリクラだけです。ここは応援がいないので大体毎年やっています。」

ということで、昨年はどのような衣装だったのかお聞きすると「水戸黄門と遠山の金さん」...ありましたよ〜昨年画像に、でも片肌脱いだ桜吹雪に鳥肌が立ち、寒い中でもパフォーマンスを忘れない精神がすばらしいです!

 

昨年出られなかったので今年はどうしても出場したい...

「去年来られなくて...今年は足首故障して、数日前から走れるようになったので、今日はとりあえず三本滝まで走ろうかなぁ〜と思って...やっぱり、どうしても出たいんですよ。」と左の方。最初はヒルクライムでノリクラにお越しになっていたお二人ですが、宿泊した乗鞍高原の宿で乗鞍天空マラソンのパンフレットをご覧になり、それ以来、出場に向けてトレーニングを重ねてきました。今では天空マラソンが大きなイベントの一つになっています。

8月の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍では、大会出場に向けて年間スケジュールを調整しながらトレーニングする選手が数多くいますが、天空マラソンでも同じような想いの選手がいらっしゃることも確か...アソビといえども真面目にアソブことが大事です。でも、乗鞍天空マラソンのために日々トレーニングを続けるという選手が一人でも多くなるように、この大会も成長し続けることが大事なんですね。

 

【開会式】

開会式が始まる 乗鞍高原出身のシンガーソングライター
 高橋あずみさん

 7時45分、開会式が始まります。その皮切りは、乗鞍高原出身のシンガーソングライター 高橋あずみさんの登場。

 

乗鞍天空マラソンイメージソング「ココロノママニ」の熱唱 ジャンプしながらリズムをとる

乗鞍天空マラソンイメージソング「ココロノママニ」の熱唱に、ジャンプしながらリズムをとります。

 

乗鞍アルプホルン愛好会のメンバーの演奏

続いて、乗鞍アルプホルン愛好会のメンバーによる演奏。乗鞍高原の山々にアルプホルンの音色がこだまします。

 

大会長の福島 真氏の大会宣言
=来年はフルマラソンにしたいと考えています=

そして、大会長の福島 真氏(のりくら観光協会会長)が大会宣言を行います。

「全国各地からご参加いただきまして心から歓迎申し上げます。去年・一昨年とちょっと天気が悪くて、今年の参加人数がちょっと減ってしまいました。昨日の受付で1500名ほどになってしまいました。昨年までは2000人を超えていたんですが、天候のせいもあると思いますけども、11回の大会を迎えまして、この大会も何か少し変わっていかなければならなと、考えています。
そこで、私共考えておりますのは、コレ、フルマラソンにしたいとちょっと考えております。
これだけ過酷な大会でさらに距離を延ばすのかという声も聞かれると思いますが、コース取り・大会の運営の方もちょっと考え直して、それが可能なのかどうかぜひ皆さんにもご意見をお伺いしたいと思います。それでは第11回乗鞍天空マラソンの開会を宣言します(拍手)。」

「ええっ〜〜」 拍手も

「フルマラソン」の言葉に、会場からはどよめきと拍手が...

 

レースプロデューサー
三浦誠司氏
大会の注意点

そして、レースプロデューサーの三浦誠司氏から、大会の注意点などの説明がなされ...

 

エントリー数1710名−8時00分に一斉スタート

8時に一斉にスタートします。エントリー数1710名と昨年より500名も少なくなってしまいましたが、今年の大会が無事に成功すれば、きっと参加者再び増えてくるのではと思います。

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